長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

居ぬようで ゐるようで

2022年05月20日 13時45分50秒 | 折々の情景
三日見ぬ間のレモンの葉っぱかな。
越冬サナギが飛び立った後の、空の巣症候群を埋めるかの如く、同日気早なクモが姿を顕し…
実を言えばやっと生き物からの束縛を逃れて清々していたところでもあったのですが、恐ろしい現代社会の闘争の巷の噂話から暫し、心慰められるのも事実。



葉陰に幼虫と思われる黒い筋を見つけたのが、5月15日のこと。



写真は撮ったものの纏めるいとまとて無く、あたふたと一週間が過ぎました。













月曜日に焦げ茶の幼体を4つほど見つけ、さらに翌日もう一匹極々生まれたてのものも見つけ、現在、我がベランダ栽培のレモン樹には、四天王から五人囃子ほどの遊興チームが育ちつつあるのである、と昨日まで思っていたものの…



なんてカッコイイ、小白金蜘蛛。
と、今日も今日とて初夏らしい鮮やかな日差しに、外まで繁りゆく新緑を目を細めて眺めておりましたところ、どうやら、虫に喰われたとしか思えぬ葉の形が目に入って参りました。
内側からは蜘蛛の領域を侵害するので、この角度でしか近づけませんが、どうやら三体の幼虫らしき影を発見。



今夏ふたたび、賑やかな揚羽蝶のシーズンが、わが庵にも訪れた模様。



コメント
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