ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

新・夢十夜(一) 

2023年01月06日 | なごやか

 こんな夢を見た。

NPO法人なごやかの施設で訪問理容が原因のクラスターが発生し、陽性となった職員の代わりに法人内から応援職員を募ることになった。

事務長に電話でせかされた私は、いったん切るが少しだけ待ってくれるよう話すと、各事業所へ電話をかけ始めた。

最初はやまねこデイサービスだった。

これこれこういうわけで、厳しい話なのだけれど、応援職員を出してくれないか。

「わかりました。私が行きます。」

いやいやナオコ管理者、そういう話ではなくて、だいたいきみはあまり体が丈夫なほうではないし、お子さんも小さいから、ホラ、そちらの頼りになる介護主任にお願いしてくれるといい。

わざと荒っぽく電話を切った。

次はなめとこデイサービスにかけた。

「わかりました、さっそく私ともう一人で準備ができ次第、施設へ向かいます。」

いやいや高梨管理者、そちらは定員40名、職員25名の大所帯で、それをまとめるきみが抜けたら大変だ。いったんクラスター施設に入ったら、最後に発症した陽性者の療養期間が終わり、さらにクールダウンの期間は自分の事業所に出入りできなくなるのだからね。

表情が緩んでくるのを無理矢理こわばらせながら電話を切った。

 最後は小規模多機能ホーム虔十にかけた。

「理事長、私に電話をいただいたということは、私にその任務を遂行しろということですね?」

いやいや浦上管理者、そんな、特殊任務、エスピオナージュ(諜報活動)じゃないから!

大笑いしながら私は目を覚ました。

私は泣いていた。うれし泣きだった。

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