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風の中のあいつ

2019年04月15日 | ショーケン

ショーケン主演の→「風の中のあいつ」が時代劇チャンネルで放送されます。→主題歌も沢田研二で実に豪華! 若きアウトローたちにぴったりな哀切漂う名曲と共に、ショーケンの思い出あふれる青春時代劇をじっくり味わって欲しい!

ショーケンが「太陽にほえろ」を降板したあと、1973年に主演した日曜夜30分間の時代劇。毎週見ていました。何故なら、主題歌がジュリーだから!YOUTUBE

 今度のツアーで歌ってくれないかしら!と思います。

時代劇なのに、何故かスーツを着た現代的なショーケンが出てくる、変わっている!と見る度にそう思って見ていました。

ジュリーが時代劇の主題歌を歌うのも、なんだか似合わない💦と当時は思いましたが、ショーケンが主演で同じナベプロだからジュリーなのだと、納得していました。

時代劇とジュリーの取り合わせに違和感を覚えながらも ジュリーの甘い切ない哀愁の有る声は、ショーケンの演じるアウトロー黒駒の勝三の青春時代劇ともいえるドラマと合っていると、だんだん思えてくるのです。ジュリーの歌声を聴きたいがためにドラマを見ていました。

このドラマ、ショーケン演じる敵役の黒駒の勝三が主役で、有名な清水の次郎長の方が悪役という、普通とは違ったドラマでした。次郎長が憎たらしく、普段は悪役のはずのショーケンの黒駒の勝三を応援したくなってくるのよ。最終回はどうなったのか・・覚えていないわ~💦 


▼概要

原作:子母沢寛(『富嶽二景』より)/監督:工藤栄一/放映年度:1973年/キー局:TBS ※子母沢寛は、しもざわかん、座頭市や大河ドラマ「勝海舟」の原作者です。

▼内容
舞台は、子母澤寛の代表作「富嶽二景」の「次郎長と勝蔵」の世界。
要領も良くエリートとして歩み続けた清水の次郎長(演:米倉斉加年)と庶民を愛しその一生を自由奔放に生き抜いた、次郎長のライバル黒駒の勝蔵(演:萩原健一)の、対称的な2人の生き様を描いた青春時代劇。いつの時代にもいる不器用で真っ直ぐなアウトローを、若き日のショーケンが全力疾走で演じた意欲作。



清水の次郎長を演じた米倉斉加年さんは、知る人ぞ知る1972年のNHKの「明智探偵事務所」では怪人二十面相でクールでミステリアスだった。明智探偵は亡くなった夏木陽介さん、スーツ姿がカッコ良かった。ショーケンも出ていたのに、ショーケンのwikiには書いてももらえないドラマです。1972年は「太陽にほえろ」と、出演時期が重なっていたらしい。ジュリーはソロ活動を始めるし、PYGとしての活動はもう無理ですね。

私は「明智探偵事務所」が大好きで、試験の前でもこれだけは必ず見てから 試験勉強をしていた。ショーケンはナイーブなところのある青年役で、私はマカロニよりも真面目そうなこっちの役の方がずーっと好きだな。かなり実験的な、ユニークなドラマだったと記憶している。すごく楽しみにしていたのに、視聴率はいまいちだったそうで、打ち切られてしまってとても残念だった。。。 


 

J友さんから、木の陰が幽玄にすら感じる 滋賀の風景

 

可愛らしく愛らしい、青い星のようなネモフィラは関東のJ友さんより

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クローズアップ現代のショーケン

2019年04月05日 | ショーケン

ピーのブログに裕也さんの「お別れ会」の模様がアップされています。


クローズアップ現代のショーケンを見ました。2015年に癌が再発、去年のNHKの「不惑のスクラム」の撮影の時には、医者から手術をすすめられていたのに、手術をせずにドラマの撮影に臨んだのだとか。その後、手術は手遅れになったのだそうです。

声がかすれるのなら、それを演技にいかせないかと考える。文字どうり身を削っての演技だったのか、ショーケンの役者魂を見せられました。最後の最後まで、役者で表現者で有り続けた人生だったと知りました。

いままで、ショーケンのことをお腹が出ているとか(腹水が溜まっていた)声が出てないとか、ショーケンも穏やかな顔になってとか、色々と勝手な事を言ったなぁ・・ そう思うと、泣けてきました。もっとこれからも悪口を言わせてほしかった。

