goo blog サービス終了のお知らせ 

OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

プルモライト 君の街まで声彩を放つ~vivid undressとヤバ谷園ツアー~ 福岡Queblick

2018-10-17 19:25:25 | LIVE

9/25に行われたこのライブはvivid undressがまた見たかったからという所で行きました。主催はプルモライトなんですけど。
ヴィヴィアンに関しては2/9に観たのが5人体制最後のライブで、今の4人体制でどうなっているのかっていうのが知りたくて、彼女たちの現在の姿を見ておきたくて、行くことにしたんですけど。

【Eat Scene】
なんだろう、YouTubeで聞いた時は好きな感じの曲があったのにライブで聞くとあんまりピンと来なかったのはなぜだ....



【Smily Tinky】
これで見るのが2回目なんですが、申し訳ないんですが完全に好みが合わない。でもライブは好きな人は凄く楽しめると思う。
ハッピー感全開なところが、この方々の武器なのかなと。




【アイビーカラー】
初見でした。大阪ノスタルジックピアノロックバンド。アイビー(永遠の愛) / カラー(=Caller.発信者)の名前のように、決して消えることのない「愛」という言葉に住む、「愛の狭間」の感情の揺れ動きを表現されているそうです。彼らもミニアルバム「弾けた恋 解けた魔法」のリリースツアー「tour18 夏に魔法をかけられて」の一環という事でのライブでした。
何というか、瑞々しさや儚さや優しさが同居している、単純にポップとかそういう言葉で簡単に片づけられない、独特の淡い光を纏ったようなバンドでした。「魔法をかけられて」「夏の終わり」「ハッピーエンド」等、その新しいアルバムからの楽曲を中心としたセットリストでしたが、勢いでごり押したり、煽ったり、ラウドな音で圧倒するようなものではなかった。ですが、丁寧に繊細に紡ぎ出される一つ一つの「歌」が圧倒的な存在感を放って届けられていました。だから結構体を自然と揺らしながらゆったりと堪能できました。なんか温もりの中に包まれているような時間でした。



【vivid undress】
SE
1.生きて生きて
2.BRING ME LIGHT(English Ver.)
3.さよならジレンマ
4.シーラカンスダンス
5.パラレルワ
6.yours

オリジナルメンバー5人で演奏した2月とは、1人いないだけでこうも見方が変わるモノかというのが最初に思った事でした。ドラマーはサポートで、その人が正規メンバーになるのか否かは分からないけれど、不完全な体制である今の状態は、逆に不安定だからこそ必死に一つ一つのライブを必死にやるんやっていう危機感や高揚感が強く出ていたように見えました。killaの歌、リオ様の煽り(彼が柳川出身だという事を初めて知った)セットリストは特にテーマが無いようで「Re:0」が中心だったのかなと。切実なんですよね、、楽曲がどれも。「BRING ME LIGHT」「さよならジレンマ」「パラレルワ」とか、今の心境をリアルに綴った歌が多いような気がしたし。「シーラカンスダンス」で珍しく「後ろの方も踊ってくださいよ!」と煽ったり、合唱が起こると「最高♡」と高揚していたり、メンバーのパフォーマンスがフロアの盛り上がりに併せてどんどん自由になっていってました。それ以上にその奏でる音が、歌が、より赤裸々に響いてきました。それは多分、自分達がこの先を超えていくんだっていう意識の表れだったんじゃないかなと思うし、うちらが盛り上がることがバンドにとっての力になっとるんかな...とも思いました。ラストの「yours」は、餞別の歌でもあり応援歌でもあり自分達への決意表明でも、思い思いに解釈できる曲なんだけど、今の彼女たちの一番コアな部分がこの曲に込められてるように思いました。正直、演奏見てて感動しましたね。



【プルモライト】
札幌出身の4ピースバンドでこちらも初見でした。バンド名は「クラゲの光のような幻想ワールド、瞬く攻撃的ロックサウンド×哀愁フィーメイルヴォイス」が由来とのことです。『声彩を放つ』はその名前の通り、曲のタイトルに色の名前が入っています。それは。「1曲1曲を聴いた時に思い浮かべる情景や、心情を、“色” という情報をいれる事によって、聴く相手の心に入り込みやすいモノにしたかったから」とのことです。ディザー映像を見たんですけど、実際その「色」が入ることで楽曲そのもののイメージにスッと入って行けたって言うのがありました。だから、ライブでこれがどんな景色を作るのか、が観たかったというのもあって今回来ました。
冒頭からリード曲の「赤色に狼狽」で始まり、「八回目のマニフェスト」「Mr.Violet」「イエロウが見てる」「間もなくフィクション」とvivide undressのポップで浮遊感のあるサウンドとは違い、豪快でラウド寄りなバンドアンサンブルながら引けを取らないフィメールボイスの調和が絶妙でした。アルバムで通して聴いたらバリエーション多様で面白いんじゃないかと思いますよ。楽曲それぞれが一つにジャンルに囚われない多彩さで、それと相まって、音という色彩の中でトランスされているような感覚。音に乗せられる感覚。哀愁だけじゃない、音の楽しさみたいなものがありましたね。そんな空気がアンコールの1曲も含めて終演まで展開されていったライブでした。

振り返れば、バンドのカラーが多彩だし、バンド名に「情景」とか「色」をほうふつとさせるバンドも多かったこともあって、その一つ一つの異なった色彩が合わさった、独特な対バンライブだったなと。
主催のプルモライトも札幌在住という事で、何度も福岡までは来れないだろうから、本当に貴重な機会だったと思います。ありがとう。


DIR EN GREY TOUR18 WEARING HUMAN SKIN 福岡市民会館&Zepp Nagoya

2018-10-14 17:23:21 | LIVE

ああまた違う次元に行ったなあ、と。
本当に予想できない世界を作り出して連れてってくれるなあと。
ラストに流れた「Ranunculus」のPVを見ながら改めてライブを振り返った時に、PVそのものの芸術性を見てそう感じたし、
それまでのライブが壮大な予告編だったという事に気付かされる、過去と今と未来を繋ぐものになっとるんやなあと思いました。

DIR EN GREYの夏のツアー「TOUR18 WEARING HUMAN SKIN」は福岡と名古屋2daysで計3公演参加してきました。
1つのツアーで大体1本、多くても2本ですが、今回はスケジュール的にも恵まれて生まれて初めて3本行くことが出来ました。
細かな説明はもう良いだろ。

【8/28 福岡市民会館】
SE
1.詩踏み
2.Ash
3.蜷局
4.腐海
5.Phenomenon
6.Devote My Life
7.軽蔑と始まり
8.輪郭
9.THE BLOSSOMING BEELZEBUB
10.Ranunculus
11.人間を被る
12.The inferno
13.THE III D EMPIRE
14.Beautiful Dirt

ENCOLE
15.理由
16.Values of Madness
17.THE FATAL BELIEVER
18.Revelation of mankind
19.羅刹国

【9/14 Zepp Nagoya DAY1】
SE
1.詩踏み
2.Ash
3.蜷局
4.腐海
5.輪郭
6.Devote My Life
7.軽蔑と始まり
8.Phenomenon
9.THE BLOSSOMING BEELZEBUB
10.Ranunculus
11.人間を被る
12.THE FATAL BELIEVER
13.THE III D EMPIRE
14.Beautiful Dirt

ENCOLE
15.理由
16.Values of Madness
17.鱗
18.Revelation of mankind
19.羅刹国


【 9/15 Zepp Nagoya DAY2】
SE
1.詩踏み
2.咀嚼
3.蜷局
4.腐海
5.理由
6.Devote My Life
7.軽蔑と始まり
8.輪郭
9.THE BLOSSOMING BEELZEBUB
10.Ranunculus
11.人間を被る
12.Values of Madness
13.Ash
14.Revalation of mankind

