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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

浜松まつり(三日目編その2)~見せるという行為

2014年05月06日 | 浜松・静岡
 
店の前での演奏


四辻でのパフォーマンス


四辻でのパフォーマンス

 たぶん街練りには、いくつかの意味があるのだと思う。一つは儀礼的な意味。演奏するという行為そのものが、初子祝いという儀礼空間を特別なものにする。もちろん街全体がこの音楽によって「儀礼空間」化して、ハレの場を作ってしまう。もう一つは、その場に活気や商売繁盛のような特別な意味を付与するような役割である。たとえば、店は接待、あるいは寄付などにより、店の前で演じてもらうことで、商売繁盛を願う。
 もう一つ重要な役割は「見せる」というパフォーマンス的な役割。これは「まなざし」が多い地域ほど発達するのではないだろうか?たとえば、私の住む田町は、町内の人々以外に歓楽街には大勢の人々が集まる。そうした人々がそのパフォーマンスに目を止めるからである。
 今日も雨降りの中、有楽街(繁華街)のど真ん中で、パフォーマンスが繰り広げられる。旗を中心に追随者は背中向きに「おしくら饅頭」のような形で反時計回りにグルグルまわる。別にバリのように四辻の儀礼ではなく、人が集まる場所でのパフォーマンスなのであり、毎年、ここで繰り広げられるらしい。

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