生きて生きて生きて、だーれもいなくなっても・・、いや観客は必要ね。

生き続けて、歌い続けて欲しいです。ジュリーさまには。


そういうジュリーさまは、今夜の番組の希林さんと裕也さんの共演シーンで顔にボカシが入っていました。なんで?肖像権の許諾の問題ですか?何にせよ、感じがよくなかったです💦 12月に同じシーンが放送されています。→「日本の名曲GP」 


本日の桜、龍野城跡

 

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クローズアップ現代

2019年04月03日 | ショーケン

明日のクローズアップ現代で、NHKの独自映像 “ショーケン”最期の日々が放送されます。→2019年4月4日(木)放送独自映像 “ショーケン”最期の日々

『NHKは、萩原さんが亡くなる17日前に、8年間にわたる闘病の日々を記録した映像を託されていました。53時間の映像に残されていたのは、「奔放」「破天荒」といったイメージからはかけ離れた、“知られざるショーケン”の姿。死を意識して生きた、最期の日々を見つめます。』

亡くなる17日前に、という事はすでに死を覚悟してと言うことでしょうか。なんでNHKに?と、思いましたが、何度目かの逮捕後に連続ドラマでショーケンを使ったのは、一番固そうなNHKだけだと思います。信頼関係があったのかな。


 

TVのニュースで、内田裕也さんのお別れ会の様子を報じていて、堺正章さんが弔辞を述べていました。ジュリーはひとり静かにお見送りをしたのでしょうか。

この頃、深夜近くになると度々 裕也さんのネジのCMを見かけます。なんで裕也さんでネジだったんだろう?

 


 本日の桜🌸

🌸六甲道 南公園

 

🌸青谷川公園

 

🌸神戸文学館

 

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メディアの役割

2019年03月31日 | ショーケン

レトロメディア・囃ハルト様がショーケンの死去に際してブログを更新されています→メディアの役割 『時代認識を正確に伝えるのはメディアの役割なのだろう。・・』

ジュリーはショーケンをどう見ていたのだろうか? 『ロック史家の故・黒沢進氏によれば、当時の男子が絶対に好きといってはいけない三大グループがタイガース、オックス、フォーリーブス・・』

男性の視線から見たタイガース、テンプターズ、ジュリーvsショーケンの構図は、当時を知らない世代にも見ていただきたいと思います。


 

★タイガースとテンプターズ、PYGのジュリーとショーケンを、ジャズ喫茶でナマで見ていたJ友さんから、お話を伺いました。どうも有難うございます。

ショーケン、大ショックでした。
デビューしたてのテンプターズをACBで何度かみかけました。
もちろん、PYGの時は何度見たかわかりません。
ファンではなかったし、むしろジュリーとは真逆な感じで
アンチな目で見ていた方でしたが、TVのニュース速報が
出た時は、一瞬 時が止まりました。
裕也さんもですがさらにショックです。

つくづく、タイガースのメンバーが誰一人欠けることなく
全員今も生きていてくれるのが有難いです。

ショーケンの退廃的な雰囲気が苦手でした。
若い頃、PYGで組んだ時、あまりいい影響をジュリーに
与えていない感じがしていました。
みるみるうちにジュリーが(ヒッピーのように)変わっていき
それは殻を破りたいジュリー自身の思いもあったのかも
しれませんが、当時 私も若かったので
ショーケンのあの世の中を斜めに見ているような態度に
ジュリーが毒されていくように感じていました。

振り返るとジュリーは、人に左右される人ではなく
むしろ頑固一徹(笑)
ポリシーを曲げない性格だとその後は認識して
いきましたが、その頃は私も 充分まだ
若すぎる年代でした。

※(ジュリーがどのようにPYGで変わっていったと思いましたか?
と、伺ってみました)
ジュリーのイメージがどんどん
ヒッピー(古る!)のように着る物もわざとなのか
汚いもので、ヒゲも時には剃らずにステージに立つことも
あったように記憶しています。
もちろん、あの頃ってフォークが流行り出し
あの人たちがそんな雰囲気でしたから、世の中の風潮
だったのかも。

