タイでゴルフ友達になりましょ。

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今年のロイクラトンは 服喪期間の最中です ・・・

2013年11月17日 | タイの出来ごと、あれこれ
  
 今日 17日は、タイの三大祭りの一つ “ロイクラトン” でしたネ。 

陰暦12月の満月の夜に灯ろうを 流し、農民の収穫に恩恵深い水の精霊に感謝を 捧げ、また 罪や
汚れを 水に流し、魂を 浄める祭りです。 この日 人々は、バナナの葉や紙で作ったクラトン(灯籠)を

 

ロウソクや線香や花で美しく飾り、満月を 映す水面に流します。 釈迦に説法ですが、
タイ語で “ロイ” は流す・浮かべる、“クラトン” は 灯篭・器・入れ物の意味ですネ。 

チェンマイ・スコータイ・アユタヤと北部の地方都市へ行くほど、川の様相は まるで光の天の川となり、
その幻想的な美しい光景に、酔いしれますヨ。 自分の願い事も 一緒に水に託しもします。 1年の罪を
流す意味もありますから、皆さんも やましいことや行い 等々 ありましたら、是非 お清め下さい (笑)。

 

ただ、今年は タイ仏教僧団 (サンガ) の指導者である大僧正が亡くなり (10月24日)、
服喪期間中の為、例年より規模を 縮小し、派手な演出、イベントなどは行なわないと聞いています。
例年のような派手さは 無いのかも知れませんネ。 これは仕方ありません ・・・

 その大僧正であるサンカラート (ソムデット・プラ・ヤンナサンウォン法王) は、タイ仏教の最高
権威者でしたので、この死去は インラック首相が 葬儀に軍隊の協力を 要請するなど、皇室・政府が
動くほど大きな出来事なんですネ。 服喪期間は30日間だそうですので、ロイクラトンと重なりました。

     
<ソムデット・プラ・ヤンナサンウォン法王…>

法王は1913年、カンチャナブリ県のお生まれと言いますから、100歳で亡くなられたことになりますネ。

タイの仏教の発展に努め、多くの改革にも着手し 国内だけでなく、初めて英語を 導入しながら、早くから
世界に目を 向けていたと言われています。 海外への弟子の派遣、英語本を 集めた図書館の設立など
大きな功績が称えられています。 やはり国民の心を 捉えているのは国王の師でもあるからでしょう。

 1956年に、当時29歳のプミポン国王が出家される際に、仏教の師として教えを 授ける役目も担い、
その時は43歳だったそうです。 その後も相談役を 務めるなど国王との密接な関係が続いたようです。

 

謙虚な人柄と知られ、自らを 地位の高い人間として扱われることを よしとせず、「市民の僧侶」 を
自負していたそうですヨ。 自分よりも年配の人が居れば、上座でなく 同じ位置を 好み、平穏な生活を
愛し 人を 中傷することを 嫌い、周囲の人間にも気さくに接していたと、何かの本で知りました。

 このような法王でしたから、プミポン国王もインラック首相はじめ、タイの人々が大きな出来事と
捉えるのも理解できます。 謹んで心よりご冥福を お祈りしたいと思います。  
 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
偉大な指導者 (タカ)
2013-11-17 09:58:14
法王、
日本人には馴染みのない響きですね。
大昔の日本には法王も居られたようですが。

法王に国王!

次の世代を守る次の世代の後継者は
あまりにも偉大なお二人に近づけるのでしょうか?
今起きている生臭いタイの政治とはかけ離れたお話ですね。

合掌
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高僧 (ただの酔っ払い)
2013-11-17 12:45:37
高僧が亡くなり三十日間の喪はこの時期、
赤色とか黄色が騒がないために決めたように思えます。
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nagaichi (タカさんへ)
2013-11-20 05:18:29
今 日本では天皇・皇后陛下のお二人が、国民から 尊敬され、愛される、多くの声が聞こえるように思います。
時代の流れもあるのでしょうが、皇室と国民が近づいているように感じますね。
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nagaichi (酔っ払いさんへ)
2013-11-20 05:20:43
なるほど、そうかも知れませんね。
でも、治まってきました (嬉)。
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