院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

コンピュータ将棋

2007-06-16 08:47:57 | Weblog
 チェスの世界チャンピオンがコンピュータに負けたことは記憶に新しい。

 プロの将棋界では米長会長が、プロ棋士とコンピュータの対局を禁止した。万一プロが負けたら、プロの存在価値がなくなってしまうからだろう。

 将棋のコンピュータ・プログラムはすごく強くなっている。アマのレベルをとうに超えているそうだ。

 将棋のプログラムがなぜそんなに強くなったか、理由は簡単である。奨励会に入りながらも、プロになれなかった強豪たちの怨念が込められているからである。彼らは手弁当でプログラムを強くすることに協力している。

 コンピュータは中盤に弱いという。ここがクリアできれば、詰め将棋ならコンピュータが圧倒的に強いから、プロに勝つだろう。米長会長が脅威を感じるのは無理ないことである。

 碁の世界はまだ安泰である。碁のルールや思考方式はコンピュータに向かないからである。