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大日山35号墳4

2014-07-22 22:50:32 | 日記

ここは後円部につくられた横穴式石室の入口です。
ここから見える細い通路(羨道)を進むと、玄門の向こうに遺体を葬った空間(玄室)が広がっています。
この石室は、薄い板状の石(結晶片岩)を積み上げ、石棚・石梁が備え付けられていることに特徴があります。
このような石室は、岩橋千塚古墳群を中心に分布した横穴式石室の形と考えられています。
玄室の中には、大日如来が祀られ、信仰の場となっていた時期もあり、棺など当時の状況がわかるものはほとんど残されていませんでした。

だから大日山なのでしょうか?



大日山35号墳3

2014-07-22 22:18:55 | 日記

700基はあると言われる岩橋千塚古墳群の中で最大、和歌山県下でも最大級の前方後円墳で、6世紀前半の古墳時代後期のものです。
岩橋千塚古墳群のある丘陵西端の標高141mの大日山山頂にあり、和歌山市内の平野部が全て見渡せる位置にあります。
このような立地条件と古墳の大きさから、埋葬者は紀氏の首長であると考えられています。
古墳の大きさは墳丘部で全長約86m、基壇部で約105mあります。
この古墳が注目されるようになったのは、平成15~17年度の発掘調査の結果、全国的にも珍しい埴輪が次々と発掘されたことにあります。
「翼を広げた鳥形埴輪」「両面人物埴輪」「胡籙形埴輪」等、日本で初めての発掘例があります。
大型の家形埴輪も見つかり、復元されましたが、その大きさは140~150cmはあっただろうと推定されています。
日本で最大のものは、継体天皇の真の陵墓と言われる今城塚古墳から発掘された170cmですが、全体3分割して作成したものは、全国に2例しかなく、大王墓と地方首長墓の埴輪から見た関連性について、興味深い問題を提起しています。

大日山35号墳

2014-07-22 21:09:03 | 日記

9時48分、大日山35号墳に到着。

6世紀前半の和歌山県最大の前方後円墳で、墳丘の長さは約86m、基壇という墳丘の下の壇の長さは約105mあります。
前方部を南に、後円部を北に向けており、後円部には西側に入り口を向けた横穴式石室が造られています。
横穴式石室には石梁と石棚があり、大谷山22号墳とともに初期の岩橋型石室の代表例として知られています。
玄室は長さ4.33m、幅2.38m、高さ2.85mで、石梁は板状の石を水平方向に張り渡しています。
大日山35号墳では、平成15~17年度の発掘調査により、東西にある造出と呼ばれる突出部から大量の形象埴輪が出土しました。
翼を広げた鳥形埴輪、両面人物埴輪、胡ろく形埴輪といった日本で初めての形象埴輪が3種類確認されており、注目されています。

墳丘の上に高圧鉄塔が建ってます。
そして大日山の山頂が墳丘の天辺にあります。
古墳も山の一部という事でしょうか?
それにしても三角点にある標高の看板が141.8mと154mの2つあるのは何故でしょう?
おそらく141.8の方が正解の様ですが、もしかして古墳の墳丘抜きとありの2種類でしょうか?