いきなり唐突ですが、皆さんは「IQOS(アイコス)」ってご存知ですか?
世界各地で愛煙家の肩身がどんどん狭くなる中、予約が殺到。品薄状態になっている
「電子タバコ」のことです。火も使わず、灰も出ず、煙も出ない、不思議なアイコス。
苦境にあえぐ日本のたばこ業界に、2016年4月、フィリップ モリス(米国)の「アイコス」が
全国販売をスタートすると、暮れには たちまち300万台を突破してしまい予約は殺到し、今も
<アイコス>
品薄状態が続いているようです。だいたい新商品が0.5%のシェアを取ればヒットと言われる
たばこ業界において、アイコスはなんと7%(16年12月最終週―全国)のシェアをゲット。
久々の大ヒットに同社はニンマリ。同社に続けと JTも「プルーム テック」という電子タバコを
6月から東京での販売を開始。力を入れて巻き返しを図っています。これだけの人気商品と
なっていますので、当然 タイ旅行にも持参してしまう人もいることでしょう。 しかし ・・・
ここタイでは「電子タバコ」は輸入と使用が禁止されており、日本から持ち込んだ場合、
外国人が所持しているだけでも罰せられる可能性がありますので注意して下さいネ。
タイは日本よりも喫煙を取り巻く環境が厳しいのはご存知でしょう。飲食店や公共の場は
完全に禁煙エリアになっていますしネ。日本の方が「タバコ」に関しては全然 寛容です。
世界的には紙巻きタバコよりも健康的だと注目されていますが、タイ保健省などは「電子タバコ」は「紙巻き
タバコ」よりも有害だと見ており、今後一層取り締まりは厳しくなる、という話も聞いたことがあります。
そう言えば今月に入って、タイ関税局長はタイに輸入品として持ち込まれる荷物に適切な関税が
掛けられているか、チェックを強化するため、荷物検査も強化、厳しくすると発表しました。
どうやら近年、これまで、海外からタイに持ち込まれる荷物検査が緩かったことを利用して、
外国から商品を持ち込んで、タイ国内で販売している業者が多くなっているようですヨ。
今後、持ち込み検査の厳格化の一例として、X線装置を荷物用ベルトコンベアに設置して、
タイに持ち込まれるバッグ内のブランド品などの荷物を発見することで、本来徴収されるべき
輸入関税を取り込むことと、悪徳業者の犯罪行為を防止することを目的としています。
これまで 来タイした際など、空港で税関係員から声をかけられなければ無申告で、ハンドキャリーで
持ち込めた荷物も、X線装置などで見つかって、高額な罰金と輸入税を払うことになりかねません。
タイ国内に持ち込まれる海外からの荷物検査、厳しくなる可能性が高いですから注意して下さい!
今までが緩過ぎたと思いますがそこがまたタイの楽しさでしたけど、
いよいよ全てにおいて正常化(言い方は間違いかもしれませんが)していくのでしょうね。
駐在員の皆さんは日本に帰国されると日本の美味しい物を沢山持って帰られますが、
これからはそれも自由自在というわけにはいかなくなりますね。
私も友人へのお土産に気をつけないと・・・
タイも日々 良いのか逆なのか、日々の変化が激しいですね。
ご指摘のように、今日のブログで言いたかったのは、タイに行き来している人たちが、
土産を持参する折 たくさん持っているとタイで売るビジネスをするのでは、と
疑われてしまうことを懸念して書きました。 是非 注意してもらいたいですね。