ENCOLE
15.鼓動
16.The inferno
17.THE III D EMPIRE
18.Beautiful Dirt
19.羅刹国

ENCOLE2
20.Sustain the untruth

ツアータイトルは直訳すると「人間を被る」ですが、これ以外につけれるタイトルが無かったんだろうと思います。
元々このツアーは10th ALBUM「The Insulated World」リリースに伴うアルバムツアーだったのですが、アルバム制作が当初のスケジュールより遅れて、ツアーの合間に出す形になったので、プチ・アルバムショーケースなツアーになったんだそうです。何時もの如く彼らのライブに行くときには事前情報を仕入まず、予備知識0で行くので、アー写以外の彼らを知りません。でもあのアーティスト写真は結構衝撃でしたね。今まで黒ばっかりだった人達が白を基調にしていて、京に至っては上から下まで真っ白で狂った、でもどこか神々しい仏のようなビジュアルでした。メイクをしているバンドでフロントマンが坊主にメイクという成り立ちで違和感ないのって彼ぐらいじゃないですかね。どうでも良いことですけど、違和感がないって思う所に、バンドの芯のブレなさみたいなものを再確認させられるんです。

そんなことを思いながら1本目の福岡から。実は前日にタワレコであったニューアルバムの特典会に参加したのですが、Toshiyaが来ていて、専用のポストカードにサインをその場で買いて渡すという流れでした。数秒くらいしか話してないんですけど「ありがとね」と笑顔で返してもらいました。夢の人が目の前にいるので緊張が凄まじかったけれど。
そんな余興の後での福岡市民会館。開花心眼以来という事でした。ソールドアウトではなかったし、最後尾6~7列目位は空席でしたけど、Zepp Fukuokaが今年の12月に再開するので、これからはもうそこでライブをしていくだろうから、福岡でホールというのも最期だろうと思いながら、その場にいる事自体を楽しみながら過ごしました。
2~3本目のZepp Nagoyaに関しては、何故名古屋にしたのかというと、日程が合ってたからというのと、あとこの会場そのものに行ってみたかったという気持ちが強かったからですね。名古屋は10年ぶりだったのですが、飛行機で行ってきました。名古屋駅もかなり変わっていたし、2日間とも生憎の雨だったので、殆どホテルから出ずに過ごしました。名古屋はラーメンと味噌カツを食べたこと以外、観光もしてないですね。だから「久しぶり」感は全くありませんでした。Zepp Nagoyaは名古屋駅から15分位歩いたところにある大学やらアミューズメント施設が併設されているエリアの一角にあって、目の前に大学があるんで面白かったですよ。黒い集団が道路をを挟んだ向こうに列をなしているのはどう見えるんだろうかとか思うし(笑)

DIRのライブは基本的に映像演出を用いるのですが、今回のツアーは福岡だと10列目位で間近で見れたんですが、ホール公演だと純粋なライブというより、総合芸術に近い感触だったし、逆にスタンディングは、1日目は600番台でやた後方で見ていたんですけど、全体的に生々しくライブの側面が出てました。こうも変わるのかと思いました。特に名古屋は飢えているのかツアーファイナル地だったからか分からないんですけど、なんか東京や福岡では見れない独特な熱気や盛り上がり方がありました。だからか、京も見ていて名古屋の方が煽ってたしノッているような印象を受けました。

衣装は最新のアー写で、京は名古屋初日以外はヘッドギアのようなものを付けていたんですけど、2曲目位で脱ぎ捨ててました。福岡の時は髪が生えてて金髪でしたけど、名古屋では剃り直してました。衣装も福岡は黒スーツに白シャツ、名古屋は1日目がお坊さんのような黒服、2日目がルナフェス2018のような衣装でした。
薫も黒と銀のツートンだったのが黒と紫のツートンに変わっていて、基本アー写衣装。名古屋2日目だけ黒のロングジャケット。Dieは毎公演アー写。Toshiyaは福岡と名古屋2日目が黒のジャケ+パンツ、名古屋1日目はアー写のエスニックな和柄衣装。Shinyaは白かった。

今回は共通して「詩踏み」で始まり、選曲自体も曲順の違いはあれどほぼ統一した内容だったので、如実にその違いを楽しめました。福岡と名古屋1日目がほぼ同じ曲順で、2日目がガラッと変わってたんで、まあ曲順が変わると曲やライブの印象も変わるんで、その違いを楽しみました。でも、この3本だと、名古屋2日目が一番熱かったです。感触として。
内容的には前ツアーの「真世界」の拡張版というか、共通なものを取り入れつつ、このツアーのために用意した曲もあるって感じです。選曲も「蜷局」「THE BLOSSOMING BEELZBUB」等のあんまりやらない曲が入っていたし、「ARCHE」の曲が多かったわけです。が、面白いと思ったのは、「真世界」の時には新曲扱いだったベストアルバムの再録曲や、その時からやっていた新曲「Ranunculus」「Values of Madness」なども盛り込まれていたので、再録曲は元より、この2曲の新曲さえ定番曲位の感じで聞けたことですかね。だから今回初披露された「Devote My Life」「軽蔑と始まり」という新曲を純然に新曲として楽しめる余地がありました。「軽蔑と始まり」はmode of DSSの時に演奏された新曲ですが、骨格そのものやサビのメロは変わらず、よりアレンジが明確になった印象でした。
未発表曲とベストアルバムの再録曲、さらに「理由」の再録ヴァージョンも含めると、満遍なくいろんな年代の曲をやっているにも関わらず、それが過去を懐かしむものではなく、「真世界」の先にある「未来」の姿としか感じなかった所に、このツアーの価値があったし、アルバムは発売されていないし、薫は「まだ何も始まってない」と言っていたけど、心境的にはもうこのツアー自体が「The Insulated World」の一環だったようにと思います。丁度10年前に行われた「TOUR08 THE ROSE TRIMS AGAIN」に似ているというか。

後、「人間を被る」という曲がどんどん印象が変わってきていて、なんかこれからのライブで当面外せない曲になっていきそうな気がしたし、全体的に激しい側面が「真世界」よりも多かった内容の中で、「Ranunculus」という曲のメッセージ性や普遍性がより強く感じられて、このツアーを象徴するものになったんやないかな、と思いました。

名古屋2日目はアンコールラストの後、その「Ranunculus」の映像が流れて終わりな所を、ダブルアンコールで「今日だけは帰らずに待っといてやったぞ」の京のMCの後に「Sustain the untruth」の大合唱。さらに、「TOU19 The Insulated World」の告知およびツアーの全日程が発表され、ツアーラストらしい終演の景色がありました。たぶん、今年のツアーはこれで終わりなのかな?とも思いました。
この名古屋2日目は僕は最前で見ました。貴重な夜を最前で見れて幸福でした。まあ肋骨が半端なく痛かったけどね(笑)ありがとう。
半年ってちょっと待ちくたびれるけど、楽しみに明日を生きよう、そう思います。


ニガミ17才B−2018− 福岡UTERO

2018-10-10 20:41:51 | LIVE

9月初っ端のライブは9/8、ニガミ17才主催の3マンライブでin UTERO
ニガミ17才は去年一度だけ見に行っています。その時はニガミ17才aというミニアルバムをリリースしてのツアーで、そして今回はニガミ17才bというミニアルバムをリリースしてのツアーの一環です。
昨年と違うのは同じ会場であるにも関わらず発売と同時に即効でSOLD OUTになったことですかね。当日券も一切発売されないというまさにプレミアもののライブになってしまいました。僕はまあ福岡だからどうせ買えるだろうと高を括っていたのですがそれが脆くも崩れ去る結果となりました。なので、本当は行けなかったんですけど、ありとあらゆるSNSを駆使した結果、なんと当日のチケットを1枚譲ってくださる方に出会い、当日直受け取りという形で参戦が実現したわけです。

