マフィアの構成員バラキ(チャールズ・ブロンソン)は仲間の裏切りに遭い、連邦刑務所に収監されていた。
さらにボスのジェノベーゼ(リノ・バンチュラ)からは密告者との誤解を受け、彼が差し向けた刺客たちに命を狙われる。
自分と家族の身を守るため、しかたなくバラキはFBI捜査官の求めに応じて情報提供を行ない、マフィアおよび組織コーサ・ノストラの実態をアメリカ議会で証言する。
そのテレビ中継を、刑務所内の自室(独房)でシルクのガウンをまとってディナーをとりながら観ていたボス。
「彼らの手が及んだら5分と生きていませんよ」と訴えるバラキの証言にツッコミを入れる。
「2分だ。」
映画「バラキ」(1971年)の、忘れられない名セリフである。
夕方、NPO法人なごやかの理事長が、県都S市への出張からあたふたと帰ってきた。
マズい、明朝9時からの介護員初任者研修の閉講式での祝辞を依頼されてるんだけれど、まだ原稿を書いてないや。
私は言った、理事長なら5分もあれば書き上げられるのではありませんか?
「2分だ。」
その得意顔と言ったら。