次期衆院選で野党一本化=蓮舫民進代表「乱立なら厳しい」
時事通信 10月8日(土)14時44分配信
民進党は8日、党本部で地方組織の幹部を集めて全国幹事会を開いた。
蓮舫代表はあいさつで、次期衆院選での野党共闘について、「小選挙区で野党候補が乱立すると、なかなか勝利に向けて厳しい」と述べ、野党で候補一本化を目指す考えを表明した。その上で、共産、生活、社民各党と幹事長・選対委員長レベルで調整を進める方針を示した。
蓮舫氏は「解散風が吹き始めている。いつ何があってもおかしくないように態勢は整えていきたい」と指摘し、来年1月の衆院解散も想定して準備を急ぐ必要があるとの認識を示した。
一方、蓮舫氏は「理念、基本政策が違うところと一緒に政権を目指すことはない」と述べ、共産党との「連立政権」を共闘の前提としない考えを明確にした。野党間の候補者調整に当たっては「地域事情を踏まえつつ対応する」と語った。
4野党は、衆院東京10区、福岡6区両補欠選挙(11日告示、23日投開票)で「与党対野党のシンプルな構図が望ましい」として、民進候補への一本化で既に合意。次期衆院選でも共闘を続けるかどうかが焦点となっていた。