Pains パリの味

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パン屋コンサル

2012-10-11 06:20:57 | Weblog

今日は出雲空港経由で安来市へ参ります。

ベーカリー経営が厳しくなっています。消費者はパンの価格が高いと感じているようです。100円でカップ麺が食べられますが、パンは150円前後、または200円前後、1個での満足感ではパンが劣る?

食パン1斤250円、卸売りの食パンは160円、ベーカリーの価格はやはり高い。今の景気では安い食パンに目が向くのは当然ですか。尖閣諸島問題が起きた後は更にこの傾向が強くなったように思います。

スクラッチベーカリーはどう対応すれば良いのか。美味しいパンを作るのは当然。高いと感じる惣菜パン、菓子パンでは勝負にならないことは明白。美味しい食パン、直焼きパンを値ごろ感のある価格で提供する以外ないでしょう。これまでに無い美味しさを、また柔らかさ、日持ちの良さを備えた食パン。直焼きパンも食卓にどう乗せたらよいのか、この点も提案しながら、店頭では直焼きパンを使ったサンドイッチも必要でしょう。

美味しさを追求するには、天然酵母=ルバン(市販の天然酵母製剤ではない)を従来の使い方でなく、新しい使い方を開発する必要があります。既に新しい方法で山型食パンを焼いています。それはロアモンド池上店のイギリス、パンドミですが、醗酵時間が長く、冷蔵庫を使いますが、これまでの食パンとは一味も二味も違います。湯種食パンのような柔らかさと日持ちの良さを備えながら、湯種法食パンと異なり、パン本来の風味を備えています。これが天然酵母の食パン、究極の食パンです。今のところ。また次の食パン製法を考え、開発してゆきますが、今はこれが一番と感じています。

今年のパネトーネはこの製法を改良した製法で焼き上げます。昨年のパネトーネもかなりの完成度でしたが、今年は昨年を上回る商品にします。パネトーネ種を使わなくても本物が出来ます。

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