ニガミ17才は「ただし、BGM」という曲が年明けすぐにYouTubeにアップされ、あの浮遊感とポップ感とミスマッチに思えた岩下優介の歌声が滅茶苦茶はまっていて不思議でかつ耳馴染みのある曲にどんどんと変わっていきました。その中でメンバーによる直作りのCDセット等、とにかくハンドメイド、コレクター心をくすぐられ、それ以来のめり込むわけではないですが、欠かすことのできない存在になってしまいました。会場は満員で、何度もスタッフさんが「すみません 一歩前にお願いしまーす」と叫ぶくらいの密集地。

【八十八箇所巡礼】
名前自体はMERRY主催のラムフェスに名を連ねていたのでその頃から知っていました。ただライブを見る機会は無かったのでこれが初めてだったんですが、まあとにかく...ビジュアルが濃いなと。ベースボーカルは顔にメイクして漢字で埋め尽くされた衣装を着てて奇抜だし、ギターの人は若き日のスラッシュのようなグラサン野郎だし、ドラムの人はプロレスラーかと思うくらいに上半身裸で頭は丸刈りだったので、結構びっくりしたもんです。
ライブはその混沌とした雰囲気のまま形容し難い様々な音楽性がミクスチャーされた、オルタナティブのような音楽を奏でていました。その中で突如として暴発するように繰り出されるリフやベースやドラムの音圧と、時折現れる耳障りの良いキャッチーなメロディ。上半身裸になって歌うボーカルと、何故か途中でドラムの人が前に出て煽りだしたりと、もうやりたい放題でした。今になって思えばニガミから一番遠い音楽性だったと思います。でも、何が飛び出るか分からないという、形容のし難い存在感はニガミ17才に似ているのかな..と思いました。


【the twenties】

1月のGLIMMERリリースのワンマンライブ以来でした。もう待ちくたびれたよ。そんな人達が多かったのからか分からないけど、冒頭で「Guilty」が炸裂するや瞬く間にモッシュピットが発生し、中央で踊り狂う人が続出するなど、彼らのライブはまさに狂乱状態で展開されていきました。昨年の「-A-」の時も彼らは出ていましたが、その時と音圧も鳴りも全く違っていました。「LET IT DIE」「ロマンチスト」、ラストの「fire」など既存曲も、なんの曲か分からなかったのもあったけれども、その紡ぎ出す音は、より鋭利さと獰猛さを併せ持った、GLIMMERの時の激しさでもない、八十八箇所巡礼とはまた違う激しいものに変貌していました。音のヘヴィネス感が半端じゃなかった。そしてその狂乱の渦を心の底から笑顔で楽しむメンバーの対比。音で圧倒しながら、妙に人懐っこさを垣間見せる雰囲気をもつ、このバンドの空気が改めて好きやなと思いましたね。


【ニガミ17才】
音で圧殺・圧倒するようなライブを魅せる2バンドの後に登場した彼らのライブはいろんな意味で予測不能のオンパレードでした。
4人そろって暗闇から宝塚のように横一列で並んで登場すれば、瞬く間に代表曲「おいしい水」からスタートし、そのまま「ねこ子」に繋がれば、keyの平沢あくびがティッシュペーパー(しかもカシミヤの肌に優しいやや高級なやつ)をフロアに飛び降りて一枚一枚箱から抜いてはフロアに投げ捨て瞬く間にティッシュが充満。岩下優介は季節外れなチェスターコートに陸上部員が着るような赤の超短パンに黒髪ロン毛というスタイル。黙々と演奏するリズム隊。「ただし、BGM」「ラブレター」「テクノロジーの鬼」「もつれ」等最新作からの新曲も多くプレイ。ロックというより、テクノにファンクにシティポップ等多彩なジャンルを凝縮した音楽性、ポエムリーディングのような想像力を掻き立てられるリリックと、決してダークネスでもヘヴィネスでもないけれど、その陽気さと相まみえる奇怪さが妙に心地よかったです。メンバーの個性が強いので、それがバンドのある意味武器になっているのは間違いないと思うんだけど、見てて面白かったのは、どんどん流れが変わっていくことなんですよね。岩下さんの思い付きで突如として始めるジャムセッションや、テンポを三拍子→四拍子→ボサノバ等次々に変えてと言って高度な要求に応えたり。その場の彼が感じる気分やライブハウスの空気感でどんどん自由気ままに変わっていく。たぶん、それ自体に意味なんて無いと思うんですけど、カタチ通りのライブにならない展開というのが、このバンドの面白さなのかなと思いました。

 アンコールでは再度「おいしい水」でしたが、この日にしか堪能できないスペシャルバージョンでの演奏で終幕でした。

終演後はtwentiesのタカイさんと階段で鉢合わせしたんですけど、「お疲れ様でした。」と話したら「ありがとうございました。お気をつけてお帰り下さい」と滅茶苦茶丁寧に挨拶されて感動しましたね。後階段下りたらあくびさんがいて、客と写真を撮ったりのファンサービスをしていました。だから僕も撮ってもらいました。滅茶苦茶サービス精神旺盛やなと。

このライブで繋がりも少しできたので、なんか行けて良かったなって思えたライブでした。この組み合わせももう見れないかもしれないんで、貴重だったなと。ありがとう。


首振りDolls presents jumping head of night 地獄の一騎討ち篇 小倉Cheerz

2018-09-30 17:27:53 | LIVE

3日連続ライブの週末の8/25
つまりバズマザーズのライブの1週間後の土曜日に、首振りドールズとスキッツォイドマンの2マンライブに参戦するために、またしても小倉まで足を運びました。このライブは首振りドールズが主催している対バンツアー「jumping head of night 」の番外編として、スキッツォイドマンを呼んでの特別公演という位置づけです。
結構開演1か月前位に解禁されて、しかもチケット予約のみということで、告知されて即効で申し込みました。

会場はチアーズというライブハウスで、始めての会場。
小倉商店街を抜けて渡った雑居ビルの3階らへんにあるライブハウスというより、ライブスペースといった方が良いのかそれ位にキャパシティの小さな会場でした。おそらく普段はバーで、机を並べてその奥でミュージシャンが演奏するのを楽しむみたいなスタイルなのかと。今回はフロアは全部テーブルも椅子も撤去していましたけど。会場の作りがキースフラックに似てました。こういう箱、大好き...。
この日は限定Tシャツの販売もしていて、僕はバーガンディーを買ったのですが、色が凄く良かった。そんな企画もあってか、会場の雰囲気もあってか、老若男女入り乱れてフロアは賑わっていました。僕は当然ぼっちです。
紅蠍しゅうさんとは開演前のトイレで出くわしてしまいました。(男女共用だったから)

【スキッツォイドマン】
SE:故人の言う事は絶対part.2
1.必殺!地獄逝き!!
2.ロックンロール(首振りDollsカバー)~ゴールドコースト
3.地獄はどっちだ
4.赤い地獄
5.正義の証明
6.死霊の盆踊り
7.優しい言葉
8.鬼さんこちら
9.生き埋めZ
10.諸悪の根源
11.ビーバップ! I wanna be your 心霊現象
12.エピソード2
13.極楽地獄

