Pains パリの味

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ベーカーテクノサービス

初詣

2015-01-28 17:45:45 | Weblog

高尾山薬王院 奥の院

昨年12月に、右膝靭帯と半月版を痛めて歩行困難であったため、初詣が今日になってしまいました。新しいカメラの試運転を兼ね、ケーブルカーの世話になり、階段を出来るだけ登らずに。しかし、奥の院は階段を上がるのが必須、下りの階段が怖いこと。

未だ慣れぬカメラで、全てautoで(1枚を除いて)、全ての機能をマスターするには何日かかるか。ボケ防止のため始めたパソコンにカメラが加わり、多少効果が出ることを期待しています。

靭帯と半月版を負傷したまま中国へ出張に行き、現地で日本製の足踏み式のシーターを毎日使っていたため、損傷が大きくなったようで、帰りの飛行機の中で膝がはれ上がり、羽田に着いた頃には激痛が。




40年ぶりの一眼レフカメラ、やはり面白い。

シャッターを押すだけで綺麗な写真が撮れる今、敢えて面倒な一眼レフカメラが必要なのか?写真のプロでなし、カメラに凝ってもと、この2年間考えた挙句、手を出してしまった。

パンも同じで、簡単な冷凍生地を焼くだけのベークオフ・ベーカリー、配合も製法も考えず済むミックス粉の使用。発酵時間は全く無いか、あっても短時間で、どちらもそれなりの商品となり、陳列され、お客様が購入し、食す。その満足感は?ドーナツに関してはミックス粉に勝る物は無いが。

一方、小麦粉から作るパン。計量、ミキシング、発酵、分割・丸め、ベンチタイム、成型、ホイロ、焼成と工程を踏み、やっと製品になります。その他天然酵母の使用(市販の天然酵母ではなく)、長時間発酵や、冷蔵庫・ドゥーコンでの発酵・生地保管後の成型など巧みに製法開発と工程管理を行います。これらの方法は労働時間の抑制、焼き上がり時刻の調整など風味改善以外にも効果が出ます。

パン作りの面白さは後者ですが、商売となるとどちらが楽か、それは明白です。しかし、長年ベーカリーを維持、さらに発展させるには、どちらでしょうか。