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カップ麺の調理時間はなぜ3分? 誰かに教えたくなる驚きの仕組み

2015-12-31 16:30:47 | 珍事件・事故・その他・コラム
カップ麺の調理時間はなぜ3分? 誰かに教えたくなる驚きの仕組み

2015年12月31日 15時0分

ダ・ヴィンチニュース

 私たちの身の回りには、生活を便利にしてくれるさまざまな仕組みがある。家電や乗り物のように形のあるものもあれば、何かをするときの方法のように目に見えないものもある。いずれの仕組みも、最初は誰かの頭の中にある「アイディア」にすぎなかった。それが製品になったり、法則になったりして多くの人たちが共有するモノの仕組みなっている。それなら、その発想のきっかけやヒントになったものは何だったのだろうか? そこで、今回は『思わず人に話したくなるモノの仕組みふしぎ雑学』(中村智彦:監修/永岡書店)という本を紹介することにした。会話のネタになるのはもちろん、すごい技術を生み出した人たちを尊敬のまなざしで見たくなる本だ。

■町工場が生み出した技術が世界を変える!

【詳しくはこちら】ダ・ヴィンチニュースへ

 「仕組み」というと、専門のエンジニアが難しい数式を計算し、コンピューターと向き合いながら生み出す何だかとても難しいものというイメージかもしれない。しかし、新しい仕組みが生み出されるきっかけやヒントは、意外にも私たちの身の回りにころがっているものらしい。

 世界的に通用する「モノ」や「コト」の仕組みの多くを、実は日本の企業や日本のエンジニアたちが作り出していたということがこの本を読んでいくとよくわかる。しかも、世界に名をとどろかせるような大企業ばかりではなく、小さな町工場や中小企業からも世界に通用する仕組みが生まれているのだ。そのことを知ると、なぜか自分のことではないのに誇らしく感じてしまう。

■当たり前の中に詰まった不思議が見える!

 どの仕組みにも誕生の裏には人による発想があった。動植物や自然現象を観察していて偶然利用できることがわかったものもあれば、何らかの問題解決のために使える方法はないかと手当たり次第に当たっていて見つかったものもある。中には本来他のものに使おうとしていた技術が意外なところで役立ったというケースもある。いつも当たり前だと思って使っていたものやシステムには、想像以上に不思議が詰まっていたのだ。

 例えば、昔と比べて最近の注射は痛くなくなったと感じている人はいないだろうか。実は、蚊の針の構造をまねて開発された注射針が使われていることに関係がある。他にもハスの葉の構造を応用してはっ水素材が作られていることや、船底にくっつくフジツボの強力な接着力を人工合成できれば歯科治療が格段に進歩することなどがわかると、ついうんちくとして誰かに語りたくなってしまうのではないだろうか。

■身近な物事の仕組みについてわかるからこそおもしろい!

 仕組みというと、ものを動かすシステムやそのものの構造を思い浮かべがちだが、さまざまな決まり事をなぜそのように決めたかという点もある種の仕組みと言える。

 例えば、カップ麺の多くがなぜ熱湯を入れて3分なのかご存じだろうか? 本当は1分で食べられるインスタント麺も作れるのに敢えて作らないのには理由がある。1分で食べられる麺は、それだけ早く柔らかくなるわけだから、食べる先からどんどん伸びてしまうのだ。食べ始めてすぐに伸びてしまってはおいしくない。逆に伸びないように作ろうと思ったら、なかなかお湯で戻らない麺を作るのが一番だが、そうなると今度はでき上がるまでの時間がかかりすぎて待ちくたびれてしまう。そこで食べるのにも待つのにもベストなタイムが選ばれ、ウルトラマンが食べることのできない3分に決まったというわけだ。

 その他、地下鉄の出口番号に法則性があることや、新幹線の出発時間は0秒ではなく、15秒や30秒という15秒刻みのずれをわざと設定しているということは本著を読んで初めて知った。そして、家族に「知ってた?」と直後に語ってしまった。このような知っているようで知らない決まり事の秘密もこの本の中にはたくさん紹介されている。そのため、そういった方法や法則も仕組みの1つなのだと再認識させられる。

 本にどれだけ詳しい図面入りで仕組みが載っていても、いくらスゴイ最先端技術が使われていることを知っても、普段の生活で使わないものや縁もゆかりもないようなものに利用されている場合は話題にしにくい。そのものの説明から始めなければならないからだ。しかし、この本に載っている「モノ」はかなり身近な道具や誰もがよく知っている法則ばかりだ。そのため、休憩時間の軽いおしゃべりや、ビジネストークの本題に入る前の話題に利用しやすい。1つの仕組みについては1~2ページほどとコンパクトにまとめられているので、通勤時間にでも読んでみてはいかがだろうか。