ENCOLE
14.ギロチンX

トップバッターはスキッツォイドマン。ワンダー久道が髪切ってました。
初めて九州でライブした会場がこのチアーズだったらしく、「滅茶苦茶思い入れがあるのよ!!」とキャプテンCtは絶叫していました。2マンということでいつもより長く、そして多く盛り込まれたセットリスト。主催の首振りドールズの「ロックンロール」のカバーを演奏するなどサプライズも飛び出しました。彼らの曲は以前にも書きましたが、ロックやジャズといった音楽をミクスチャーに組み合わせた変態的で技巧的なサウンドなんですが、そんなこと以上にとにかく全力で相手を倒しに行くような気合がみなぎった、今まで見ていた中で一番攻め立てているようなライブでした。中盤には10月に発売される新譜の「正義の証明」「優しい言葉」も披露。ブレイクを挟むことなく次々に連発していきました。最期の極楽地獄はいつも通りフロアにキャプテンktが降り立ったのですが、いつもの「好き好き大好きスキッツオイドマン!!」の応酬をいつもより長く、逆にお客さんから挑発されてやり合うなど飛ばしまくっていました。さらに想定外のアンコールがあり「naoちゃんに許可取ってくる!!」と慌てて楽屋へ引っ込み、「オッケーだって!!」と「ギロチンX」を演奏するなどいきなりの大盛り上がりで終了。
終了後は紅蠍しゅうさんは女性客から「可愛いー!!」と歓声を浴びていました。彼女が入ったことで、少し女性ファンにもとっつきやすくなったのかな?と。そのライブ衣装のしゅうさんと僕はトイレの中で開演前に出くわして(男女兼用だから)しまいました。俺のことは忘れてくれ。。



【首振りDolls】
1.ニセモノ
2.wanted baby
3.嫌ダ!!
4.首輪
5.鏡地獄
6.渇いた雨
7.境界線
8.悪魔と踊れ
9.サンドノイズ
10.ロックンロール
11.タイムマシーン

ENCOLE
12.ロックンロール with スキッツォイドマン

ジョンさんの髪型が金髪に変わっているだと!!?
という衝撃から始まった後続の首振りDolls.こちらも冒頭「ニセモノ」「wanted baby」と立て続けに飛ばしていくのですが、昭和歌謡やハードロックの流れを汲んだ楽曲は、勢いがありながらもどこか聞かせる部分が必ずあって、またスキッツォイドマンとは違う盛り上がりを魅せていました。「やっと帰ってこれました...小倉....この名前も無きツアーで死にそうだったけど....ほんとに来れて良かったと思ってる...ただいまー!!」みたいなMCを喋っていました。
このライブの後は少しだけ空くみたいで、小倉で一度締めをしたかったみたいなことも言ってました。
とにかく会場は小さいが故に熱気が充満が早いわ、熱狂的なファンがいて盛り上がるわで、演奏を相まってnaoの汗の量が半端ないし、なかなかカオスな空間に様変わりしていました。セットリストは春のツアーのおいしいとこどりのような選曲で、「悪魔と踊れ」からラストの「タイムマシーン」まで一気に駆け抜けるようにして終了。

「ロックンロール」という楽曲ではジョニーが客席にダイブして弾きまくるという狂乱ぶりでしたが、アンコールではさらにそれを上回る衝撃が。なんと、スキッツォイドマンとのコラボレーションでの「ロックンロール」!!しかもドラムは紅蠍さんで、naoはハンドマイク、ギターでワンダー久道が加わるという豪華な演奏。もう客席は大興奮で、メンバーもなんでもアリでnaoさんがダイブするわ、煽りに徹していたキャプテンktがTシャツ脱ぎ捨ててふんどし一枚になって続いてダイブするわと、まさに狂乱のパーティーとなった景色がこのライブの最期でした。

帰る頃にキャプテンさんと写真撮ったり、naoと少し挨拶できたんですけど、naoは元々オネエ言葉だったんだなと。
この2バンドのライブは何回か見てきたけど、この夜は今まで味わなかった興奮がありました。ガチンコでのぶつかり合いが故の健闘。nao曰く伝説の夜。多分、小倉に行くのはもう最後だと思うので、そんなライブに参加できたことは貴重だったと思います。ありがとう。


Migimimi sleep tight SLEEPY SUNSET TOUR 福岡Queblick

2018-09-30 16:17:51 | LIVE




the GazettEの翌日の8/20はキューブリックでMigimimi sleep tightのワンマンライブへ行ってきました。
3日重なったのは偶然ですが、ガゼットのライブの次の日だったから体はもう筋肉痛MAXだったし、同じような時間の歩みをしていたので、自分でも時間や日日の感覚が無くなっていってましたね(笑)
Migmimi sleep tightはSNSから流れてきて知ったのかな。それまで影も形も知らなかった。ライブがあると知ったのは確か5~6月ごろだったと思いますね。ビジュアル系のようなメイクしているのに、楽曲はハウスというかダンスというか、まあ、エレクトロな面が強くてノれるっていう。昔スケボーキングっていうバンドがあって、よく聞いていたんですけど、ちょっとそれに通じるものがあるのかなと。フロアで盛り上がりそうなタイプなんだけど、それを生音でやるっていうバンドはいないと思うし、あと髪が金とか赤とか茶髪とかで濃ゆいのも好きだし(笑)、稀有だと思ったんですよね。

個人的にはギターの涼平さんを彩冷えるの時代から知っていたので。
女装している姿しか見ていないので、あんなボーイッシュなビジュアルは新鮮だった。
当日入場すると5割位のお客さんで大半が女性。男は僕含め2~3人位だった....
この日、O.AでSmily Tinlyというバンドが出て6曲位演奏してからの開始だったので、20時前位に始まりました。

SE
1.OYSTER GIRL
2.TREES ON FIRE
3.The Bike
4.MOVE ON!
5.Escape from Tsuki No Uragawa Zoo
6.LOST YOUR LOVE
7.CHANT A CHARM
8.CREEPY CANDY
9.SLEEPY SUNSET
10.Chill out, White out
11.The Lovers(remix) 
12.Don't me cry
13.LENINGRAD
14.Migimimi
15.puputan
16.Hi-NRG BOY

ENCOLE
17.MACAU:The Massive Market
18.FOLLOW U
19.Akirakeiko live@sleep city

このライブツアーに先駆けて配信されたばかりの新曲「OYSTER GIRL」からライブは始まりました。
「跳べ!」の煽りと生音+電子サウンドの織り成す電脳サウンドで冒頭からもうライブハウスというより、ナイトクラブのような盛り上がりでした。ライブ前に結構曲を聞き込んでいったんですけど、いざ音が流れると全く思い出せなくて、というか聞き込みが足りてなくて、「今日はいっぱい曲持ってきたよー!」と言ってくれてたんですけど、全部新曲にしか聞こえないという(笑) でも、作品ごとでPVになっているリード曲は全部やってくれたんじゃないかなと。

それにビジュアル系出身だからか分からないけど、電脳サウンドであっても、メロディーがはっきりしていて、やっぱり「歌」なんですよ。声も楽器の一つって感じでは無くて、ああやっぱりバンドなんだなっていうのは思いました。それに曲が化けてて。最初の「OYSTER GIRL」とか音源で聞いた時は平坦な曲だなあと思ってたけど、いざライブでやるとサビの部分でピョンピョン飛び上がれる位ガンガン盛り上がれるんですよ。それってバンドのグループだったり、生音だからの醍醐味ですよね。
流れも序盤で盛り上げながら、中盤にかけてはミディアム~バラードなセクションに入り、終盤「LENINGRAD」辺りでまた勢いを取り戻していくという展開で。特に終盤の「Migimimi」「puputan」あたりはテクノ的な要素も入ってきて激しくなっていたし、ラストは「OYSTER GIRL」の両A面だった「Hi-NRG BOY」で終わるというのもニクいなあ、と。

