やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

いろはかるたの真実   発作的座談会

2005年03月30日 23時33分23秒 | 
これも同じメンバ-が、ばか話を繰り広げ、どの箇所から読んでも
爆笑できます。
 沢 酒の勢いを借りて言うことってないか?
 目 どういうこと?
 沢 妻に言いにくいことがあるだろ。そういう時は、酒を飲んで
   から「ちょっと話があるんだ」っていうじゃないか。
 椎 そうかなあ。
 木 で、お前は何を言うの?
 沢 向こうが「何ですか」って言うから、「洗濯物は早く
   取り込むように」とかさ。
 椎 そういうことを酒の力を借りて言うわけか。
 沢 子供たちには「交通事故に気をつけるように」とかさ。
 木 飲まなきゃ言えないのか、そんなこと。
 椎 酔った勢いで言うのか。

超能力株式会社の未来  新発作的座談会

2005年03月29日 22時46分56秒 | 
椎名誠 沢野ひとし 木村晋介 目黒考ニのいい年をした面々が、真面目?に
究極怒濤のどうでももいい話を語り合っていて、それについての欄外の注
というか説明というか単なるツッコミというかが、爆笑をさそいます。
 沢 おれ、頭だけをパ-ッと洗う機械が欲しい。
 目 それ、いいね。公衆電話みたいに街中にあって、
   頭を洗いたいなって思ったらそこに頭をパッと突っ込めばいい。
 沢 シャンプ-してリンスまでしてくれる。
 目 チンとなったら頭を出す。まあさわやかなんて言われたりして。
 木 言わないって。
 目 街をあるいていると、頭だけボックスに突っ込んでいる奴が
   いっぱいいるわけよ。みんな頭を洗っているんだなあって。
 椎 お前たち、頭ん中を洗ったほうがいいよ。「いち早く冷静になった人の弁」
                       

じつは、わたくしこういうものです クラフト・エヴィング商會

2005年03月25日 09時46分55秒 | 
こういう仕事ひょっとしてあるかも?と思えるほど表現がリアル。
写真もいかにも自然で。
私は「時間管理人」になりたい。
「やっぱりね、ささやかな幸福のようなものを、保管して
ほしいという依頼が多いね。忘れやすいからかな」と掛け時計を
かかえて 本の中の時間管理人は言っています。
冬だけ開く森の図書館の 「シチュ-当番」も暖かそうでいいですね。
「三色巻紙配達人」これは傑作です あの早口言葉「赤巻紙うんぬん」を
すらすら言える人にのみ、過去現在未来からの自分の書いた手紙を届ける
仕事だそうで、「私自分には書いたことがないのです 早口言葉が言えなくて」
というコメントに拍手。

らくだこぶ書房21世紀古書目録/クラフト・エヴィング商會

2005年03月25日 09時17分03秒 | 
不思議な遊びを徹底して遊んだ本です。
あくまでも目録なので 読みたい本を読むことが叶わない
ということで 欲求不満は残ります。
私の読みたい本は「その話は、もう3回きいた」です。
「父親がおしゃべりで何度もおなじ話をする 子供は言うもう3回聞いたと。
世界中に点在するさまざまな「おしゃべり老人」をたずね歩き
主にその家族に取材することで 膨大な「3回きいた話」を採集しました」
と目録に説明してあるのに 読めないのです。 残念至極!!



夜のピクニック   恩田陸

2005年03月24日 12時26分28秒 | 
ノスタルジ-の魔術師が贈る 永遠普遍の青春小説とあります。
ガキの優しさはプラスの優しさ 何かしてあげるとか
文字通り何かあげるとか。
大人の優しさは引き算の優しさ。
何もしないでくれる優しさ ただ見守る優しさ
優しさにもいろいろあるのです。       

時の雫    木崎さと子

2005年03月24日 09時54分49秒 | 
人は本当に自分のものとなった感覚の中でしか生きられない。
ある環境の中に生まれたら、そこである感覚がつくられる。
それを基礎にしてそこからさらに新しい感覚も生まれてくる。
自分の感覚に忠実でなければ 他人に対しての誠実さ
社会に対しての責任感もうまれないというが
その環境を抜けた人は どうなるのだろう?

雨の名前   高橋順子 佐藤秀明

2005年03月24日 09時38分35秒 | 
乾いた心とからだに 沁みていく
雨は天からのおくりもの
「風の名前」と同様写真がきれい、エッセ-が面白い、
詩は洒落ている 歳事記はホ- 装幀は丁寧
 何かが終わった日 雨がふるのはいいな
 いままでいろいろあったけど いろどりを添えてくれたものたちに
 しずかな挨拶をして お芝居のあとの幕のように
 雨がふるのはいい