志情(しなさき)の海へ

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ロボットが古典音楽を歌い「おもろ」を謡う時代になると『琉球諸語』もロボットが教える?

2015-05-06 20:49:08 | 思いがけない事

                      (春の海、海鳥が番で捕食している#)

以前から観客反応の分析を工学の専門家の助言を仰ぎながらしっかり取り組んでみたいと考えていたが、古典音楽の声楽分析を専門的にされている仲村先生からお話があり、この間疎かった、苦手にしていた芸能の「歌」「三線」「筝曲」などの音とのつながりが深まってきた。舞踊にしても地謡との兼ね合いであり、地謡とのオーケストラである。その地謡が全部女性だった時代が270年間もあったという事実の前で、ため息をつく。女性たちが古典を歌い三線を弾き、筝曲を奏で、女性たちが若衆踊りや二才踊りをやってきた事実の前で、ため息をまたついている。

女性芸能者をまとめているところだが、奥が深くそれだけで一冊の本になりそうだが、一章でまとめるには膨大だと思い始めている。歌・三線、筝曲、舞踊、演劇である。それらに長けた女性たちが近代においてもいたのである。近世においてもである。無視されたきた女性芸能者たちの歴史を表に出すことが目標である。

仲村さんは音源を聞けば地声、裏声、混声、息継ぎから色合いまで分析する方だから、女性たちの古典音楽の実相が浮かび上がってくる。そしてまさに音響学の工学部の教授はそのさらなる分析をされているわけで、鬼に金棒である。今日、T先生からメールをいただいた。いよいよ、この間取り組みたいと思っていたある目的が一歩前に進んだような気がしている。[ask and you shall be given]の心地がしている。ASKしてもなかなかかなえられないことも多々あるが、研究の領域は前に一歩前進できることがわかる。

観客反応分析と舞台との相乗効果について、まとめる日も近くなってきそうだ。それはまたテキスト分析の一環でもある。舞台のPerformativityも実際はどう身体が反応しあっているのか、まで分析するとやはりそれはまた工学の力が必要になる。運動工学、映像分析、音(台詞)分析、関係性の動向分析と、舞台芸術がかなり科学的な研究になっているのは事実だ。去年イギリスの国際学会ではやはりIT技術を使って3Dでオペラの美術や舞台全体の動きを分析して見せるフランス人教授がいた。

すべての現象(表象)が科学的な分析がなされていく時代なのかもしれない。レントゲンのように見えてくる事象ということになるのだろか?少しわくわくしてきている。眼前の課題を少しでもまとめなければならない今!明日は午後から聞き取り(インタビュー)が予定されている。それもまたわくわくの原因かもしれない。

 

      うりずんの季節、海岸も森・杜・野原も若草色に染まる!沖縄の春の色は桜色ではなく若草色!

 



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