Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

まるで嘘のようです

2017年09月06日 | 家・わたくしごと

 昨日、バリから戻ってすぐに大学で事務仕事。すでに帰国してから2日しか経過していないにもかかわらず、「バリにいたのは本当だったのかしら」と思うような生活です。いえいえ、まるでこの3週間のブログに書かれていることが「嘘」だったように現実の波の中でもがいています。そういうものなんでしょう。なんだか歳を重ねるたびに、その波が高く、荒く、大きな音をたてているような気がします。
 オダランで最後に上演されるトペンの演目、シダ・カルヤの写真。神の化身として寺院で舞う舞踊。何事もなく、平穏な儀礼がおこなわれるための祈り、神々への奉納、そんな意味を持っています。これからの仕事もそんな風に進めばいいと思っています。私にとってこのシダ・カルヤは、私自身のために踊ってもらった舞踊のようにも思えるのです。
 前を向いて半歩先を考えて生きることは重要です。でも振り返る時間をもっともっと作らなければ「過去」は、何ものもなかったように過ぎ去っていってしまいます。だからこそ、過去を反芻できるように、そんな時間も作れるように生きていこうと思います。


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