ガラスの独房 2019-11-09 16:14:00 | 本の紹介 byパトリシア・ハイスミス。瓜生知寿子訳。扶桑社ミステリー。建築技師のカーターは無実の罪で刑務所に収監される。同室の囚人とトラブルを起こし看守に虐待され、両手の親指の機能が失われ、その痛みを和らげるためにと医師によりモルヒネ中毒になった。6年後、彼は出所したが。妻は弁護士と不倫、かつての仕事仲間がその弁護士殺害を唆す。ごくごく平凡な男が冷酷な殺人者に変貌していく様子が緻密に描かれて・・・さて、今朝のベル。まだ、夜明け前。