MCでは、音楽性が特殊だから、中々対バンする機会がなく、むしろ人間性とかそっちの方で付き合っていきながらやっていると話していました。意外と強面なんですが和気あいあいとメンバー皆話していたのでそのギャップが...
最期は「Akirakeiko live@sleep city 」でありったけのモノをぶつけるように、体全体を動かしながら演奏して、帽子をかぶっていたメンバーもそれが吹っ飛んだりしながら、出し尽くす様にして終演しました。

終演後は真っ先に物販でツアーTシャツを購入してボーカルの人と握手して帰りました。
なんか、大半が知らない曲なのに勝手に体が動くというか、横に揺れたり、頭振らない代わりに飛び跳ねたりとかできる面白さっていう...まあ筋肉痛には響いたんですけど(笑)、そんな楽しさがあったかな。それにライブに行ったら楽曲の印象がガラリと変わるんで、そういう音源との違いを楽しむのもまた面白いと思う。
個人的に「OYSTER GIRL」が今年一番「夏」を感じたかな。
楽曲の雰囲気もすごくこの季節に合っていました。
コンスタントに来ているみたいなので、また見に行けたら良いなと思います。ありがとう。


the GazettE Live Tour 2018 THE NINTH/PHASE #1 -PHENOMENON- 福岡市民会館

2018-09-30 14:32:10 | LIVE

バズマザーズ小倉の翌日8/19はthe GazettEで福岡市民会館へ行きました。丁度w-inds.のライブから1週間後にまた同じ会場へ足を運ぶことになろうとはね。(笑)
ガゼットは2年前のDOGMAのスタンディングツアー以来なので約2年ぶり。さらに3年振りとなるアルバム「NINTH」のホールツアー編の一環になります。正直僕は前作「DOGMA」のようなコンセプチュアルなアルバムが大好きなので、ノーコンセプトの「NINTH」というアルバムをそこまで聞き込んでいませんでした。「DOGMA」がハッキリしていた分、メンバーの言うラフに描くっていうのがよくわかっていなくて、ずっとぼんやりした感じだったんですよね。要はそんなにハマれてないってことなんですけど(笑)そんなわけでそこらへんのぼんやりした部分もはっきりできたら良いなと思ってたわけです。

会場へ行くと、久しぶりにバンギャルや黒子の方々に遭遇するという、最近はビジュアル系ではないライブの方に行くことが増えたので、こういう場所に来ると、ある意味隔絶された世界へ散歩するような感覚になりますね。僕はガゼットで知り合いはいないし、まあ友達....だった人が来ていたんですけど、彼は彼でもう僕のことは必要としていないので、、SNSが普及するとそういう事も身に染みて実感して、、結局結論として「俺自身が悪いんだ」っていうことにしかならないんですけど。っていうかグッズが全て売り切れるってどういうことなの....。
今回は3階の真ん中位の列で、遠いだろうなと思っていたんですけど、思いの外ステージは見えやすかったですね。まあ「DIVISION」の時は後方から2列目だったので、それに比べれば圧倒的に見やすいですけどね(笑)


SE:99,999
1.Falling
2.NINTH ODD SMELL
3.GUSH
4.CLEVER MONKEY
5.裏切る舌
6.DAWN
7.THE MORTAL
8.その声は脆く
9.虚 蜩
10.BABYRON'S TABOO
11.TWO OF A KIND
12.INCUBUS
13.HEADACHE MAN
14.UGLY
15.ABHOR GOD
16.UNFINISHED

ENCOLE
17.INSIDE BEAST
18.Psychedelic Heroine
19.THE $OCIAL RIOT MACHINE$
20.ATTITUDE
21.TOMORROW NEVER DIES

W-ENCOLE
22.関東土下座組合

結論から行くと2018年現在で過去最高に激しく熱いライブでした。
SEが鳴り響く時点でもう会場中が、地元の人も、恐らく遠征で来ているであろう方も含めてとにかく会場の飢餓感が半端なかった訳ですよ。今から暴れるための劇薬を注いでくれることを待ちに待ってました的な歓声で。そこからメンバーが定位置につき「Falling」で幕を明け、つんざくようなメタルの如く怒涛のリフ、シャウトと美麗を交えたボイス、前へ前へ押し出すようなベース&ドラムが放たれると、会場のいたるところに髪を振り乱すヘドバンが発生し(中にはお互いに抱き合いながら頭を振り回している人もいた)、続けざま「NINTH ODD SMELL」「GUSH」ではもう会場中のほぼ全員が一体となってヘドバンしては早くもライブが狂気的なものになっていってました。

「CLEVER MONKEY」「裏切る舌」「DAWN」等と中盤にかけては過去曲も織り交ぜていきますが、特に「CLEVER MONKEY」も「DAWN」も大好きな曲なので、僕はこのパートで結構暴れていましたね(笑) RUKIが「どうしたの福岡?なんか今日はいつもと違うね」と目の前の光景に圧巻されているようなMCを連発していました。

さらに「THE MORTAL」~「その声は脆く」~「虚 蜩」と奈落の底へ落ちていくようなミッドテンポのセクションは、音源では感じなかったものをやっと感じることが出来た気がしました。今回は映像演出は取り入れられていませんが、レーザー光線や照明による演出は取り入れていて、それがライブや「NINTH」というアルバムのイメージをより伝え、理解しやすくしているのかなと思いました。「THE MORTAL」とかは激しい面もあるんだけど、聞いててまるで映像、絵でも良いんですけど、そういうイメージが浮かんでくるような楽曲だったし、「その声は脆く」は近年聞くことのなかったガゼット節のようなメロディーが現在形でアップされたようなバラード、「虚 蜩」もまた原曲者の葵さん節が出てる切なな曲。そこから「BABYRON'S TABOO」と一度そこまで落ちた後にさらに得体の知れない何かに蠢かされて操られているようなヘヴィネスナンバーへ移行。今回、こういうバラードでもミディアムでもハードでもない、麗の言う「微妙なところ」のラインの曲が、ライブの中でも良いフックになっていました。基本的に頭を振らないセクションが無い(笑)

終盤にかけては「TWO OF A KIND」「INCUBUS」と入っていくのですが、とにかくアグレッシブさは半端なくて、まあ「INCUBUS」とか、たまにやる系のリストに入ってるんだっていう発見もあったんですが、「HEADACHE MAN」「UGLY」「ABHOR GOD」と一撃必殺のナンバーがこれでもかと立て続けに襲ってくるわけです。「TWO OF A KIND」も「ABHOR GOD」もライブではもうすでに音源の域を超えた曲になっていて、暴れ曲としては既存曲を超えた凶暴ささえを発揮していました。
そんな流れの中で、一転して突き抜けるように「UNFINISHED」を演奏して本編は終了。
暴れ曲満載なのに流れそのものを綺麗に感じれるのが、また彼らの美学なんでしょう。

アンコールでは戒のMC「今日滅茶苦茶気持ちいいです」という話から、御馴染み「かかってこーい!!」での「INSIDE BEAST」「Psychedelic Heroine」「THE $OCIAL RIOT MACHINE$」と年代を超えて久しく聞かなかった楽曲たちのオンパレード。アンコールは本編とは違って、より楽しむっていうライト感みたいなものがありましたね。そこがガゼットのライブでの面白さでもあるんですけど。「ATTITUDE」ももう「DIVISION」で一番化けた曲かな。この曲のもつ一体感というのは何なんでしょうね。もうあの打ち込みのようなメカニカルさは、バンドのグループ感に完全に変わっていて、これからも欠かせない曲の一つになっていくんだと思います。そして最後に「1つになろう!」と言って始まったのは「TOMORROW NEVER DIES」。昔は必ず入っていた「関東土下座組合」や「LINDA~」が無いのが、今のバンドも強みなんだろうと思います。そしてこの曲を「TOXIC」で作った時にイメージしていた、求められる立ち位置って言うのが、ここ2年位でやっとできるようになったのかな?と。