でも、王子様のジュリーしか見ていなかった二十歳そこそこの
私には 充分ショックでした。
若い頃はカメラに凝っていて、ジャズ喫茶のステージも
撮影自由でしたから、タイガースの頃は良く撮りましたが
PYGの写真は一枚も有りません。
ステージは行ける限り行ったのに、きっと撮る気も
なかったのだと思います。


ハルト様のブログも、ナマでデビュー当時からのジュリーを見ていたJ友さんのお話も、非常に興味深いお話でした。

GS時代のTV画面の中のショーケンは、カッコイイ・・とは実はあんまり私は思っていなかったんだけど、少なくともJ友さんが感じていた退廃的な雰囲気や、世の中を斜めに見ている感じは受けてはいませんでした。TV画面とジャズ喫茶のナマのライブでは、実は与える雰囲気が違っていたんでしょうね。

70年代のヒッピーを知らない世代の方も今は多いことでしょう。J友さんに限らず、PYGがジュリーファンに受け入れられなかったのが、ちょっと分かる気がします。

かくいう私も、ジュリーとショーケンが組んだPYGにはそれほど興味はわきませんでした。この頃、興味の対象が他に移っていたことも有り、ジュリーがソロになってから、やっぱりジュリーが一番だと、またファンに戻ったのでした。

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CMの裕也さんとショーケン

2019年03月30日 | ショーケン

朝起きてTVをつけたら、裕也さんが突然登場。何?

以前から出ていたネジのCMでした。他にも出ていた葬儀のCMならば悪い冗談ですが、CM画面に「内田裕也さんの訃報に際し心よりご冥福をお祈りします」とテロップが出ていました。おそらく放送は年度替わりの3月まで?かと思いますが、CMの裕也さんは相変わらずロックで無頼でスタイリッシュでカッコイイ時代劇CMでした。


ⅭⅯといえば、タイガースが明治製菓ならテンプターズは森永製菓だった。ヤーングモリナガ~♪このフレーズはよく覚えています。もういちど見たいな~と、ダメモトで検索したらあったわ~(^-^) 嬉しい!こちら→森永製菓


 

 夕方、小堺さんのラジオ番組のゲストの1人は石野真子さん。「ジュリーがライバル」について『沢田さんと一緒に(TVに)出る時は(ジュリーはライバルが)恥かしかった』と文字どうり、恥ずかしそうに答えていました。さあ曲を掛けましょう。

「ジュリーがライバル」が久しぶりに聴ける!と思うじゃない。ところが全然違う曲がかかった。💦 なんでやねん! ジュリーももちろん登場します。真子ちゃん、初紅白


 

J友さんから、各地各紙の新聞記事をいただきました。

関東のJ友さんより 読売新聞、編集手帳 

 J友さんはジュリーとショーケンが共演したNHK大河ドラマの「琉球の風」で、ショーケンの方がカッコイイ役で悔しかった!と💦 

ジュリーが最後の琉球王を演じましたが、王様は動いたりしない、じーっと上品に座っているのみ。王様は動きが無い分、つまりませんでした。別にジュリーじゃなくても良かったの。ショーケンは主人公(ヒガシ)の父役で、2人のGSのプリンスの共演と言うことで、私は嬉しかったんだけどな~(-_-;) ジュリーもやる気満々だったのに。


 

京都より、京都新聞「凡語」

京都のJ友さんは、もうかなり前に一度だけショーケンのライブを見に行ったそうです。『男くさいライブだと思いました、ロックなライブでした。男の人が多くて、ジュリーのライブとは雰囲気が違いましたね。』京都は六角堂の桜がきれいらしいです。

新聞記事には、どちらにもショーケンのやんちゃ人生が書かれています。4度の逮捕とスキャンダルはショーケンを語るには外せません。

4度も逮捕されれば、普通なら芸能界と言う場所に 居場所はなさそうなものなのに、それでも反逆のカリスマともてはやされ 何度も戻ってこられるのは、ショーケンという他に得難い俳優さんだからか。

一番スキャンダルに敏感そうなNHK、それも大河ドラマと言う看板番組に出演が決まっていて、もう撮り終えていたのだとか。遺作になりました、6月末の25回目が放送だそうです。こちら(2・2・6事件の高橋是清役。)毎回「いだてん」を楽しみに観ているので、ショーケンの登場が楽しみになりました。(視聴率は低いけど面白いよ~!)