性交渉の経験がないことをバカにする医師も!? 女性が産婦人科に行きたくない理由、

2015-12-31 07:27:42 | 珍事件・事故・その他・コラム
性交渉の経験がないことをバカにする医師も!? 女性が産婦人科に行きたくない理由、1つは「内診がいや」もうひとつは…

2015年12月30日 21時45分

All About

「子宮がん検診のハードルを下げる方法」(http://allabout.co.jp/newsdig/c/70663)という記事にたくさんのコメントを頂き、ありがとうございました。

ツイッターの方でもかなりこの話題でもりあがりまして、いろんな意見を聞かせていただきました。内診が嫌という以前に、「産婦人科が嫌い、行きたくない」という人も結構いらっしゃるようです。

理由は大きく分けて2つ。1つ目は、産婦人科に行ってすごく嫌な思いをしたため、「産婦人科医なんて嫌いだ!」となってしまっているもの。

・性交渉の経験がないことをバカにされた
・とにかく早く子どもを産むように言われた
・もう子宮は要らないでしょと言われた
・子どもを産んでないと一人前じゃないかように言われた

など。暴言を吐いて患者さんを傷つける同業者がいることについては、生身の証拠も複数知っていますし、申し訳ないの一言に尽きます。生殖に関する臓器の診察に関わることと生殖に関する価値観を押し付けることを混同している人がいるのは事実です。

子宮筋腫などの病気で手術をする時に、今後子どもを産まないだろう人であっても子宮がなくなるのは嫌だという「喪失感」についても、私が医者になったころは今よりずいぶん軽視されていました。

性機能に関することは言わずもがな……。「穴があったら性行為ができるのに、女性に性機能なんてあるの?」「旦那さんのために痛くても我慢してね」と言った男性医師、強姦後診察の時に必ず被害者に「説教する」という女性医師……。

ご存知のように産婦人科医は全国的に大変不足しています。不足しているということはクオリティーがまずくても、仕事を続けられてしまうと言うことです。

しかし、一方で、医療は人と人なので相性もあります。意図しないように言葉が捉えられることもあるので、必ずしも悪意やモラルの低下ではなく、齟齬ということもあります(東京に来て間もない頃は、関西だとスムーズに行くコミュニケーションがうまくいかず、結構苦しんだ経験があります)。

いずれにしても「産婦人科医は嫌い!」と何千人もいる産婦人科医全員を否定せず、合うドクターを捜してほしいです。

2つ目は、妊婦さんのいる空間に行きたくないというもの。この意見は結構多かったです。

このようなコメントもいただきました。

・行きにくいが一番にあります
・産科と婦人科一緒だと、妊婦さんと一緒というのもちょっと嫌かも……
・皆が妊娠出来るとは限らないし、羨ましい反面自己嫌悪になりそう

妊婦=幸せの象徴、そういうものを見せられたくない、と考えられてる方も多いようです。妊娠=幸せという価値観が広まっているせいでしょう。

これはある程度医療サイドも配慮すべき点もあって、例えば不妊治療のクリニックでは子連れ禁止のところがあったり、流産や中絶の患者さんと妊婦さんを相部屋に入院させないようにしているところは結構あると思います。

ただ、これも「完全な配慮」を医療サイドに求められても難しいです。

例えば、妊娠して産婦人科に通っていたけれど、診察室で赤ちゃんの心拍が止まっていると言われたとしましょう。すると、その後から、今までいた待合室は苦痛の場所に変わってしまいます。しかし、病院側が配慮してたまたま空いている個室に案内したとしましょう。すると今度は「赤ちゃんの心拍が止まっていると宣告され、その後個室に隔離された」とネガティブに捉えることもあるでしょう。

つまり、周りの環境ではなく、苦しみの原因の根本は自分の心の中にあると。

産婦人科医の江夏亜希子先生がツイッターで、

「『妊娠できない私ってこんなにかわいそう』って悲劇のヒロインから抜け出せたのは自分のなかに『子供がいない人はかわいそう』という差別意識があることにふと気づき、愕然とした瞬間でした」

とつぶやかれていて、なるほどと思いました。

もちろん、どうしても妊婦と一緒の空間にいたくないという方は、クリニックのホームページを見るなどして、妊婦健診を行っていない施設を探していかれると良いと思います。

前述のように医療サイドも出来るだけの配慮はしますが、自分が見たくないものを視界からすべて配慮することを求められても、コストと人手の面から難しいこともあります。

全国的に産婦人科医が不足していることは確実なので、患者さんのいろんな要望に答えられない理由は10個くらい簡単に挙げられます。でも、出来ない言い訳だけでなく、その中でもできることはやっていきたいと考えている産婦人科医も多いです。

「産婦人科に行くのは嫌だ」と拒絶してしまっては、結局自分の身体に不利益は起こります。嫌な原因は何なのかを分析して、「ここなら行ってみようかな」と思う施設を見つけてみてください。