歯のフェイク矯正器とは 知らなかった！

　　
　街で見かける女学生であったり、周囲の若い女性であったり、歯並びを 矯正する器具を 付けている
子が目立ちません？　ここ数年 急に増えたように感じるのは ワタシだけでしょうかねぇ～

歯の矯正のことを タイ語でダット・ファンと言うそうですが、よく 聞いてみると、女の子の間では
ファッション感覚で装着するようで、「わたしは お金持ちよ」 という 証し にもなるようですヨ。

　

この歯列矯正、日本では100万円くらいかかると聞いたことがありますが、タイでは５万バーツ前後で
できるといいます。　日本円で約16万円ですから かなり安くできますよネ。　それでもタイでは高額な

治療費となります。　当然 一部の中間層以上の人しか矯正できません。　よって 歯列矯正している
若い子たちは、他の庶民の子たちより裕福な家庭の子となります、また 憧れの的にもなるんですネ。

　歯列矯正が “富の象徴だ” といったら、 ちょっと　大袈裟かな。

　

日本では高額で 見た目も良くなく、煩わしさだけだとか。　日本人は むしろ やりたがらないと聞きます。
歯の裏側に金具を付けたり、透明なマウスピースを 使ったりと、目立たないように矯正するようですネ。

それがタイでは、見た目も良くなく 笑っても見苦しいように感じていましたが、ファッション・アイコン
としての様々なデザインの矯正器があるとは、おじさんには カルチャーショックでしたねぇ～

　ファッション性があって 高額で誰でもが装着できないとなれば、出てくるのが タイのお家芸である
“コピー” でしょう。　そんな 「フェイク矯正器」 を お店やインターネットで購入して、それを
歯医者ではなく、ビューティーサロンへ持ち込んで、フェイク矯正器を 装着してもらんだそうです。

　

コピーですから 当然 値段も随分と安く、（1,000バーツ出すと良いものが買えるとか） 裕福な家の子
ではなくても、十分に買えますので、若い子達に広まり、自分で装着できるものまで出ているようです。

これで お金持ちになった気持ちになって、最新のファッションの仲間入りも果たすワケですネ （笑）。
でも 知らないのはおじさんばかりで、かなり前から若者の間でステイタスになっているようで、カラー
コンタクトやつけまつ毛のようにファッションアイテムとして市民権を 得ているんだそうです （驚）。

　コピーが出回れば問題も生じます。　このフェイクは、長期装着することで虫歯や口内炎の原因や
有害物質が含まれていたりで、心臓病や感染症になる危険性があると報告されています。　

　

ついには 少女の死亡事故も発生し、2010年９月には 輸入・製造・販売の禁止になりました。　販売した
場合は６ヵ月以下の懲役と５万バーツの罰金が科されるとのことですが、まだ 出回っているようです。

　知らないとところで、色々なことが起こっているんもんですネ。　ちなみに、航空会社の客室乗務員の
条件のなかに 「歯列矯正器具を 装着していないこと」 と入っているとか、気をつけて！　　



「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです 　　


　 タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト