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ベーカリー再生

2013-06-10 07:03:32 | Weblog

フルヒテ ブロート(イチジクと胡桃)

 ベーカリーの再生、最も困難な事例は、商環境が悪いこと。車を止め難い国道や幹線道路沿い、これは大変厄介です。更に、商品が何処にでもある、極当たり前の商品では売上改善は望めません。
 一般的なベーカリーで売上を作るコツ、少なくても1日3回、お客様の集まる時間帯に焼き立てを出すことです。朝、昼、夕方の3回売り場を変えることです。一日中同じ商品が売れるわけではありませんので、出す商品とそのタイミングが重要になります。
 
 もう一つ厄介な事例は、少し規模が大きくなってオーナーや社長と店長が同一人物では無いとき。店長は劣悪な環境で長時間働き休みもとれず、その他の従業員が技術も働く意欲が無く、生産性の悪い店。これでは店長のイライラ、不満はつのり、良い商品がタイミング良く出る事は無いでしょう。更にそこに、オーナーからトンチンカンな苦言、要求が追い討ちをかける。組織作りを怠り、頭数だけ揃えた張りぼて、継ぎ接ぎだらけでは戦えません。技術は無くても、働く意欲のある人材を採用すべきです。意欲の無い人材を切ることもできず、社内に抱え続けること、これも危険です。

 社長は、オーナーは、優れた人材を集め、教育し、戦力と成るよう育成すべきです。そして良い待遇を保証し、更に良い人材が集まる環境を整える必要があります。働かない、意欲の感じられない人材を抱えることが、従業員を大事にしていると思っているのであれば、それは大きな勘違いです。

 何時までも劣悪な環境で店長が働くとは思えません。それを見てそのままにする事も出来ません。他の会社に移りたいと思うのであれば、それを支援します。

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