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小池知事の都庁粛清リストに局長級の名前が複数 逃げた石原慎太郎氏は“崖っぷち”

2016-10-08 17:12:22 | ニュースまとめ・総合

小池知事の都庁粛清リストに局長級の名前が複数 逃げた石原慎太郎氏は“崖っぷち”

夕刊フジ 10月8日(土)16時56分配信


 東京都の小池百合子知事が、都の体質に怒り心頭に発している。自己検証では、豊洲新市場の「盛り土」未実施問題の真実は明らかにならず、全容解明のために、行政監察の手続きやプロジェクトチームなどを駆使する意向なのだ。小池氏が狙う「豊洲問題の事件化」とは。石原慎太郎元都知事(84)時代の「負の遺産」が指摘されるなか、処分対象候補をまとめた「粛清リスト」なるものが取り沙汰されている。

 「都の調査に協力する意思に変わりはなく、『聞き取りを拒否した』という報道に戸惑っている」「年を重ね、記憶が正確でなく、このところ体調がすぐれない。できることなら書面によりご質問いただければ、記憶を整理して誠意をもってお答えしたい」

 石原氏は6日、こんなコメントを発表した。同日朝刊などで、「石原氏、聴取拒否」「慎太郎氏、逃げた」などと批判され、釈明したのだ。

 だが、石原氏は都政への信頼を失墜させた、豊洲新市場の「盛り土」未実施が決まった当時の最高責任者である。最近もベストセラーを執筆し、都知事選では小池氏を「大年増の厚化粧」と罵倒し、報道番組では「都の役人は腐敗している」などと吠えていた。

 普段から「男らしさ」を強調している御仁なのだから、多少の体調不良を押してでも、正々堂々、都民の前で事実を語る責任があるはずだ。

 豊洲新市場については、建設工事の基本設計が発注された2011年3月には地下空間に関する記載はなかったが、同年6月に完成した基本設計は地下空間を設けることになっていた。

 この背景について、「石原氏は当時、新銀行東京の不良債権問題で追い込まれていた。これに豊洲の問題が重なり、『政治判断』が行われたようだ」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)という分析もある。

 「豊洲の闇」に迫るため、小池氏は「行政監察」の手続きや、「プロジェクトチーム」を駆使して、真相解明に迫ろうとしている。

 「行政監察」とは、都が行った業務や国の補助事業などが適正に行われているかを、都が自らチェックするという仕組みだ。都の場合、通常は総務局内の行政監察室が担うことになるという。

 ある都職員は「どこに光を当てるかで、監察の仕方も違ってくる。都議会の一般質問で、知事は『退職者も含めて懲戒処分などの、しかるべき対応をとる』と答弁した。豊洲新市場の事業に関わった人物が、その職責を果たしていたのかどうか、詳細にチェックすることになる」と語る。

 当然、石原氏についても監察すべきだろう。

 「プロジェクトチーム」の動きも注目される。

 小池氏は「都民ファースト」「情報公開」「税金の有効活用」を掲げて、9月29日に「内部統制プロジェクトチーム」を立ち上げた。メンバーは、元会計検査院の飯塚正史氏と、慶応大学教授の上山信一氏、弁護士の加毛修氏、元検事で弁護士の坂根義範氏、一橋大学教授の佐藤主光氏、公認会計士・税理士の須田徹氏で、いずれも都の特別顧問となっている。

 今後はプロジェクトチームの助言を得ながら、処分の対象となる歴代市場長や元職員、幹部職員を特定していく。

 当然、犯罪行為が見つかれば、捜査当局に通報することになる。

 そんななか、処分対象候補をまとめた「粛清リスト」が存在するという。関係者によると、西新宿にそびえ立つ本庁勤務の約60人の局長級(次長、理事などを含む)のうち、複数人の名前も掲載されているようだ。処分の時期については、都議会が終わる来週以降になるという。

 小池氏の狙いと、石原氏の不可解な動向をどう見るべきなのか。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「小池氏は、一連の不祥事を事件化していきたいと考えているのではないか。石原氏は、公開の場で『背任』的なイメージを貼られるのを嫌っているのだろう。今後、都職員たちは責任を押しつけられないよう、どんどん情報を出してくる。石原氏は『進むも地獄』『退くも地獄』という状況に追い込まれそうだ」と語っている。

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