やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

ぼくの白状 小檜山博 講談社

2009年07月26日 09時41分24秒 | 
八歳小学二年生まで、お母さんのおっぱいにすがっていたそうで
六歳の時妹さんが生まれて、その時もふたりで、すがっていて
もちろんお母さんには、叩かれたり、蹴飛ばされたりしても
そんなことで諦める程軟弱ではなかったそうで。
妹さんが一歳半で離乳してからも、すがっていて、お母さんが
膏薬を貼ったり、トウガラシを塗ったりしても、めげずに
ていねいに剥がししていて、ある日、たばこのヤニをぬられ
それだけはとても耐えられず、それで断乳したそうです。
炭焼きや農業で忙しい家族のために、ごはんを炊いたり、雑巾がけを
したりきちんと自分の仕事をしながら、おっぱいにすがっている姿というものは
なんだかほのぼのとおかしい。
 私も誰にも白状したことはなかったけれど、小学校へ入るまですがっていた。
 お母さんがいなくてお祖母さんに育てられ、中学生迄お祖母さんのおっぱいを
 持って寝ていたという白状を聞いたこともある。昔のひとって微妙におかしい。