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ラマ9世王記念日を迎えても心配される事は分断!

2021年10月14日 | タイの出来ごと、あれこれ

 昨日10月13日は、2016年に故プミポン前国王(ラマ9世)が逝去した日でした。

現在は10月13日を「ラマ9世王記念日」として、故国王の偉業を称え、故国王を

 

偲ぶため、新たな国民の祝日とされています。前国王は1927年12月5日にお生まれ

2016年10月13日に死去(享年89歳)されました。全国民が深い悲しみに包まれました。

 

昨日は、バンコク都ではプラユット首相夫妻と閣僚が首相府にて、プミポン前国王の

肖像画前で拝礼した後、寺院で仏教儀式初め、タイ各地で追悼する式典が行なわれました。

 

生前は「タイ国民が敬愛する父」と称され、今も深く国民の心の中にいるプミポン前国王。

タイに住んでいますと、実に多くの国民がプミポン前国王を敬愛していたことが解りますネ。

 

崩御されて5年目となりましたが、その時は タイ国に住む我々外国人も深い悲しみに

暮れました。偉大な国王のご逝去に、この先 どうなってしまうのか、と案じたものです。

 

1946年以来70年間、君主として世界的にも またタイで最も長く在任して「国民の父」であり

続けました。 数え切れないほどの国民を豊かにする為の王室プロジェクトにより、貧困に

 

苦しむ多くの国民がどれだけ生きる支えになったか、また前国王が訴えた自給自足の哲学は、

ご生前の際には、国民も我もと 実践したものです。だからこそ国民の父と慕われたのでしょう。

 

我々外国人でも、国民に寄り添うという気持ちと姿勢が印象深いですネ。 現在よりも

軍部の勢力が、かなり強い影響下にあった頃には、時には国民を威圧する軍を叱責する

 

お姿もありましたしネ。何と言っても、軍部と民政が争うなど国家的窮地を食い止めた

ことなどは、国民のことを考えての事でした。世界でも称賛されたことを思い出されます。

 

 <前プミポン国王の国葬には大勢の国民が ・・・>

この前プミポン国王の意志を、現在のワチラロンコン国王が受け継いで活動している姿勢を

見せてくれれば良いんですが、中々 そうには ならない所に、外国人でも残念に思う昨今です。

 

国民からのタイ王室への支持は、大きく落ち込んでいるように感じます。いろいろな事情で

現在では、中高年以上の王室擁護派と若い世代の反王室派に分断されつつあるのが気がかりです。  



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2 コメント

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タイ国は第二の立憲革命へ (松川)
2021-10-14 16:13:21
★プミポン前国王への評価が180度変わった
タイ国内だけでなく、タイを知る日本人の間でも、プミポン前国王は絶対的な存在であり、畏敬の念をもって支持されてきました。
しかし、現在は、若者を中心とした民主派の間では、王室をめぐる認識が根本から揺らぎ、名君とたたえられたプミポン前国王の評価まで180度変わったことが、昨年以降続く、反政府運動の本質である「王室改革」の背景になっています。。
★歪な「タイ式民主主義」が限界に
前国王は政治対立を仲裁する「国父」のイメージで語られてきたが、憲法を超える存在になってしまったことで、タイの政治体制である立憲君主制から逸脱した絶対王政になってしまい、国王を都合よく利用する軍部によって民主主義が脅かされるようになってしまいました。
1970年代に冷戦体制下で国王があらゆる領域で強大な権力を握る、歪な「タイ式民主主義」が形成されていきましたが、国王個人のカリスマ性や能力に依存する脆弱(ぜいじゃく)な制度であり、プミポン前国王の時代の末期から限界が見えていました。
そしてワチラロンコン現国王の治世下では完全に機能不全に陥りました。
★王室の権力を憲法の内側に・・・王室改革
現行憲法を事実上超える存在である王室の権力を制限する根本的改革を実施しない限り、国民の多数の声に耳を傾けようとせず、王室の利益維持を優先する政権が再び誕生してしまうだろうし、軍事クーデターが繰り返されるかもしれないことから、民主派がこの機会を逃したら、タイ国の未来は無い、ということで立ち上がったというわけです。
民主化運動は広くさまざまな年齢層や社会階層から支持を得られるようになったが、本質は歪な「タイ式民主主義」にメスを入れることです。
民主派は初めて公然と「国王は憲法の下になければならない」と王室問題を正面から堂々と提起しました。
不敬罪の廃止や王室関連予算削減、王室財産制度の見直しなどを内容とする「10項目の王室改革要求」を提示しています。
★現国王の絶対王政化の阻止
ワチラロンコン国王は、昨年までは、1年の大半をドイツ・バイエルン州の高級ホテルで約20人の愛人とみられる女性兵士に囲まれて過ごし、露出度の高い奇抜な服装で外出するなど、さまざまな「奇行」が見受けられ、タイ国民に「タイ式民主主義」の是非を真剣に考えさせる機会を与えたことは間違いありません。
加えて現国王は即位以来、国民投票で承認された憲法案を修正させたり、内閣の就任式で宣誓文から「憲法擁護」の部分を抜かせ国王への忠誠だけを誓わせたり、さまざまな権限を強化し、立憲君主制から絶対王政への復帰を着々と進めていたことが、国民の危機感をより募らせました。
★コロナが収束すれば「政治の季節」へ
民主派は、1932年の「立憲革命」を再び起こすことで国民主権を取り戻そうと決意したのです。それが今回のタイ民主化運動の本質です。
今後、コロナが収束化に向かえば、いよいよ、タイの未来を決める政治の季節がやってきます。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111300648&g=int
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松川さんへ (nagaichi)
2021-10-16 10:09:12
ご意見と情報をありがとうございました。
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