志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

昨夜2つの論文を読み、うるまネシアとうらそえ文芸など読んで、肝心の校正も論文もできず!

2012-05-29 08:45:15 | グローカルな文化現象
              (かつての名護の七曲り、国道58号線のソテツ)

読んだ論文のことや、うるまネシアのエッセイ集(論稿)について書きたいと思ったのだが、ツイターとブログで写真紹介で時が過ぎた。『うるまネシア』は面白かった。大城さんの論文「日本植民地国家論(14)重層植民地オキナワは丁寧には読んでいないが、結論はいい。全米軍基地撤去の運動ですよ。同感!

高良勉さんはよくデーターを読む方なんだと、思う。それらを集約する能力に長けているのだと言えようか。渡名喜守太さんが展開した論をさらに深化させた論の組立かな?渡名喜さんは一冊の本にご自分の論理を展開してほしい。期待しています。ウチナーンチュによるウチナーンチュのためのウチナーンチュの学校つくりをしたい、と話していたね。それらの小さな細胞がどんどんできつつあるのはいいね。宜野湾の「しまんちゅスクール」もその一つだろうし、赤嶺ゆかりさんたちの「オキスタ107」もその流れで、松島さんたちの「わったーうちなー」だったかの組織もそうかもしれない。

石原昌英さんが唱える複言語主義もいいね。日本語、ウチナーヤマトグチ、琉球諸語の一つを言語使用領域によって使いわけて精神の植民地主義から脱却する、なるほど。

(母の家の草花)
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仲里功さん、新しい本を出版されたのですね。『悲しき亜言語帯』(未来社)です。


アウトラインです。

Ⅰ 詩のゾーン
 一 耳と郷愁――山之口貘のアポリア
 二 川満信一論
 三 中里友豪論
 四 高良勉論
Ⅱ 小説のゾーン
 一 いとしのトットロー――目取真俊とマイナー文学
 二 占領と性と言語のポリフォニー――東峰夫「オキナワの少年」
 三 夢みるパナリ、パナスの旅――崎山多美のイナグ
Ⅲ 劇とコラムのゾーン
 一 入れ子ダイグロシアとまなざしの壁――知念正真「人類館」
 二 されどオキナワン・トゥンタチヰー――儀間進と見果てぬ夢
Ⅳ 植民地のメランコリー――沖縄戦後世代の原風景
 一 桃太郎と鬼子
 二 翻訳的身体と境界の憂鬱


仲里効(なかざと・いさお) 47年生。著書に『オキナワ・イメージの縁(エッジ)』『ラウンド・ボーダー』『フォトネシア』ほか。編著に『沖縄/暴力論』。

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読みたいですね。今後の論稿に生かせるかもしれないと期待しながらー。

『うらそえ文芸』は対談がどういう意味なのか、よくわかりかねた。上原正稔氏の「ウチナーグチの秘密の扉が開かれたーその鍵は梵語だ」は面白かったけれど、もっと深い掘り下げが読みたいと思った。言語学者の緻密な分析からまた見えてくるものが読みたいとーー。
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昨夜は「八月十五夜の茶屋」関連の論文2つ読んだが、6月16日の研究発表に向けてとてもいい参考資料でした。りささん感謝!文献を取り寄せる必要がある。
6月に入ったら少しまじめに向き合わねばならないーー。


(日々草の仲間?)


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