どんでん返しの卑弥呼の墓・邪馬台国ーー10・1倭女王卑弥呼発見なるを変更しました。

卑弥呼の墓の新発見、王都の位置、本名および魏志倭人伝の解明について書きつけます。

ザラフシャン河の金

2011年06月13日 00時17分10秒 | 海(わた)



1拡大図:基本高等地図帳改訂版・二宮書店2008を参考にして下さい。
アフガニスタンの細長く中国方面に食い込んだエリアが、水谷地図ワハン峡谷で、ヒンドゥクシュとワハン山脈の間です。玄奘はここを通り、ヤルカンド方面へ向かい、帰途についた。

2詳細図:水谷真成「玄奘三蔵・西域記」
オクサス河(嬀水)はカッコ書きでヒンドゥクシュ山脈の北にある。
ザラフシャン河:ヤルカンド河は、ムスタグ・アタ山脈の東に見える。
ヤルカンド河は、アケメノス朝のインド洲を通らないで、崑崙山の北から出ている。

ザラフシャン河の金

ザラフシャンは、ペルシャ語で、「黄金の水しぶき」の意味し、上流で砂金が取れるので、由来する。
古代ギリシアではPolytimetus(ポリテメトゥス)の名で知られていた。以前はソグド川とも呼ばれた。タジキスタンのパミール高原周縁部に発し、西へおよそ300km流れた後で、パンジケントを通りウズベキスタンに入る。そこで西北西に流れを変え、サマルカンドを流れナヴァーイー州の州都・ナヴァーイーの北西地点で、南西方向に転じてブハラに達する。カラカルを過ぎて砂漠の中で消える。現在はアムダリヤ川に達しておらず、アムダリヤ川の支流ではない。(以上ウイキ。)

ウィキの上記を、水谷地図と比較します。ウィキは、アム河(オクサス)との関係を述べていて、ザラフシャン河とは、違うようです。

話を転じますが、上記はダレイオス大王に関係します。
アケメノス朝ダレイオス大王
インド人は、その人口が、我々の知るいかなる国の人間よりも、はるかに多く、360タラントンの砂金を納め、他のあらゆるもの(州)を凌駕する重税であった。(ヘロドトス歴史)

ダレイオス[在位前552~前486]が定めた20の洲のうち、
インド洲[前518~]の納税額は、[現在価値]100万ポンドを越え、
アジア諸国(トラキアを除く)の納税額の三分の一にも達する。

すると、ダレイオスの金は、上記のザラフシャン河を指し、インド洲からの貢納ですが、背後に誰かがいるのでしょう。

ヤルカンド河の下流は、当時のカ-シャ(佉車)、現在の莎車[ヤルカンド]も砂金の取れる町であろう。その下流域もアクス―やクチャへつながってゆく。

どういう連中が運ぶのでしょうか。
アケメノス朝への金を惜しげなく供給し、後押ししている連中がいます。
身毒[シンド]の身はケンの音あり、ケンドともいう。インド洲であって、ガンダーラ洲ではない。

2の地図の右端にちらりと、和田(ウテン)地域あり。
ウテン・クスタナ国には、金・銀・銅、硝石、玉が取れ、古来、工芸に長じていた。[玄奘西域記]
以前から、アルタイの金山はわかるが、この地域の崑崙山系が産金地域とは、知りませんでした。

なんだか、福の神が、以上の地方に居るのではないか。

特にクスタナ国は、大地の乳房という意味で、ウテン国史では、クスタナ王に、羅漢さまが、教えを説き、大地が急速に乳房のように盛り上がった説話あり。
クスタナは、梵語ゴ―スタナという。ゴー(Go:牛)で、国名は、大地の乳房の意味でした。なおかつ、乳は五穀でしょう。

また、当地には、毘沙門天が守護していた。牛角山:牛頭山あり。

むかし、匈奴が数万の太群で、クスタナを取り囲む。王は弱り果ててどうしたら良いものかと、思案・困惑。これを助けたのは、クスタナにネズミ塚があって、金銀色のハリがあるネズミがいた。
そこへ羅漢が告げる。明日の朝、決戦をしなさいという。その晩、ネズミが武具をみな食いちぎって、匈奴は武具・武器なしとなって、退却した。
ハリネズミ説話がありました。
やはり福の神がいます。この説話は、仏教布教期ですが、何処となく素朴にできています。

ところで、匈奴は、前176年、西域26国を取ったが、クスタナ:今日のコータン(和田)は、奪取できなかったと。やはり、残り10国は取れず。

塞種は、この辺にも居るのでしょう。カラスの群れる町:カルガリクは、ヤルカンドの南となりで、七海はひそかに墓場ではないかと思います。

もうひとつ、引っ掛かって来るのは、和田地名です。瀬戸内海は、和田地名がやたらと多い。海(わたつみ)の神は、安曇氏です。
南山ルートを陸海というのも引っ掛かります。

ついでに、南インドの布咀落迦山も玄奘西域記に出て来ます。これも中国浙江省舟山市の普陀山とつながり、日本の国東半島には、お寺もできました。
これは、日本のホダラカ渡海:西方浄土と関係し、247年11月、卑弥呼が死しても、三神山:蓬莱山(円)方丈山(四角形)瀛洲(海)として、受け継がれてゆきました。

前方後円墳の周りは、湟(みぞ)ですが、小宇宙を典型として、実際には、海:瀛(えい)の広大さを指しているのでしょう。

ついでに、富士山(別名阿祖山)の原生林も樹海という。

スサノオ、海を知らせ、いや、青海原を知らせ。[高木の神の言]

下記の地図は、崑崙山系からインダス河が流れ、ヤルカンド川もコータン川も崑崙山系が、水源でしょう。
コータンの軟玉は、加工されて、婦好墓に入りました。




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