で、終わるかと思いきやダブルアンコールで「関東土下座組合」で完全燃焼でした。
眩い高揚感と凄まじい熱量で持ってこの日は終演を迎えました。

「NINTH」を改めてライブで聞いて実感したのが「懐かしさ」でした。なんか、歴代のアルバム曲の中にあったようなメロや音やらが散りばめられている。あくまで最新型のガゼットなんだけど、楽曲のそれぞれに、歴史を感じるんですよね。特に「UNFINISHED」は個人的に大日本異端芸者時代「春雪の頃」とか「枯詩」とかあの頃を思い出しました。

ただ、激しさに関してはは今までの比じゃないっていう。過去のどのガゼットのライブよりも頭を振った一日でした(笑)懐かしさと、新しさと、激しさのバランスみたいなものがここにきて上手く融合したアルバムになったんじゃないかと。だからこそ、ライブをやればやるほどどんどん化けていくと思うし、ライブハウスツアーとか、より肉薄したライブを繰り返すことで、「NINTH」の本質が見えてくると思います。

この後は#2として、ライブハウスツアーが開催されます。福岡は11/29 当然、参戦します。ありがとう。
この日はもう帰って死にました。



バズマザーズ 「ムスカイボリタンテス」リリースツアー 小倉FUSE

2018-09-30 10:19:40 | LIVE

Queblickの企画ライブの3日後の8/18にバズマザーズ主催対バンで小倉まで行ってきました。
バズマザーズは実はもう2年位前から知っています。なんで知ったのかは忘れたけど。多分、キューブリックのライブハウススケジュールだったかと思います。去年のANDROGYNUSの翌日に福岡でワンマンライブをすることになっていて、結局それに行くか迷って結局行けずじまいだったのでそこからですね。今年の4月にボーカルの山田さんが弾き語りという形式で出演して、その後バンドで演奏するという対バン企画を見に行っていて、その時からもう1回見れたら良いなとは思っていました。今回はニューアルバム「ムスカイボリタンテス」リリースツアーの一貫。小倉の翌日に福岡があったのですが、最初から小倉に行くと決めていました。、1つは次の日に外せないライブがあったということ、そして対バンが小倉の方が面白そうだと思ったからです。
会場の小倉FUSEは、10年以上前、バンドを組んでいた時にライブハウス主催の賞金獲得バトルロイアルなるイベントに1度だけ出演したことがある会場でした。数少ないライブ経験で、一番興奮したし、断片的ですが、その時の光景も、楽屋で対バンと一言も話さなかったことも、無我夢中でやったのを覚えてます。そういう想い出を全国各地で積み重ねていくなんて普通の仕事ならまあ無いですよね、だからバンドマンというのはそういうその時にしか味わえない感動に常に遭遇している、そういう意味ではよっぽど刺激的な生き方をしているのかな、と思います。

博多から新幹線で20分で到着して入場すると、バーカウンターにクロークのスペースとライブハウスのスペースが完全に分かれていて、会場もキューブリックやユーテロより大きかったです。そしてライブスペースは、あの時大きく感じたのに、実際に目の前で見てみるとそんなに感じなかったのも不思議でした。知り合いもいないのでぼっちです。会場は6~7割位埋まってたかな。結構年配の夫婦や初老の方もいたので、なかなか福岡では見ないのでそれが面白かったです。定刻で開演。


【lical】
Skreamか何かのインタビューを読んでた時から気になってたバンドで、このツアーに行くことにした理由の一つです。インタビューの中で「バンド楽しいです!ひゃっほーい!」みたいな感じじゃなくて、何処となく暗い感じで。で、実際にライブ見たらやっぱり明るくなかったという(笑)なんか独特でしたね。激しいし、重いし、毒々しい。それでいて歌が切なかった。絶対的な闇の中で何かしらの光を求めるというんですかね。もう曲順は覚えていないんですけど、7月に「filmend filament」というミニアルバムをリリースしていて、そこからの選曲が中心でした。「ワールドエンドサイレン」「群青的終末論」「yellow iris」「cqd」「ash」「undry」だったかな?6曲という短さでしたが、変則的というか目まぐるしくビートやコードが変わっていく中で、どんどん声や楽器が絡み合っていくような曲もあれば、逆にボーカルの声をメインに押し出すことで敢えてバックを抑えてた曲もある、1曲の中に深く詰め込まれた構築美。ボーカルの女の人が何故かつま先立ちで歌い、MCもほぼ無く、終盤にかけてはギターを置いてステージ前面に出てきてスピーカーに足掛けたりその場に倒れこんだりと自分を曝け出して、自分を知ってほしいようなパフォーマンスをしていたのが印象的でした。平均年齢が20歳前後らしいのですが、こんなヒリヒリしたステージするんやっていう。衝撃でしたよ。その純粋さや赤裸々な感情と、それが日々の中で揺れ動く様を、言葉に出せない想いをそのまま音にぶつけているような演奏でした。物販でCD買いましたね。ベースの人がいたんですが、滅茶苦茶普通でした。



【PERO】
広島出身で、2年前から元々「ペロペロしてやりたいわズ」というなんとも言いようのない名前の頃からその名前だけは知っていました。きっかけはキューブリックのスケジュールかな?その時は全く行こうと思わなかったけど。結果的に初めて見ることになり、しかも「PERO」に改名して男女混合からメンバーも女性4ピースになっていました。彼女達の曲も1曲も分からないので何とも言いようがないのですが、licalと違ってMCでお客さんとコミュニケーションを取るし、笑顔で軽快なテンポで親しみやすいポップな楽曲が中心だったように思います。後、固定のファンの方も結構いて、出番が終わった後も物販でお客さんとコミュニケーション取ってたから、それも含めて距離感が近いバンドなんだろうなと思いました。彼女達も10月にアルバムを発表してツアーでまた主催で福岡に来るとのこと。
全くの余談ですが、改名後の新曲で「スローモーションラブ」という曲があるのですが、アップと同時に「改名して良かった」というコメントがあるのがちょっと面白かった。



【さよならポエジー】
初見でしたが完全に想定外のダークホースでした。神戸発のギターボーカルとリズム隊の3ピースでしたが、身なりも私服で、派手な装飾もなく、サウンドチェックが終わればSEもなくそのまま演奏スタート。けれどもいざ始まれば、ギターのノイズが轟音となってこだまし、ベースの人はドラムの方を向きながら暴れるように弾きこなし、そのドラムは黙々と重ねながら、音も曲も歌詞も全てが1つの圧倒的な音の塊となって訴えかけてくる。決して複雑な事をやっている訳でも、明るい訳でもない、MCでもそんな盛り上げようとかそんな感じじゃない。でも、自然体で、相反するように音圧とでも呼べる音の塊は、ストレートに説得力を持って響いてきました。単純に「あ、良いな」って思いました。まさに「仕掛け無し、に、死角無し」でした。多分他のお客さんも最初と最期でバンドに対する印象が全然違ってたんじゃないかな。ボーカルの人が「なんか、今日は楽しいですね」と言ってたし。物販にも人がすごい並んでたし。また行きたい。




【バズマザーズ】
1.敗北代理人
2.変身
3.仮想現実のアリア
4.革命にふさわしいファンファーレ
5.ペダラ―モンキー
6.不幸中毒の女
7.ムスカイボリタンス
8.サンダーボルト
9.スキャンティ・スティーラー
10.ワイセツミー
11.ロックンロールイズデッド

