プミポン国王のお誕生日である5日が、迫っているというのに 益々 反政府デモの勢いが
強くなっていますねぇ~ いや 逆かな? 今日、明日が山場で 5日には 治まるのだろうか?
日本のメディアにも報道される機会が多くなり、この年末年始にタイ旅行を 計画している人達は さぞ
気がかりなことでしょう。 でもタイへ旅慣れた人は、“また始まったか” なんて傍観しているのかも。

<お誕生日が近いというのに…>
土曜日から日曜日にかけて、今回の反政府デモで、ついに死者が出てしまいました!
親タクシン・親政府の赤シャツ・グループが、ラチャマンガラー スタジアムで集会を 行ない、近くの
ラムカムヘン大学の反政府デモを 行なっていた学生と衝突、4人の死者と多数の負傷者を 出したとか。
昨日2日も、他所で反政府デモの参加者2人が何者かに銃撃されています。 市民同士の衝突となると、
これは ちょっと まずいですよネ。 インラック首相も、昨日の会見で、警察はデモ隊に対して武器を
使用しないと発言していますが、市民同士だと 終始がつかなくなりますからねぇ~
当然、在タイ日本大使館からの在留邦人向けの注意喚起メールも、毎日のように流れています。

<市民同士の衝突は 避けなければ いけませんよ…>
バンコクの日本人学校は 昨日を 臨時休校にしていますが、治まる様子はなく3日以降も続くでしょう。
デモ隊の占拠区域などにある、タイの小中学校なども臨時休校していますからネ。
反政府デモ隊が財務省などを 占拠して 一週間になりますが、インラック首相はデモを 先導する
野党民主党のステープ氏が、1日の会談で突きつけた退陣要求を 拒否。 逆に裁判所は、反逆容疑で
ステープ氏の逮捕状を 正式に出したと伝えられていまから、益々 泥沼化する一方でしょうねぇ~
「政府機能の麻痺を 狙った活動を 非合法とした」 として、反逆罪の最高刑は死刑ですからネ。

<野党民主党のステープ元副首相…>
2日午後のスラポン副首相の 報道機関などに対する事情説明では、「現在、政府はデモ隊への武力
行使を 控え、最大の抑制を もって、平和的な事態の改善に努めているが、状況が改善されない場合、
政府は 国際的な規範と基準により、法執行のため適正な手段を 執ることになる」 と発言しました。
ステープ氏が突きつけた退陣期限は 3日まで。 もう一つ、「財界などの代表で構成する評議会」 の
創設を 求めています。 これは 議会が解散され総選挙になれば、現政権側が再び勝つ公算が大きく
野党側の 「評議会」 設立提案には、総選挙を 経ず政権を 奪還する狙いがあると推測されています。

<退陣要求を 拒否したインラック首相…>
いずれ、国民が敬愛する国王の誕生日である5日前の混乱収束を 念頭に置いたものと見られています。
このまま続けば12日からスタートする 「タイランド ゴルフ チャンピオンシップ」 も中止されるかも
知れません。 これにはタイ観光大使である 石川遼プロも参戦します。 こんな最中 やりたくありませんよネ。
そう言えば、タイ国日本人会では、14日に開催予定していた 「日タイ交流ラムウォン盆踊り大会」 を
中止しましたネ。 死傷者が出て、治安状況が悪化していると判断したようです (悲)。
さぁ~ どうなることやら? 今は ただ 見守るしかありません!


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



反政府運動の誘導を 行なっているのは、バンコクのブルジョアの一部だけでは、結局 ダメですね。
農民を 含め、全国規模でないと ・・・