今年から １日・２日のオーバーステイにも 気をつけて！

　　
　昨年10月中旬過ぎ、タイ警察は 「グッドガイズ・イン、バッドガイズ・アウト （いい人は中、
悪い人は外）」 と銘打って、不法滞在外国人の取締まりを実施し 9,265人を逮捕しています。　

これを機会にプラユット首相は、約80万人いると推定される不法滞在者 （オーバーステイヤー） を
減らす為、暫定憲法44条に基づく首相の権限で、違反者に対し再入国禁止措置を取るよう要請しました。

　

タイ警察入国管理局は３月20日から、滞在許可期間を過ぎてタイに滞在 （オーバーステイ） した
外国人に対する罰則を強化します。　今年３月から厳しくなりそうですヨ。　日本人で何日も

不法滞在する人はいないでしょうが、数日間のオーバーステイでもビザの発行時に、悪い
影響となる可能性もありますから注意したいですネ。

昨年までの法律では、違反者は１日当たり500バーツ、最大２万バーツの罰金、罰金が払えない人は
１日当たり200バーツ換算で禁固刑となっていました。　しかし、再入国を拒否する規定はなく、
何度もオーバーステイを繰り返す人が多かったんですネ。　タイ入国管理局も優しかったのかな？

　

それが、今回 発表されているオーバーステイで受ける罰則は、違反者が自分でオーバーステイ
申告をした場合と、違反者が逮捕され起訴された場合とでは、違ってくるようです ・・・

　違反者が自分でオーバーステイ申告をした場合
＊　90日以上で１年間の入国を禁止　　　＊　１年以上で３年間の入国を禁止
＊　３年以上で５年間の入国を禁止　　　 ＊　５年以上で10年間の入国を禁止

　違反者が逮捕され起訴された場合
＊　１年未満で５年間の入国を禁止　　　＊　１年以上で10年間の入国を禁止

　

しかし、厳しくなるのも理解できます。　上述の逮捕者のうち、ほとんどが近隣諸国の不法労働者として
滞在期限を過ぎてタイ国内に留まっていましたし、うち18人は刑法違反、209人はその他の法律違反を犯し、
国際手配されていた詐欺容疑のロシア人男女、違法賭博容疑の韓国人男性も逮捕されていますからネ。

それと、タイで物乞いで生活している人たちの数が、タイで３千人ほどいるようですが、その中には
外国人も多くいるようです。　その多くは、カンボジア・ミャンマーなど周辺国の人でしょうが、中には
欧米人も少なくありません。　欧米人のホームレス、確かに ワタシも見たことがありましたっけ ・・・

　

タイ人のホームレスは タイ社会の問題ですが、外国人の物乞いの増加は、格安航空便などの普及により、
海外旅行できる環境が良くなって、計画なしで外国へ出て来てしまう者も多いんでしょうかねぇ～

そして 日本や他国から入国した際は、必ず入国スタンプと出国スタンプの日付はチェックして下さい！
時折 入国管理官が間違えて押しているケースもありますからネ。　いずれ気をつけましょう。