ENCOLE1
12.恋のデーデン

ENCOLE2
13.Goodbye my JAM

メンバー全員スーツ姿での登場でした。フォーマルな装いでプレイする音楽は激しいっていうギャップが好きですね。ニューアルバムからの新曲をメインに、終盤にかけて既存曲かつ定番曲を演奏、という構成でした。ボーカルの山田さんの関西弁丸出しの言動は変わらないし、彼がその時のライブの空気感で思うが儘に話し、煽り、歌うのをリズム隊がクールに支えるという構図は変わりませんが、個人的には「ムスカイボリタンテス」という作品が、それまでのバズマザーズと毛並みが違うと思っていて。どう違うかというと、「変身」「仮想現実のマリア」「不幸中毒の女」「ペダラ―モンキー」のような今までの激しい側面、プラス、プログレっぽい部分や、ポエトリーリーディング、セッション風と、いろんなジャンルの音楽を持ち込んできた...っていう。今までも持ち込んでたかもしれないけど、前作の「普通中毒」よりもはっきりとその取り入れた感が分かるというか。それこそ「敗北代理人」とか「ムスカイボリタンテス」とか、終盤の「Goodbye my JAM」「おやすみなさい、またあした」等の演奏時間が6~9分位の大曲に。
むしろそこにこのアルバムの魅力があり、ライブでも定番曲では当然盛り上がる訳なんだけど、本質的にそこではなく、あくまでアルバムの曲が今までと違う空気を作り出していて、そっちが強く残りました。結果的にバンドそのものがまた一つ新しいステージに行ってるんだなっていう、めっちゃ上からな言い方ですけど、当たり前といえば当たり前の実感でした。アルバムの新曲は、まだ日が経っていないからこその硬さみたいなものもあったけど、それはそれでこの時だからこそ見れるものだ思うと貴重だし。「Goodbye my JAM」で終わるのも、「暴れた!」っていうのではなく、また違う形で終わらせる。その一筋縄ではいかぬ所が、このバンドだよなと。
ギターの音がデカすぎて歌詞が聞き取れなかったので、そこがちょっと残念ではありました。

アルバム「ムスカイボリタンテス」=直訳すると「飛蚊症」のこと。飛蚊症とは、何らかの理由で網膜の中に異常があり、そのため黒い蚊やゴミのような物体が見える状態のこと。この人にとっては、何かが翳んでいるんでしょうね。視界の先なのか、感覚的なものなのか、何かが。
歌詞世界が凄いから、ライブとは別に音源として、詩として解釈していく愉しみがある。
またいつか機会があれば会いましょう。ありがとう。



FiVE NEW OLD×UNCHIAN 【Queblick5周年ライブ!! 〜エエ声やしコーヒー飲みたくなるバンドの2マン編〜】 福岡Queblick

2018-09-29 20:25:15 | LIVE

w-inds.のライブの3日後の8/15はQueblickの企画でのFiNOとUNCHAINの2マンライブでした。
Queblickが5周年ということで今年はその企画をほぼ毎月やってるんですけど、今回は「エエ声やしコーヒー飲みたくなるバンド」とい凄まじいタイトルでの開催。主催者が「オシャレ」さを意識したのかな?と。お盆休みの真っただ中で平日にも関わらず、Queblickには若い子から普段来なさそうな年配の方々まで老若男女入り乱れた客席風景でした。

【UNCHAIN】

1.Fresher
2.get ready
3.get down
4.Underground Love
5.Back To Zero
6.beautiful girl
7.甘い晩餐
8.stay here
9.make it grow

このライブで初めて知ったのですが、中学生のころから結成して既に20年以上活動を続けているというすさまじいキャリアを持つバンドです。むしろなんで俺知らなかったんだ...というレベルでグループが完成されていました。初聴きした印象はお洒落なシティポップという印象ですが、謳い方がソウルフルでしたし、そんなソウルやらジャズやらロックやら色んな要素を散りばめていて、聞き込む度にその奥深さにぬかるんでしまう演奏でした。1曲だけでは本当の意味でそのバンドの多様な音楽性は把握できない。決して暴れまわるようなライブではないけれども、その演奏の中に確かな情熱や熱量があり、個人的には後続のFiNOよりもバンドとしての荒々しさや生々しさみたいなものは出ていたのかなって印象です。



【FiVE NEW OLD】

ベーシストが正式に介入して改めて4人体制となってからでは初めての福岡。3月のワンマンの時と同じく「By Your Side」「Hole」「Gold Plate」から始まり、ラストは「Ghost In My Place」で締めるという、1stの「Too Much Is Never Enough」からの選曲が中心で、セトリもその3月のワンマンの流れを凝縮したような内容でした。が、そのワンマンと違ったのは、明らかにバンドの演奏が攻撃的だったということです。UNCHAINによる演奏が刺激になったのか、それとも昨今のバンドの空気感が為せるものかは分からないけど、HISASHIさんがアグレッシブに体を動かし音の洪水に身をゆだねるように動き回りながら時に頭を振り乱す様は見ててゾクゾクとなりました。中盤に演奏された「My Sacred Chamber」はインスト曲ですが、アレンジを重ねて拡張され新たなパートが追加されるなど、明らかにバンドのその熱を反映させるような変貌を遂げていました。また、9月に発売されたEPからの新曲も披露されるなど、11月に行われるワンマンライブへの架け橋となったようなライブだったのかな、と思います。
アンコールで「Undercover」が演奏され終演。


お洒落な空気感を放ちつつもエネルギッシュなロックを潜在させた似て非なる2バンドの対バンでした。その違いみたいなものが如実に体感できたんで面白かったですね。最近はシティポップな音楽を演奏するバンドを聞く機会も増えてるんですが、あんまりジャンルで考えるとそのバンドの魅力も半減してしまうものだなあと思います。ただ、おそらく次見れるかどうか分からないんで、そういう意味でも貴重だったし、彼らが奏でていたのはポップではなくロックだったという事実を改めて実感できたんで、またゴリゴリのロックとは違う刺激を味わえる。また行けたら良いなと思います。

ありがとう。


w-inds. LIVE TOUR 2018 "100" 福岡市民会館

2018-09-29 16:28:15 | LIVE

8月に入って最初のライブは8/12のw-inds.
彼らのライブは丁度10年位前の「SWEET FANTASY」というライブを名古屋国際会議場で見に行って以来。
それからAnother World~More Like This位でもうヘビメタ方向に自分の趣味趣向がシフトしていってたんで、音源を聞くことも無ければライブを見に行くこともありませんでした。今回はネットサーフィンしている時に偶然w-inds.のサイトに行ったらアルバムがでてツアーがあって休日に市民会館でライブということを知って、、あと、「Dirty Talk」が、好みのラインにズドンと来て、アルバム聞いて「あ、良いな。ライブ行ってみたいな」って思ったからですね。

会場の約9割が女性でした...当たり前ですが共通のファンなどいないので、アウェイ感に満たされた会場でした。
市民会館はが2016年のガゼットのDOGMAツアー振りかな?相当久しぶりでした。
定刻から10分位過ぎて暗転。

