Pains パリの味

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ベーカーテクノサービス

パン屋・Bakery・Boulanerie

2009-06-20 17:46:37 | Weblog

パン屋と言うとアンパン、メロンパン、クリームパン、食パンのイメージが強く、ベーカリーと言うとそこにデニッシュが加わり、ネーミングが少し横文字系が増え、Boulanerieとなると、フランス・イタリア風の商品が増えて、プライスカードもそれらしいネーミングでそこら辺のパン屋とは違いますよと、言いたげな雰囲気の店構えに仕上げてはあります。
そして、パン屋、ベーカリー、Boulangerieと呼び名が変わると価格が高くなります。
価格の差ほど品質と味の差を感じませんが。

 Boulanngerie と看板を掲げるならパイをもう少し口溶けの良いサクサクのパイにしてもらいたいし、後味がマーガリン臭で口の中がコーティングされてしまうのはいかがな物か。カンパーニュとバゲットもクラストが美味しくない。往々にしてスタイル先行の店は品質を伴っていない事が多いようで、スタイルを追求しない町のパン屋さん諦めずに頑張って欲しいなと思います。
高いフランス産の小麦粉を使わなくても、内麦粉と北米産小麦の強力粉と薄力粉をブレンドするだけで、フランス産小麦粉の食感は簡単に出せます。味と香りはフスマの量で変えられます。元来、フランス小麦はグルテンが低く、軟質小麦ですから、強いミキシングがかけられず、短いミキシングでボリュームを出すために直焼きにして現在のバゲットになった訳で、食パンのようなソフトでボリュームを出すパンには向きません。
多田製粉には性質の異なる内麦粉が多くあり、テストされることをお勧めいたします。材料を吟味し、安全を追及することは大切ですが、少なくとも価格に合った美味しさを出さなければ。

 

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