彼は、タイの石川遼クンだ！

　
　不法占拠が続く首都バンコクで、18日までの休日を　21日まで延長することを決めました。

政府は当初、18日までの正常化を目指していましたが、午前７時過ぎ、治安当局は、デモ隊の強制
排除に向けた行動を開始した為、同付近の緊張は一気に高まっております。　詳細は明日に・・・　

　さて、こんな中ですが、上平プロの他に、もう一人　注目しておいてほしい選手が、日本にいるんです！

日本プロ・日清カップで、久保谷健一プロと同じく　+1で14位タイに入った、タイ人プロゴルファー　21歳の
キラデク・アフィバーンラト選手 です。　遼クンと歳の差3歳、　“タイの石川遼”　と言っても
過言ではないかも…　昨年は、試合数が少ないにもかかわらず、日本男子賞金ランキング45位に入り、

　
＜K・アフィバーンラト選手＞

2,224万円の賞金を獲得しているんですヨ。　ご存知でした？　　唯　遼クンは、身長174㌢・体重68㌔　に
対し　アフィバーンラト選手は、172㌢・104㌔　と、ちょっと　体形の違いはありますが・・・（笑）
でも　密かに、着々と、頭角を現してきています・・・　弱冠21歳のタイの若武者です！　

　勿論　同時に今年の初シード権をも獲得しています。　シード権の境界線、73位に入ったのは、
タイ人ではマークセン選手　（23位）　とアフィバーンラト選手だけです。　因みに　今年　初シードを
得たのは　日本人三名・韓国人二名、そして　アフィバーンラト選手の6選手のみでした。

　　　　
＜今年21歳になるタイの若武者です！＞

ぽっちゃりした体に愛嬌溢れる童顔は、ひとたびコースに立てば、切れ味鋭いショットでピンを刺し、
巨漢から繰り出すドライバーは、09年日本男子プロの中で、平均飛距離では297.47ヤードで、なんと
2位に入ってもいますネ。　因みに　石川遼クンは292.37ヤードで9位ですから、遼クンを超えています。

今年、現時点で35位におり　既に3,907,000円を稼いでいますが、大先輩であるマークセン選手は、74位の
1,284,000円ですから、大先輩を超えての　幸先よい2010年のスタートとなっています。

　　　　
＜マークセン選手を越えるか？＞

　フィバーンラト（ Kiradech APHIBARNRAT）選手は、バンコク出身で8歳の時、父親にコースに連れられ
ゴルフを始めました。　ジュニア時代は世界各国で多くのタイトルを獲得し、18歳でプロ転向。　マークセンら
日本で活躍している母国の先輩プロの影響で、08年末にQTを受験し、16位で出場権を得ました。　

昨年　開幕から2試合続けて予選落ちしましたが　「三菱ダイヤモンドカップ」　で14位　「カシオワールド
オープン」　では3日目に65をマークして　優勝戦線に浮上し、自己ベストの7位にもなっています。　

　
　　　　＜優勝も夢ではないぞ！＞

09年はアジアンツアーにも12試合に出場し、2位一度を含むトップテンが3試合で賞金ランクは30位、
見事　日本とアジアと両ツアーで初シードを獲得しました。　また、母国では　「シンハ　パタヤ　
オープン」　で優勝しています。　どうです？　タイの若手プロで凄いのが現れたでしょう・・・

　でも　アフィバーンラト選手、優勝を目指しながらも　タイの情勢が心配でしょうネ。
ド～ン、と優勝でもして、この嫌なタイのムードを吹き飛ばしてほしいモンです！　　



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