台風がきました。
しかし、大阪はいつものように大きな影響は出ません。
いつも台風が来るたびに、
『電車とまったらどうしよう』とか『浸水したらどうしよう』などと騒いでしまいます。
そして、今回も被害なし。
騒いでた自分が滑稽に見えて、苦笑いしてしまいますわ。
でも油断せず、準備だけはしとかないとね。
大した事なくて良かったです。
さて、宝塚記念の週がやってきました。
注目はオルフェーヴルが出走して来るのかどうか、と言う事。
そして、出走してきたとして、果たして能力全開となるのかどうか。
この2点に尽きます。
最近明らかにされたようですが、
オルフェーヴルの天皇賞春での状態。
レース前、レース後。
レ−ス前、肝臓の数値が下がっていて軟便気味だった事。
レース後、消耗が激しく、身体がしぼんでしまっていた事。
使った以上はいい訳にして欲しくないですが、
こうして公表してくれた事に対しては評価したいです。
うーん。
天皇賞春での敗戦の理由は大体わかった気がします。
今はどこの新聞にも書かれている事ですが、
やはり阪神大賞典後の不慣れな調教パターンが原因でしょう。
菊花賞や有馬記念後、更に、暴走した阪神大賞典後ですら、
息が上がっていなかったと言われるオルフェーヴル。
そのオルフェーヴルが天皇賞の後には息が戻らなかったと聞きます。
それだけ、オルフェーヴルにとってはキツイ体調だったのでしょう。
今回、たったひと月の放牧&3回の追い切りで回復できるのか。
こればかりは素人にはわかりません。
池江調教師は慎重にオルフェーヴルの状態を見ています。
だから、出て来るなら戦える状態。
そう思わなければしょうがないと思います。
天皇賞の時、調教でタイムが出たから大丈夫かも・・・と思って出走させてしまった調教師。
同じ轍を踏まぬよう、細心の注意を払っている事だと信じます。
明日の追い切り後、出走するか、しないかが決まります。
なりとろは・・・・出て欲しいです。
焦る訳ではないんだけど、
オルフェーヴルが一番強い事はわかっているんだけど、
ビートブラックG1連覇だとか、
ウインバリアシオン初G1戴冠だとか、
ネコパンチにもチャンスあり!とか言う記事を見ると・・・ね。
なんかね、腹が立ってきちゃって(苦笑)
ブックやギャロを見てても、TMの推奨馬の中に、
オルフェーヴルの名前がほとんどない事にも腹立たしいと言う・・・。
まぁ、ちょっとだけですけどね、ちょっとだけね。
オルフェーヴルってこの後きちんと復活したら、
本当にドラマティックな馬やなぁと思いません?
ただ強いだけじゃない、幾つものドラマを描きながら走るスーパーホース。
3冠馬なのに、3歳春先まではエリートでない馬、今までいました?
3冠馬なのに、1番人気で逃避する馬、今までいましたか?
3冠とっても尚、完成していないと言われた馬がいましたか?
すべてにおいて、規格外なところがオルフェーヴルの魅力。
強い馬が強い競馬をして勝ちつづける。
これは確かに伝説として語り継がれる事でしょう。
でも、その一戦一戦を鮮明に思い出させる名馬もいます。
それは、七転八起してファンと共に成長して行く馬。
それがオルフェーヴルなんだと思います。
人生山あり谷あり、
良い時があれば悪い時もある。
それが生きると言う事。
オルフェーヴルはそれを地で行ってると思いませんか?
彼がこの試練を乗り越えて宝塚記念を制し、
そして凱旋門賞へと羽ばたく。
そんな夢を見てみたい。
そんな思いでいる人は、なりとろだけではないと思います。
オルフェーヴルって本当に面白い馬です。
一時も目が離せません。
彼に課されたこの試練、
きっと凱旋門賞を盛り上げるためのものだと思います。
そして、歓喜の瞬間を、より大きなものにするための。