1.Bring back the summer
2.In Love With The Music
3.Show You Tonight
4.All my love is here for you
5.I missed you
6.try your emotion
7.四季
8.A Trip In My Hard Days 《千葉涼平 & 緒方龍一》
9.Do Your Actions 《Piano:千葉涼平 Guitar:緒方龍一》
10.Celebration 《Piano:千葉涼平 Guitar:緒方龍一》
11.The Right Thing 《Piano:橘慶太》
12.ORIGINAL LOVE 《緒方龍一ソロ》
13.In your warmth 《千葉涼平ソロ》
14.TOKYO
15.十六夜の月
16.Long Road
17.SUPER LOVER ~I need you tonight~
18.We Don't Need To Talk Anymore
19.Temporary
20.The love
21.Time Has Gone
22.Come Back to Bed
23.Stay Gold
24.We Gotta Go
25.Drive All Night

ENCOLE
26.Dirty Talk
27.Sugar


「SWEET FANTASY」の時は大がかかりなモデルハウスのようなセットでダンサーが踊ったり、時にショー的な要素が組み合わさったりと、エンターテイメントを凝縮したような内容だったのですが、今回は冒頭から終盤まで、3人だけで展開されていく。前回と比べると、もちろんセットが組まれた仰々しさはありますが、それよりダイレクトに、そのカラダと、歌と、踊りで、アルバムの世界観を伝えていました。

 w-inds.のライブに行こうと思ったきっかけの一つは今回のアルバムが「ジャンルレスなポップス」という点だったこともあります。彼らの音楽性は変遷が激しくてデビュー当時のR&BとJ-POPの間を行くような音楽からより情緒性を強調したり、と思ったらクラブやハウスやEDMサウンドに移行したりと、その時々で色んな道を転がってきたと思うんです。で、このアルバムはそれらを全て凝縮したと語っていました。フォロワーではないので完全には分からないんですけど、アルバムを時代時代で聞いてきた人間としては、そこに今までとこれからが詰まっているように聞こえたんですね。一周してまたポップスに向き合ったらどうなるか?みたいな。

そしてライブの演奏曲数自体が本編だけでも25曲というボリュームで、とにかく「100」というアルバムのクオリティーを体感することで改めてそこら辺のポップスアルバムとの違いを如実に感じました。何がどう違うってのは言葉では表現しようがない。音そのものがone and only、あのアルバムに宿る音世界は壮大だったということです。そんなアルバムの曲のみならず、各メンバーのソロコーナーや、楽器を演奏してのコーナー、時代時代で発表されてきた過去曲(むしろシングル曲が多かったのも印象的)も本ツアー用にアップデートされた状態で違和感なくちりばめられ、現在のエンターテイメントのやり方、そして「これまでの全てを網羅した」っていう言葉に繋がっていました。まあ、「Forever Memories」とか「Paradox」の世代の人間なんで、純粋にメンバーが曲を作っているという衝撃と、色っぽくなったなという単純な気持ちもあったんですけど。

合間合間にMCとかもあったんですけど、橘慶太の地元ということで博多弁でのやり取りや、地元ならではのエピソードとかも聞かせてくれて、飾らない雰囲気になっていました。
辺り間ですけどw-inds.のファンは、w-inds.が好きなんだよなっていう熱狂的な空気と、そのホームな空気の中で、終始完成されたライブだったかなと思います。

今回ほとんど思い付きだったので、また行くのかどうか分かりませんが、いつか見れる機会があった時はよろしくと。
ありがとう。


伝説の放浪カモメツアー2018 UTERO

2018-09-22 23:27:00 | LIVE

7/28は対バンツアー「伝説の放浪カモメツアー」の福岡編で7月2度目のUTEROでした。
このツアーはASR RECORDSというレーベルが主催しているイベントで、今年に入ってもう結構このタイトルでツアーをやっているし、福岡にも何度か来ています。実は存在自体は今年の頭から知っていたんですけど、福岡に来る度に別の予定が挟まって行くことが出来ず今に至っていました。でも、7/28のライブはあること自体を知らなくて、それこそ当日3日前とかに知ったんじゃないかな。
今回は「モゲーレムベンべ」というバンドがレコードを出してレコ発ツアーの一環でした。それだけだったら行くつもりはなかったんですけど、このツアーでは常連になっているスキッツオイドマンとRED EARTHが出るというところで、この2バンドは元々名前自体は知っていてライブを見てみたいとは思っていたんですよね。しかも3バンドという少なさで、行ってみるかということにチケット予約で行ってきました。

【スキッツオィドマン】
キングクリムゾンの「21世紀のスキッツォイドマン」が由来のバンドです。
スキッツォイドというのが結構翻訳すると...な日本語で邦題も英字を片仮名にしているという(苦笑)
バンド自体が「地獄からやってきたロックバンド」という、あの地獄図を彷彿とさせるコンセプトなのですが、元々オリジナルメンバーのキャプテンkt.とワンダー久道が、まだ生きている人間として活動していた時にサイコビリーに出会って故人となったという経緯らしいです。と言いつつ、今の過激なバンド名に対してその異端なルックスやコンセプトが緩和剤のような役割になっているように見えます。
実は去年ストロベリーソングオーケストラの怪帰大作戦という対バンライブで初めて見てその時から変わった音楽する人達だなとは思ってました。で、今回の間にドラムがスキンヘッドから女スパイに変わっていました。
メンバーはレオパード柄のコートにハットにサングラスなボーカル&ギターの貴族ワンダー久道、顔面白塗りで上半身裸で下はタイツに裸足のベースのキャプテンkt、花魁のような格好のドラムの紅蠍しゅうという、過激なルックスでした。それと裏腹に音楽は、バンド名の元になった「21世紀の~」のようなロック~メタルとジャズを組み合わせたミクスチャーな技巧的なサウンドでした。そんな音楽で堪能させつつ、ベースのキャプテンktが異様なほどにジャンプを繰り返すわ血のりを吐くわで会場を盛り上げ、ボーカルとギターのワンダー久道が淡々と黙々とギターをプレイし、女スパイの紅蠍しゅうさんがコーラスを重ねるという構図も異様でした。最期はそのキャプテンktが客席に下りてきて好き好き大好きスキッツオイドマン!!」と観客を言い合うという命がけの応酬をしていました。その気迫にハラハラさせられたライブでした。
※ちなみに終演後にド派手なタイダイTシャツを買ったのですが、LLサイズがもう展示分しか無くて、それを生で持って帰ろうとしたら、在庫の別サイズのTシャツを取り出して袋だけ使ってくださいと渡してくれた超親切な方々でした。

【モゲーレムベンべ】
今回のライブのメイン扱いだったのですが、途中で抜けて近くの海猫でラーメン食べてました。

【RED EARTH】
バンドというより「爆音フォークソングパーティ」とのことで、メンバーにはトランペット奏者もいる等、実際にパーティーという言葉が似合う賑やかな画だったのですが、爆音というところで、ステージ上ではスーツ姿のメンバーが暴れまわっていました。メンバーもどんどん服を脱ぎ出し、ギターの方は最後上半身裸になり、トランぺッターの方はシャツにベスト、グラサンと着込んでいた服を、進行するにつれてどんどん脱ぎ出して最終的にはボタン全開でシャツ一枚になってました。客席も固定のファンがいるらしく、体を横に揺らしたりと、まさに「狂宴」でした。そんな中でボーカルの寺澤ちゃんは堂々たる存在感で、ステージ上と目の前に広がる客席の盛り上がりと笑顔で歌い、やっている本人たちが何よりも楽しそうでした。
アンコールも含め、一度ヒートアップしたパーティーが鎮火することなく、最期まで燃え滾っていました。
そのなりふり構わず爆音に身を焦がすパフォーマンスは、結構釘付けになりました。
相当長くバンドやっているであろう貫禄のようなものが出てました。なんでトリになったかも分かるほどの。



そんな感じで放浪カモメは終了しました。
見たいバンドをロングセットで見ることが出来たし、機会があれば、また見に行きたいなと思いました。
そんな熱き対バンライブでした。ありがとう。