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③ショーケン(モーニングショー)

2019年03月30日 | ショーケン

カラスの落墨ブログさま 更新されていますが、ものすごくショーケンに詳しくてビックリ、男はショーケンのファンなのか。やっぱり


 

29日の朝のTV朝日の「モーニングショー」はショーケンの突然の訃報がトップでした。録画してあとから見直したのですが、細かい部分のいくつかが気になって気になって・・正直に言うと、イラーっと胸がザワザワっとしました。

そこオカシイ、そこ変、完全に間違っている!そう言いたいところがいくつもでした。ショーケンのデビューから辿っているのですが

「エメラルドの伝説」が大ヒットの説明の後に「神様おねがい」が出てきて、それ順番違ってる。「神様」の次に「エメラルド」が出て、一躍タイガースの次に人気者になったのよ。

そして、PYGへ

字幕にはちゃんと「PYG ピッグ」とフリガナまでうってあるのに、ナレーションでは「ピーワイジー」と間違えたまま何度も連呼。意味不明?の言葉もあって、ナレーターが内容をわからずに読み間違えているのでは?と思いました。GSなんて、半世紀も前のお話だもんね。知らないのは当然か・・と思いながらも、前もって打ち合わせ位ちゃんとしといてね!

イライラ~!

「歌が命だ」沢田研二ははっきり そう言った。 これは人に聴かせるために飾って言った言葉ではない、ジュリーの心からの気持ち。カッコいいです!

 『歌が命だ』沢田研二は、はっきりそう言った。決して自ら主張せず、誰かが創作した歌を与えられ、それを誠実に歌う。プロデューサーがつくりあげたイメージを存分に表現してみせる。歌の貴公子です。 (萩原健一)ショーケンの書いた本より 

沢田研二はいつも歌に対して 仕事に対して誠実です。でも自分は・・・、ジュリーが与えられた仕事を真面目に ただこなすだけ、の人でないことは誰もが知っています。この本が出た時も、ここを読んで気になったのよね~ 某氏もジュリーをこういう風に表現したっけな。ライバル心があるからね。

タイガースがジャズ喫茶に出ていた時代から、ジュリーをご覧になっていたJ友さんから、PYG時代の思い出話も聴かせていただきました。次に紹介させていただきたいと思います。

 

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②ショーケン(新聞)

2019年03月30日 | ショーケン

昨夜の突然のショーケンの訃報のショックから抜け出せないでいますが、このブログのカテゴリー分けにはショーケンはどこに入るのか・・?考えています。

神戸新聞に、ジュリーとの2ショット。1981年のサヨナラ日劇の画像です。

スポーツニッポンでは、PYG結成と失敗が詳しく取り上げられていました。

 

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ショーケンの突然の訃報「ジュリーvs.ショーケン」

2019年03月28日 | ショーケン

ブログをトロトロ書いていたら 報道ステーションが「萩原健一さんが亡くなりました。」

萩原健一さん死去68歳

えええー!突然の信じがたい報道に、思わず叫び声をあげてしまいました。報道ステーションでは「沢田研二さんとPYGを結成」という字幕も出ました。

井上さん、裕也さん、ジュリーとともに音楽活動をしてきた人たちが、何故こうも次々と急に亡くなってしまうのでしょうか。本当にショックです。

ショーケンはテンプターズの時からずーっと、気になる人でした。タイガースのジュリーと共に、ショーケンの歌声は小学生の私の記憶に擦りこまれてしまっています。最近も「雨よふらないで」など聴いて懐かしくて懐かしくて・・・桑田さんが「純愛」はいい曲と褒めてくれたのも嬉しかった。

今では声が出てないとか、なんとか、ブログではいっぱい悪口も書きました。でもその悪口の底には愛もあります。ジュリーとは生き方が違う、そう思いながらも、ショーケンが何かすれば、良いにつけ悪いにつけ、気になる人でした。ドラマや歌番組に出演すれば、やっぱり見てしまいました。

一生ジュリーのライバルだと思っていたし、盟友でもある。まだ60代、あんまり早すぎてショックとしかいいようがありません。なんでこうもジュリーに影響を与えた方達が次々と、あまりに早く亡くなってしまわれるのか・・・寂しくてなりません。もう荼毘に付された、お別れの会もしないというのが、最後までショーケンらしいのでしょうか。

気になるショーケンが何かすれば、ブログで何度も書いています。

★ジュリーvsショーケン

★ショーケントレイン(ジュリー・ショーケン・・・マチャアキ、ではない )

