摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

講座からプロジェクトへ、プロジェクトから人生へ

2009-01-11 01:01:15 | 気づき
年末から取り組んでいた心理分析士養成講座のパンフレットが
完成に近づいてきました。
泰三さんと私が、パンフレットを作ろうと決めたのが
12月11日、私がみんなを誘ったのは12月12日だから
ほぼ1ヶ月でパンフレットは完成することになります。

この間、本当にたくさんのことを経験しました。
心理分析士養成講座の実践編になるだろうと
予想はしていましたが、
本当にそのとおりになりました。
講座の期間中に気づいたことと同じか、
それ以上の気づきがあったように思います。
メンバーの一人がメールに書いていたけど、
このパンフレット作成プロジェクトを終えて、
本当の「卒業」なのかもしれません。

もう細かい気づきは、思い出せないものもあります
最近、ぼろぼろ泣いたりして味わった気づきもあるから、
そういうものにかき消されてしまったみたいです。

そんな大きな気づきの1つが、
「言い出しっぺ宣言」をすることで訪れました。
「みんなが自分を主語にして(つまり主体的に)
プロジェクトに関るためには、まず提案した本人が
『私がこのプロジェクトの言い出しっぺです』と
宣言する必要がある」と、メンバーの一人から言われたのです。
なぜプロジェクトの途中であらためてそんなことを
する必要があるのか、
私自身もよく理解していませんでした。

でも、言われて気がついたことがあります。
なぜ、私は泰三さんがやりたかったことを
手伝っているという形をとりたかったかということ。
それは、「私なんかが提案しても、
みんなやる気にならないだろう」
と心の底で思っていたからでした。
だから、私には泰三さんという錦の御旗が必要だったのです。

実際にあらためて私が旗揚げしてみると、
「かおるちゃんが提案したから、私はやろうって即答したんだよ」
という返事をもらい、涙が止まりませんでした。
私はここで仲間の信頼を実感し、
私自身の仲間への信頼、いやもっと広く
人間や社会というものに対する信頼を強くすることができました。

今日、久しぶりに大勢の人が集まるところへ行き、
いろんな人と会話を交わす中で、
自分が本当にそれを楽しんでいること、
自分が受け入れられているという安心感を感じられました。
少しずつかもしれないけど、
着実に私の中の他人への恐怖心が解けていっているようです。

もう1つの大きな気づきは、つい昨日のことです。
編集後記は何が起こったかをまとめて書くのではなく、
プロジェクト責任者の私個人の最も印象的な
1つの体験を具体的に書くことで、
このプロジェクトの象徴とする。
果物に例えたら、実と皮を捨てて、芯だけ残す。
このアドバイスを受けて書いた編集後記を読んで、
「ウルウルしちゃった」という感想ももらいました。

そして、メンバーの変化も驚くべきものがありました。
以前は決して弱みを見せなかった人が、
電話で相談してくるとか、
自分の考えをはっきり出さなかった人が
みんなの前で率直な意見を出すとか。
自分の変化はよくわからないけど、
他人の変化は小さくてもよくわかります。
そんな変化を見つけるのが、
自分のことのようにうれしいです。


今、プロジェクトでの気づきが
あちこちへ広がっています。
特に母親として子育てをすることに関しての気づきが
増えているようです。
またお腹で赤ちゃんが育っているからかもしれないな。

「子育てなんて大っ嫌い!」と最近までよく思っていたけど、
昨日私の腕の中で眠ってる息子の顔を見ながら思いました。
「もしかしたら、まだ私は子育ての醍醐味を
味わってないだけかもしれない」
仕事でクレーム対応や営業をやっていた時も
最初は本当につらいことばっかりだったっけ。
でも、あの頃に得た「誠意は必ず通じる」という信頼は、
今でも私のコミュニケーションの根本になってます。

そんな素敵な気づきを
子育てから得られるかもしれないと思ったら、
もっと前向きに子育てに向き合えそうです。
いよいよ本格的に
私の人生自体が心理学ワークショップのように
怒涛の感情と気づきの連続になるのでしょうか。
請うご期待!