昨年10月、タイ政府は福岡県 福岡市に総領事館を開設。様々な動きが出て来ています。
タイ国際航空は今年7月13日から、福岡ーバンコク線を増便し、週10フライトでの運航を
開始すると発表。また 格安航空会社(LCC)で大手のタイ・エアアジアXも、バンコクと
福岡を結ぶ直行便を7月3日から週4往復の運航を行なうと、報道されていました。
タイ国際航空はスワンナプーム空港、タイ・エアアジアXはドンムアン空港と、双方がバンコク ー
福岡間を運航するのは競争も生まれて、日本とタイを行き来する人たちにとって、いい事ですネ。
そう言えば 領事館の開設と同時に、タイ政府観光庁も福岡事務所を2年ぶりに復活させています。
そう、バンコク市が福岡市にラブコールを送って、2006年に姉妹都市が実現しています。現在、
日タイで姉妹都市となっているのは、そろばん教育を通して島根県奥出雲市―ロイエット県(1998年)と、
ロケット花火を通して埼玉県秩父市(旧吉田町)―ヤトソン県(1999年)と、三つ目になります。
姉妹都市とは、市民の文化交流や親善を目的とする都市間の結びつきで、友好都市とも言い、呼び方は
アメリカ英語の “Sister City” から由来し、イギリス英語では ”Twin City“ と言うそうですネ。
<小川洋 福岡県知事とアッタカーン領事>
国によっては「姉妹都市」という呼び方では、どちらが姉でどちらが妹か、つまりどちらが上位にあるか、
という議論にもなりかねないことから、代わりに「友好都市」という表現が使用される場合もあるそうです。
姉妹都市(友好都市)を規定する法律など無いようですが、日本においては一応の要件として、
両市長による提携書があること、 議会の承認があること、交流分野が特定のものに限られない
ことなどが挙げられるようです。 タイでは規定など、あるんでしょうかネ??
<タイの福岡 総領事館が入るJR 博多ビル>
振り返れば2006年、アジア版フォーブス誌(米国の経済紙)にて、福岡市が「アジアで最も
生活し易い都市」に三年連続で選ばれていました。これを見聞きした当時のバンコク市の
コーサヨーティン知事は、“姉妹都市になって” とラブコールを送り提携が実現したといいます。
同誌に掲載されていた福岡市の優れた生活、環境、文化、経済の四つに注目し、同知事は
バンコク市を “福岡市をモデルとして” 都市開発を進めることを決定したと言われています。
それが どこまで進んだかは分りませんが、日本は韓国・北朝鮮、中国の近隣諸国と波風が
立つ中、日本とタイの友好は続き、両国の修好関係は132年目を迎えています。特に近年は、
タイ経済を総括しているソムキット副首相が、タイ市場の魅力や優遇政策をPRするため、
日本を度々訪れています。 ここのところ、日本企業へのアプローチに余念がありません。
<ソムキット副首相>
総領事館の件もあるんでしょうが昨年も、ソムキット氏は 福岡市へも訪れ、小川洋
福岡県知事と会談した際、福岡市のベンチャー企業経営者らと意見交換をしています。
バンコクでは県人会ゴルフが盛んですが、福岡県が一番多く集まると聞いたことも。
これから福岡市とタイの結びつきは、さらに大きくなりそうです。
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