★「あのスターにあいたい・テンプターズ」君のライバルはジュリー

 


希林さんの本が、100万部を突破したそうですが、東京渋谷では 樹木希林展もやっているのですね。→樹木希林の展覧会が本日から、若き内田裕也との写真や愛用品など展示 4月7日まで・・
関東のJ友さんが、お花見をされたそうで→『丸の内ビルディング前から出ている真っ赤な二階建てスカイバスに乗って千鳥が淵の桜、皇居周辺、一周して来ました!2時頃、東京駅前で京都からの天皇ご夫妻の車、手を振る美智子さまを見ました!』偶然、美智子妃殿下を見られるなんて、なんて運がいいのでしょう。一度は行きたいと思いながら結局、お正月の一般参賀も行けず、平成はもう残り僅かです。
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太陽にほえろ「そして愛は終わった」

2018年12月28日 | ショーケン

 

年末のせいか、TVはスペシャル番組ばっかり、見たい番組が全くない!(9時からタッキーを見てます、なんで引退すんの)というわけで、午後7時からは録画はしたが見る気は無かった(すでに何度も見ているので)太陽にほえろ!を見ました。

見ていた当時は文句も言わずに見ていたはずですが、21世紀になるとマカロニ刑事のやりたい放題に、そんな刑事おるか?コンプライアンスはどうなってんねん?刑事クビ!とか色々突っ込みながら見ました。

20話は、ジュリーがゲスト。

1972年の若いジュリーは、GSの殻がまだ残ってはいるものの、ソロとしてヒット曲も出て認められてきたころでした。番組内で「不良時代」が流れたのが懐かしい・・ これを聴くとアルバムジャケットのジュリーの後ろ姿と「ジュリー祭り」を思い出します。市川森一さんの脚本は暗くて影があって、大っぴらには言えない秘密の匂いがする。

裕次郎さんのボスは、ドッシリ座って電話してるだけですが、若きショーケンが、三つ揃いのスーツで走る走る走る! 番組から流れ出る70年代当時の風俗も懐かしくて、そこにも注目して見ました。

ものすごく簡単な粗筋。脅迫されている愛する叔母を守るために、ジュリー演じる美大生が脅迫者の老婆を絞め殺す。美大生はショーケンのマカロニ刑事に最後は射殺されてしまう。(射殺して)ご免なさい ご免なさい!と、身も世もないほどにグダグダの姿で泣き叫ぶショーケンの演技は、これで始めて見たわけではない。けれど何度見ても うわぁ~ 凄いな・・と、半ば呆れ、そしてちょっと感心してしまう。

このボロボロなほどの体当たりの演技は、稚拙にも見える。けど 若いショーケンには、人の心を掴んでしまうものがある。口跡なんて、いまいちのとこも有るけど、若さと勢いが確かに感じられる。茶目っ気と稚気とスマートさが同居していて、ヤンチャで賢そうには見えないが(^^; それも魅力です。その頃を思えば、今は年相応に枯れはったね。うちはジュリ風呂なのに ショーケンのことしか書いてないわ~ 

ジュリーの演技は、台詞も表情もところどころがまだ青かった。書けば書くほど、ジュリーとショーケンの個性は相反していると改めて思いました。その相反している2人が共演しているから、この番組は魅力なのでしょう。YOUTUBEで見られます。

 

 ドラマの最後に、美大生ジュリーが中学時代に書いた

「恋人」と題する、叔母を描いた油絵。

似てない(^^;) どちらかというとヘタ。

真面目に見ていたのに

最後にこの絵が出てきて、わろた・・

 


 

次に放送されたのは、星由里子さんがゲストの「バスに乗ってたグーな人」。

この当時は「グー」という言葉が流行っていたのかな。星さんがとても綺麗。着ている洋服がシャネル風の凄く高そうなツイードのスーツや、当時の最先端であろうファッションで、服を見ているだけで楽しかった。流れるBGMは、五木さんの ヘ ヘイ♪ ヘイ♪(待っている女)ゃ、山本リンダさんの当時の流行歌で懐かしい。

ショーケンは危機一髪を何度も乗り越えて、犯罪解決!でも、かなり無理の有る筋でした。今の刑事ものは、もっと物語に破綻が無いし、科学的な捜査が進んでいるので、今とは随分作り方が違うな~ でも「太陽にほえろ」はアクション刑事もので、刑事が主役だから これでいいのか。


