通夜へ

叔父さんが亡くなった。83歳だった。
正確には母の妹のご主人だ。
長患いをしていた。
後で聞いた話によると緩和病棟に入院していた。
そこでは、とても良くしてもらったそうだ。
駒込のあたりの病院らしい。

そこで、母と妹親子と私で、妹の運転で1時間半くらいかかる都内の町屋というとこに出かけた。
電車では母も大変なので。
午後6時からがお通夜だ。

はじめての神式のお通夜だった。
ずっと笙の音が響いていた。
清潔感があり、ある種の暗さを感じなかった。
とても好感が持てた。

お焼香の代わりは、榊をひと枝もらい、
それをささげて2回、礼をして、音を立てず手を叩く真似を2回して、礼をまた1回した。

叔父さんは思いやりのある立派な人だった。親戚を代表するような人だ。
母の姉妹、三人が揃った。
健在は4人だが、一人は入院している。

叔父さんは綺麗にしてもらい、若い頃を思わせるような素晴らしい顔だったと奥さんが言っていた。そういう技術が今はあるのだそうだ。

その後、食事もいただいた。
それも立派なものだった。
帰宅すると、夜の10時を過ぎていた。