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解党は タクシン派に 大打撃か? 政治動向 14

2019年03月10日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 既に報道されているように タイの憲法裁判所は7日、「タイ国家維持党」に解散を命じました。

今月24日に実施される総選挙の首相候補として、ウボンラット王女の擁立を試みた国家維持党は、
「君主制に敵対的」と憲法違反にみなされました。国家維持党の幹部は10年間にわたり政治活動を
禁じられていまいました。 果たして タクシン派とタクシン一族にとって打撃となるんでしょうか。

 

国家維持党は、375選挙区のうち174区で候補を立てる予定でしたが、他党への登録の期限は
もう過ぎており、こうした同党で立候補していた283人は、候補者の出馬も無くなることに
なってしまいました。 また、10年間の参政権を失った同党の幹部は14人だとのことです。

こうして、すんなり解党命令が出ると厳し過ぎて可哀想な気がしてきます。記者会見で同党の
プリチャーポン党首は、“候補者と支持者を思うと深い悲しみを覚える” と訴えていました。

 
 <プリチャーポン党首(中央)>

憲法裁の判事9人全員が、有罪と判断し、同党の解党に賛成したといいます。「王室は政治の
上位にあり、政治的中立を維持するため、国王や王女らは投票によって、政治的な権利を
行使することはできない」と、厳しく言及しまし。 改めてタイ国民にも訴えたのでしょう。

タイの絶対王制は86年前に終わり、国王と王族は深く尊敬される存在です。ウボンラット王女は
王族から離れているとはいえ、王族に近い人物が立候補すれば、依然 その影響力も大きい
でしょうからネ。もし許されていたら混乱が生じ、タイは前代未聞の事態になっていたでしょう。

 

ウボンラット王女は現在、タイ東北部の観光業のプロモーション活動でドイツの首都ベルリンを
訪れていると聞きますが、どんなお気持ちでしょう。きっと責任をお感じになっていますネ。

インスタグラムの更新では、“Do it together(一緒に行動しよう)” “タイのために働き続けたい”
というメッセージを投稿した、とメディアが報じていました。 ある意味、王女も被害者ですよネ。

 

国家維持党は、2011年の選挙で大勝したタクシン派の主力政党、タイ貢献党を支援する政党として
造られました。 解党は総選挙で過半数確保を狙うタクシン派にとって大きな痛手となるでしょう。 

しかし、タイ貢献党の戦略委員会の委員長であるスダラット氏は、“今回の解党が、総選挙へ大きな
変化をもたらすことはない” と考えていることを バンコクポスト誌に、コメントしていました。

 
 <スダラット女史>

“解党されても、その支持者は主義・主張が近いタイ貢献党などを支持するから、選挙
結果に大きな影響は及ぼさない” と述べています。 さぁ~ どうなるでしょうねぇ~

一方、軍事政権を率いるプラユット首相を首相候補として担ぐ、親軍政勢力には
追い風となることは 間違いないでしょうネ。私たちは見守るしかありません ・・・  



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