日本とタイ国で それぞれの訪問者数が逆になっている！

　タイ国の空港会社 (AOT)による年末年始の空港利用客数の予想発表を聞くと、タイ国の新型

コロナウイルスは、ほぼ収束していることを実感します。この年末年始休暇中に、６つの空港で

タイ人の200万人もの人が利用すると予想しています。前年比で170％以上の増加とのことです。

 

便数にして12,190便、87％の増加となる見込みだそうです。AOTは、“空港での混雑が予想

されるので、この期間に空港を利用する人は、時間に余裕をもって来てほしい” と、呼び

かけています。このような注意喚起するのは何年ぶりでしょうねぇ～　嬉しい注意喚起です。

　

タイ国のインバウンドでも、10月１日より全ての入国規制を撤廃し、本格的に外国人旅行者を

受け入れるようになってから順調に来ています。今月10日に外国人観光客が今年1,000万人に

 

到達したイベントを各空港で実施することも出来ました。政府観光局の予測では、年末までに

1,150万人を達成するとしていますので、ビフォーコロナの四分の一に達したことになります。

　

来年の観光客数は、“中国人には期待せず2,000万人を予測しているようです。日本は30日より

中国からの渡航者について水際対策を強化します。タイ国も現状の中国を見て、踏ん切りが

 

ついたでしょう。日タイとも、来年も中国人観光客に期待するのは止めましょう。　それでも

来年、２兆3800億バーツの観光収入を生み出すだろう“ と、政府観光局は予測しているようです。

　

さて アウトバウンドも堰を切ったように、この年末年始には一日３万3,400人のタイ人が海外

旅行に出かけるだろうと、予測しています。やはり、10月の第４四半期過ぎから一日平均

28,000人が海外へ出かけ、12月最初の20日間では、一日３万人近くになっているようです。

 

人気の年末年始の旅行先は、アジアと東南アジアを巡る短期旅行だといいます。　今更

言うまでもなく、一番は日本で、次いでシンガポール、韓国、ベトナムが人気のようです。

 

11月に日本を訪れたタイ人観光客は52,100人を数えました。一方、同じく11月にタイ国を

訪れた日本人観光客は46,020人でした。コロナ以降では初の月間４万人超えとなりました。

　

それでも、タイ国に行く日本人より日本に来るタイ人の方が多くなっています。この年末

年始はどうなっているでしょうねぇ～　流石に、この時期は逆転するように思いますけど。

 

そう言えば 昨日、在タイ日本大使館がバンコク都の高架鉄道 BTS プロムポン駅を中心と

したスクムビット通り沿いで、日本人がスリの被害に遭う事例が相次いでいるとして、

注意を呼びかけています。これからタイ国へ旅行される方々は、ご留意を下さいませ。