前に教えていただいた「日本レコード大賞60年の歴史」は12月30日にBS-TBSで昼12時から放送です。ジュリーの受賞シーンが放送されるそうです。→今年で60回を迎える年末の風物詩「輝く!日本レコード大賞」

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「あのスターにあいたい・テンプターズ」君のライバルはジュリー

2018年03月15日 | ショーケン

13日放送のBS11「あのスターにあいたい、テンプターズ」あのショーケン、萩原健一さんがテンプターズについて話す・・タイガースの事も話すそうだ、と聞いてTVを見ました。ショーケンはGS時代を語るのは嫌ではなかったのか。

番組の のっけから「二人がいつも 合う時は これが秘密の合言葉♪ 3-2-1 スリーツーワン oh イエ~♪」ショーケンのちょっとハスキーな独特の声、これを聴いただけでキャ~~!と大興奮!! この曲はGS特集でも、ほぼ流れない曲なので。すっごく聴けて嬉しい.。*・.。ヽ(^▽^)人(^▽^)ノ。.・*。.

GSが大好きだった小学生高学年時代、あの1960年代末のGS全盛時代の熱気が、突如脳裏に蘇る。今聴いても、ショーケンのハスキーな声はジュリーの甘い声質とは全く違う、別の魅力と色気がある 

最初から思わず胸が躍って・・ウッキウキ~ あれ~?私、そんなにショーケンが好きだったかなぁ?と自分で驚く(苦笑)。TVに映るショーケンは白い髭をはやし、笑顔を絶やさず穏やかな印象で、かつて尖っていたショーケンも人間が丸くなったのか? 今はジーさんになったと思わされました。

ショーケンが好きというより、テンプターズも、ワイルドワンズも、オックスも、GS全部が好きだったの。タイガースがジュリーが、もちろん どこよりも一番だけど、タイガースのライバルといえども、他のGSも皆好き。嫌いなGSなんて無い!

中高生のお姉様方は タイガース派とテンプターズ派、ジュリーvsショーケンで敵対していたらしいが、当時は田舎の小学生の私は、そんな争いは知らない。クラス内でいがみ合いなどゼロです。

でも声に魅力は感じても、ショーケンのカッコ良さは どうもわからない?お子様でした。どこがええの?ジュリーみたいに、子供にもわかりやすい綺麗さがないでしょ。


(※以下は、番組の放送内容から)

ショーケンは中学生時代に、まだアマチュアだったテンプターズに飛び入りで参加して歌ったことから、そのまま参加。スパイダースのプロダクションにスカウトされてデビュー。

2枚目の「神様お願い」でメインボーカルを務め、不良の香りを漂わせ カリスマ的な人気を博す。(当時のテンプターズの映像が色々流れて眼を見張って興味津津、殆ど見たことが無い映像でした。これは嬉しかった。銀座の山野楽器でのサイン会映像など、山野楽器は昔から銀座の名物なのね~!)

「でも やめたかった」プロダクションの着せ替え人形、アップリケの付いた服を着せられ、自分の意志とは違う。傷ついていた、と話すショーケン。しかし人気は出て、音楽よりもキャラクターが優先していた。(アップリケの付いた服って、「エメラルドの伝説」の衣装の事かな。☝)

GSはザ・タイガースが人気を牽引していた。テンプターズと人気を二分。実はテンプターズは、スパイダースをタイガースに喰われない クサビとしてスカウトされた。

(私も昔はスパイダースが好きだった。けど、子供には おじさんばっかりのスパイダースよりも、後でデビューした若くて可愛いタイガースの方がいいに決まっている!)

テンプターズはタイガースを止める対抗馬としてデビュー。

事務所から「君のライバルはジュリー」と言われていた。タイガースを池袋のドラムへ見に行った時は「内田裕也とタイガース」のグループ名だった。タイガースを見に行った、その日に裕也さんは自分が見出したタイガースを辞めさせられ、ショーケンはその場を目撃していた。

ショーケンがジュリーを評して『沢田研二さんは 僕にできないこと、例えばプロダクションのマネージャーに ああいう風にこういう風にしろと言われたら、誠実に 行う人でした。僕なんかとてもできない。ほんとに誠実』でも自分は・・というショーケンの本心が見えないでもない。

40年代に活躍したGSに、↡ブルーコメッツが抜けてまっせ。紅白に出た、レコ大も取ったのに。

GSの時代は終焉を迎える。テンプターズは、わずか2年と8カ月の活動だった。※(PYGに関する発言や説明は皆無)

解散後 音楽を辞めたかった、着せ替えられてる自分が嫌。脚本の勉強をして監督になる気だった、俳優は嫌だった。しかし、映画の代役から俳優の道へ。

昭和50年代に音楽活動を再開する。

「得たものはなんですか?」の問いに、1回ここから出て俳優として余裕が出来、聴く耳ができ、余裕ができ、役者を経てからの音楽活動は以前とは違う。本当の自分を表現できるようになった。タイガースをクビになった裕也さんが「大阪でうまれた女」を持ってきてくれた。

デビュー50年を経て、51年目の心境の変化は、歌への取り組みが変わった、頑固にならなくなった。人の話は聞かなかったが、パーフェクトじゃない事に気がついた。ボイストレーニングに行っているけど、上手くないと自嘲する。自分の欠点を知っていないとね。

テンプターズの曲を今、歌う理由。好き嫌いにかかわらず、GS時代は私の足跡ですから。もっとパワーアップして、カバーだけでなく表現して行きたい。「その原動力は?」と問われて、創作が好き。最後に今のショーケンが「エメラルドの伝説」を歌います。

『萩原健一さんの原点テンプターズ、伝説のGSは今も私たちの心の中に生きています。』 というナレーションで終わり。 


 「伝説のGSは今も私たちの心の中に生きています。」あれ、この番組の最後をその言葉で〆る? ショーケンの軌跡を語る番組じゃなかったのか?

そういえば、この番組は「テンプターズ」を語る番組だった、忘れてた。テンプターズの話はあったけど、内容はショーケンの50年間の軌跡を語り、これからの活動を語る番組でした。一番の目的は、ショーケンのライブの宣伝やな、と思いました。

今のショーケンの歌う「エメラルドの伝説」について。まさに私の心の中には「伝説のGS」はまだ生きている。「エメラルド」は昔のショーケンが歌う画像と歌声で見たかった。

突如、素っ頓狂な声を出したり、黙り込んだり、ファンに歌わせたり、どこに飛ぶのかハラハラする「エメラルド」じゃない。ハスキーで不良ぽくて色気のある、子供ながら心を掴まれた、あの頃のショーケンの歌声だけが私にとっての「エメラルドの伝説」だと言わせて欲しい。

ショーケンの今現在の歌声については、人それぞれ好みがあると思いますので、何とも言えません。コアなファンの方は、それこそ目の前でショーケンが歌っている、それだけでいいのでしょう、それだけで感激なのでは。

「大阪で生まれた女」は80年代のショーケンの歌う映像が流れました。この時、すでに声が出ていない時があったり、こちらが不安になるような歌い方だけど、時に鬼気迫って、その狂気までもが見えるような歌声であると思いました。

「愚か者よ」は途中で歌がどこにいくんだ?と思ったけれど、歌声は出なくとも、この貫禄と風格、聴く物に迫る迫力は、同じ曲を歌っている某氏がこの先いくら年齢を重ねようが、到底一生出せない ショーケンだけの「味」。こんな風な雰囲気を持つ、ある意味怖さを感じる歌い手は他にいないのでは、と思わされたのでした。聞いているとほんとに怖い💦 私は誠実なジュリー派です。

ショーケンがテンプターズを語るなんて、何と珍しい!と思ったので見たの。結局、春からのライブの宣伝の為に番組に出たんだなあ。PYGについては全く語らずでした。 


 

※タイガースに対抗させるために、スパイダクションがテンプターズをデビューさせた話ですが。

ジュリーが去年のMCで、スパイダクションのマネージャーから「社長の田辺が会いたいと言っています」と言われ、喜んで皆で会いに行ったのに、田辺さんには相手にもされなかった、ガッカリしたと話していました。田辺さんはタイガースが売れると思わなかったんだな、見る目がなかったのよ。

もしスパイダクションにファニーズが入っていたら・・ 間違いなくタイガースもジュリーもいなかった。テンプターズはデビューしていなかったかもしれないし、芸能史は変わっていたのでしょう。

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