タイでゴルフ友達になりましょ。

ゴルフをしながらタイの豆知識・エピソードを発信するプログです。チョット得する、心が元気になる、そんなブログにしたいな?

タイでの海洋汚染問題、日本にも責任の一旦が ・・・

2019年07月07日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 先週の2日3日に当ブログで取り上げたプラスティックとビニール袋のごみ問題。もう一つ、
日本とタイにとって、プラごみの輸出入問題も 解決しなければならない大きなテーマです。

タイ政府は近年、自国の電子機器やプラスチックなどの資源ごみが増大していること、また不法
処理も平行して多くなり、海洋が汚染されているとして、資源ごみの輸出入を禁止しています。

 

日本はというと、大量資源ごみを海外に輸出してきました。同時に輸入された国で資源ごみが不法に
処理されていることが指摘されてきています。 日本にとっても避けられない状況となっています。

2017年、中国が資源ごみの輸入を禁止したことから、タイが新たな受け皿となっていて 昨年は、
去年の倍のペースで資源ごみが輸入されています。 日本や香港・シンガポールなどからタイに
密輸されるゴミも急増。 日本から輸出されたものが多いと聞いて、責任を感じてしまいます。

日本は、年間900万トンものプラごみを発生させている「プラごみ大国」と言われています。
この量は、国民一人当たりに換算すると、世界第2位になるそうですから驚きます。

 

プラごみ問題は、タイだけでなく世界で「海洋汚染」として叫ばれています。 環境NGOの
指摘によれば、世界では毎年800万トンものプラごみが海に流出しているとされています。
これは毎秒ごみ収集車1台分のプラごみが、海に捨てられている計算になるそう。怖い話です。

プラごみの約半分は中国・インドネシア・フィリピン・ベトナム・タイなどの国々からら流出していると、
指摘されてきました。ですが、元はといえば日本を初めとしたプラごみ輸出大国も関わっています。
“日本はそれらの国々を利用して「海洋汚染」を行なってきた” と言われても仕方ありませんよネ。

 

「日本の海が、国外からのプラごみによって汚染されている」と思っている人がいたら、それは
日本自身が輸出したもプラごみもあることを忘れてはいけませんネ。もっと知らされるべきです。

安倍首相が先導して先月 開催されていたG20サミットで「海洋プラスチック問題」も、主要
テーマの一つでした。対策として、新たな海洋プラスチック汚染を2050年までにゼロにする
ことを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が、各国の首脳宣言で共有されました。

 

有害廃棄物を他国に輸出することや処分方法について、その枠組みを規定している「バーゼル
条約」という国際条約があります。1992年に発効され、日本は翌1993年に加盟しています。

同条約で「プラスチックごみも輸出入の規制対象」とすることが合意され、2021年から輸出入
業者ではなく、相手国の合意なしにプラごみの輸出が禁止されることとなっています。

 

議長国がタイで、先月23日にバンコクで閉幕した「東南アジア諸国連合(ASEAN)」でも
「バーゼル条約」改正を受け、プラごみの輸出入問題について各国で確認がされたようです。

10万人前後いる在タイ日本人の人たち、毎年 150万人以上 訪タイする日本人観光客の方々、
この事実を知ってタイで過ごすべきですネ。タイでのゴミ処理について私も留意したいと思います。  



「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです  

  タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト


最新の画像もっと見る

コメントを投稿