Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
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マタイ受難曲

2008-02-06 | Weblog
 「マタイ受難曲」のオケ合わせが続いています。火曜日は通し練習でした。ソプラノはレチタチーヴォ・アリア等、合わせて7曲ですので、当然待ち時間は長いのですが、昨日は、オーケストラ・合唱と対面するような形で座って出番を待っていました。つまり、コンサート会場の1列目のお客様状態。1曲目の合唱が始まると、バッハの音楽を真正面で浴びて、ジワジワと嬉しさが押し寄せてきます。色々な思い出が次から次へと湧いてきました。
 一番最初の「マタイ受難曲」は、大学1年生の合唱定期公演です。今は亡き、佐藤功太郎先生の指揮でしたが、とにかく厳しかった。強い口調で何度も怒られた記憶が。佐藤先生は当時、ヨーロッパからお帰りになったばかりだったと思います。声自慢のように大声で歌う芸大生に、アンサンブルの重要性を強くお教え下さろうとなさっていたのだと思います。私は初めてのバッハということもあり、なにもわからずとにかくついていくことに必死。難しかった!バッハをある程度理解するのに、その後バッハカンタータクラブに在籍して毎週バッハに触れて、およそ1年かかりました。(つづく)

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