数年前に買ったちいさなブーゲンビリアの苗を何度も越冬させて、今年も赤い花をつけ始めました。ひと安心です。
人生で初めてこの花を見たのは1983年3月のことで、バリ島の民宿の中庭でした。何だか嬉しくて大事なフィルムをこの花のためにだいぶ費やした記憶が有ります。
その後、沖縄に住んでいるときは、大好きなこの花に囲まれて、それはそれは幸せな毎日でした。今でも那覇でこの花を見つける度に、あの頃の楽しかった日々を思い出すのです。
いつの頃からでしょうか?この花の鉢植えを内地のおしゃれな花屋さんで見かけるようになりました。ほどなくして、小さな町でも手に入るようになった気がします。嬉しいけど、地域の花というイメージが薄れていくようでちょっぴり寂しいかもしれません。でも育種の進歩なのだから、現代に生きるボクはそれを受け入れて生きていかなくてはならないのです。