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夏のパン消費

2015-04-29 13:48:59 | Weblog
 
牡丹、昭和記念公園にて

桜が終わり、今はこの牡丹やしゃくなげの時期ですが、これから藤が見ごろを迎えます。この時期になると真夏のパン需要の減少が頭を悩ませます。真夏には、某大手の食パンなど3日続くと鼻に臭いがついて、食べられなくなります。(パンの香りでなく、臭いです)小麦粉の香りがしないパンでは食欲が減退するからです。


ネモフィラ


リテールベーカリーで、発酵時間1時間半程度の真のストレート法の食パンを販売していれば、大きな落ち込みは無いはずです。それは小麦の香りがあり、トーストすればその香りが素直に立ち、食欲の減退を招くことが少ないからです。しかし真夏は食欲は落ちますので、レーズンブレッド、クランベリー入りの食パンなどを提案してみては如何でしょうか。その他、イングリッシュマフィン、クロワッサン、デニッシュやフルーツ入りのミッシュブロートの朝食もなかなかいけます。当然いい加減な商品では駄目ですが。発酵バターのほのかな香りが立つようなクロワッサンであれば申し分ありません。


オーブン内のラウンド型食パン(クランベリーとサツマイモダイス)

パンの大きさ、形、焼き方を変えるだけでも、夏の需要は開拓できます。

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