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演劇はとても良かったですね!→【映画】焼肉ドラゴン【中国語字幕有】

2019-01-29 18:57:55 | 映画

見たかったので、Youtubeで見れるのはいいですね!とてもいい作品です。人生の哀歓が画かれています。ドイツのブレヒトの肝っ玉お母とその子供たち』のような作品だろうか、などと思ったのですがー。

【映画】焼肉ドラゴン【中国語字幕有】

https://www.youtube.com/watch?v=H-qoKBxLIoU

物語:演劇バージョン[以下、備忘録]

   義信(チョン・ウィシン/てい よしのぶ、정의신1957年7月11日 - )は、劇作家脚本家演出家兵庫県姫路市出身。国籍は韓国

金龍吉は第二次世界大戦に従軍して左腕を失い、四・三事件で故郷の済州島を追われて来日した高英順と再婚する。龍吉は長女・静花と次女・梨花、英順は三女・美花をそれぞれ連れており、二人は国有地を不法占拠した集落で焼肉店「焼肉ドラゴン」を開業し、やがて長男の時生が生まれた。

作中では1969年春から物語が始まり、中学生となった時生が「僕はこんな町大嫌いだ!」と屋根の上で叫ぶ。梨花は李哲夫と結婚パーティーを挙げようとしていたが、区役所の窓口で担当者と哲夫がケンカして婚姻届を提出できなかった。夏になると国有地から立ち退くように一家は通知を受け、有名私立中学に通う時生はいじめにあって不登校となる。哲夫が働かないこともあって梨花は立腹し、かつて付き合っていた静花の事をまだ好きなのではないかと責める。これを気にした静花は尹大樹と付き合うが哲夫はそれでも好意を捨てず、梨花も常連客の呉日白と関係を持つようになった。

いじめが続いて時生は失語症となり、美花は勤め先のクラブの支配人の長谷川との不倫が明らかになる。冬になり静花と大樹は婚約したが、そこに哲男が現れて静花に一緒に北朝鮮帰国事業で移住する事を求め、静花はこれに応じる。留年した時生に対してそれでも学校に通うよう龍吉は説得するが、時生は屋根から飛び降り自殺をしてしまう。1970年になり、妊娠した美花と結婚するため長谷川は妻と離婚した。土地の収容に訪れた公務員に、龍吉はこの土地は自分が買ったものだと主張し、感極まって「戦争でなくした腕を帰せ」、「息子を帰せ」と叫ぶ。

1971年春、ついに店は取り壊される。哲夫は帰国事業で二度と再会できなくなる未来を暗示するように記念写真をしつこく撮り、梨花は呉日白と韓国へ移住、三女の美花は長谷川と日本でスナックを経営して一家は離散する。龍吉と英順はリヤカーに荷物を載せて去り、死んだ時生が屋根の上に現れて「アボジ!オモニ!本当はこの町が大好きだった!」と叫ぶ中で桜の花びらが降ってくる。

ベルトルト・ブレヒト(Bertolt Brecht, 1898年2月10日 - 1956年8月14日)は、ドイツ劇作家詩人演出家。本名:オイゲン・ベルトルト・フリードリヒ・ブレヒト (Eugen Berthold Friedrich Brecht)。アウクスブルク出身。ミュンヘン大学時代より文学活動を始め、1922年に上演された『夜うつ太鼓』で一躍脚光を浴びる。代表作に『三文オペラ』『肝っ玉お母とその子供たち』『ガリレイの生涯』など。第二次大戦中はナチスの手を逃れて各国で亡命生活を送り、戦後は東ドイツに戻り劇団ベルリーナー・アンサンブル (Berliner Ensemble) を設立、死去するまで活動拠点とした。

ブレヒトは政治やマルクス主義との関わりから、役への感情移入を基礎とする従来の演劇を否定し、出来事を客観的・批判的に見ることを観客に促す「叙事的演劇」を提唱した。その方法として、見慣れたものに対して奇異の念を抱かせる「異化効果」を始めとするさまざまな演劇理論を生み出し、第二次世界大戦後の演劇界において大きな影響力を持った。


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