志情(しなさき)の海へ

琉球弧の潮風に吹かれこの地を掘ると世界と繋がるに違いない。世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

ゴキブリや蜘蛛や蟻の生態を応用した薬品や医療製品が結構あるんだよね、と若者が言った!

2011-05-31 00:17:37 | 動植物
ゴキブリや蟻や蜘蛛からいろいろに薬品や医療製品やその他宇宙工学の中にも応用されるものがあるんだよ、と話す若者にしばし聴き惚れていた。化学の発見と応用の世界には夢やロマンがあるように思える。海洋生物学科や農学科の学生たちが最近生き生きして見える。人文科学や社会科学がなぜか陳腐に思えてきたりもする。

人類の未来に貢献できる発見が身近に潜んでいる可能性は大きく、それが地球の無数の有機・無機物の総体と係わっているのだという単純な事実に思い至る。この地球の自然のすべてを大切にしなければ、人間も生きてはいけなくなるーー。そして絶え間なく探求する人間の精神の営みにはロマンが漂っている。現況の問題をまた解決していく手立てを考えさらにその次へと歩を進める。カオスの底の底からまた立ち上がる。より良き環境、より良き社会、より良き製品、便利な物、果てのない欲望と渇望と知識欲と発明欲、発見欲、想像欲、創造欲、利潤欲ーーー、どこまで至るのか、果てしのない宇宙の原理へと向かう人間の英知がある。数多の謎はまたそこに溢れていて、果てもなくそれらに挑んでいく人類の知恵と欲望、それらが類としての人間の未来と現在に良き果実をもたらすものかどうか、今日より明日はより良い製品や便利なもの、よき社会システムが生み出され、環境に優しい物が生み出されるのか?危機感と隣合わせに人はまたそれ(希望)と向き合う。

可能性や果てのない問いの応えを求める人間の探究心が消えることはないのだろう。それゆに明日がある。限りある命の連鎖の中で信じられるものーー。未来、人類の未来への希望と夢!絶望ではなく希望、究極的な良心という言葉をアウシュビッツを生き延びた女性が言葉にしていたが、恐ろしい人間の虐殺という現場・体験を経て彼女が発したことばは、自身の体験は、多くの生贄は究極的な良心を喚起させるためにあると語ったのである。

怖ろしき物に向き合ってかつ楽観的に人類の英知を信じる。可能性を信じる。ーーー!常に絶望と背中合わせの希望!ゴキブリの生命力から得られるエキスが人類の明日にもたらされるもの、自然界の在り様そのものの中でその一部として生きる。生命の星の一滴を生き飲みほすーー。なぜか生きているという事の不思議に打たれる。小さな蟻の群れが盛んに目に入ってくるようになった。生きている微小なモノたちに水をかけたりする。生き物があふれるこの世界の中で生きていること生かされていることに素直に感謝の気持ちを持たざるをえない。

「蜘蛛の糸はどれほどの力があるか分かる?」と聞く若者がいる。「俺も遺伝子組み換えとかそんな研究などしてみたいな」などと言う。病理学でもいいな。何か新しい発見に貢献できるのはいいね。深海魚の生態について資料を読み込んでいた学生を思い出す。地震があった海洋でなぜかその姿が多くみられたという深海魚!生き物は察知しているのである。ガイアの原理は生命体としての地球の原理か?

ゴキブリが駆除の対象としての研究だけではなく化学や軍事的利用対象として大いに研究されているのらしい事が分かる。

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核物質の検出となると、ゴキブリは理想的な候補だ。
何週間も餌なしに生きられるし、非常にタフだ。誰もがこの虫を嫌う理由が、
その強みになっている。また、南極大陸以外のすべての大陸に入り込んでいる
[グリーンランドや南極にも生息しているという情報もある]。
さらに、35分間まったく止まらずに走り続けることができるし、3グラムの背中の
ポッドを数週間運べるほど耐久力がある。その上、放射線に対する耐性もある。
 [Discovery Channnelの『怪しい伝説』で、ゴキブリが放射線に耐えられるかどうか
 という実験を行なったところ、人間にとって致命的な量の10倍である1万ラドでも
 耐えられた。放射線耐性がゴキブリより強力な甲虫もいる]

こうしたことに加え、ゴキブリの駆動機能は単純で、携帯電話と同じような
低エネルギー回路で稼働する。操作する人間は、触角と脚の筋肉に圧力を加える
装置を使用して、ゴキブリを前や左右に動かすことができるという。

テキサスA&M大学の研究者チームは、サイボーグ化したゴキブリを使って、
調査活動や環境モニタリングだけではなく、スパイ活動を行なうことも検討している。
同チームの研究企画書はこう書いている。「ゴキブリは隠れることを好むが、
常に人間の近くに存在する。嫌悪する人もいるが、疑いを持たれる可能性は低い」
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最近学生が動物のホモセクシュアリティ―について英文記事・エッセイを読んで紹介していたが
ある女子学生はゴキブリについて調べていた。あらゆる生き物が研究の対象としてある事
は不思議でもなんでもない。あらゆる事象が研究対象である。有機・無機に関係ない。

社会・人文科学の研究の面白さとは異なる面白さがそこにあって、それがまたストレートに商業ベース
に係わるという事もその通りのようだ。

深夜のニュースで日米が辺野古移設の方針に変りはないと報じている。{あら、まぁ}である!
2+2が開催される。日米合意の確認になるという。地元の住人の意思を無視し続けるのである。
段階的解決ということでそれらを是認すると、永遠の要塞基地を受理することになる。絶望的な
社会現象・政治(生存)があり、それを無化できない限界がどこにあるのか?やれやれ!
救いようのない人間社会(それとも弱肉強食の合理的組織体?)は常に軍事(威嚇し殺す機能・自己防衛するシステム)を背負ってある。やれやれこんな事を書き連ねて肝心のレポートチェックが後回しになる。これらのことばにどんな意味があるのか呆れている。

<後でゴキブリやどぶ鼠の写真でも撮ってUPしたい思う。それとも実に微細な蟻の群れでも?>

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