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475kHz by TRX-305

2022-01-28 15:51:30 | アマチュア無線

  CQ出版のSDRボードTRX-305を使って475kHzにオンエアしようという計画の足固めのために、スペアナを使って基本波周辺のスペクトルを観測してみました。

 モードはSSB(USB)に設定し、1kHzのトーン信号を送信しました。負荷はスペアナの50Ωです。送信周波数をはじめ、各種パラメータを設定し、付属マイクのPTTを握ると送信状態になります。送信状態を保持してからスペアナをSingleモードで10回掃引して平均値を観測しました。下の図がその結果です。

 出力レベルは-13.22dBm(47.64μW)と非常に小さいので、10W出力にするにはゲイン63.22dB(約2百万倍)のアンプが必要です。USBにして1kHzのトーンを送信しているので、基本波が475.975kHzというのは妥当です。M1のある475kHzはキャリアの周波数であって、キャリア抑圧比が78.62dBであることが分かります。基本波周辺のスプリアスは-70dB以下ですし、エキサイターとして十分使えそうです。

 TRX-305の後ろにリニアリティーの良好なアンプを設ける必要があります。10W位ならA級というのもありかもしれませんが、時代遅れの感があります。中波放送のアンプがソリッドステート化されて久しいそうですが、やはりD級とかE級アンプなんでしょうね。

P.S.

 その後、資料に目を通していたところ、トランジスタ技術2014年9月号p125(第8章)に、「メインボードの出力は2dBm」との記述があることに気付きました。となると、10W出力にするには、40-2=38dBのアンプで良いことになります。コマンド設定の仕方でパワーが-13.22dBmに絞られていたんでしょうね。コマンドについても、理解を深めていく必要がありそうです。

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