最近 世界のアチコチの国で「サル痘」というウイルスに感染する人が出ているとか。
どこで感染したのか分からないようですが、感染すると顔や体に発疹が出でたり、熱が出て、
喉が痛いたくなったりするといいます。アフリカのウイルスというイメージがありますが …
WHOが、天然痘と症状が似た「サル痘」の患者は、これまで発生してきたアフリカ以外で、
今月21日までに、欧米・豪州など合わせて12カ国で 92人にのぼっていると報告しています。
米国では 更に、いくつかの州でサル痘に似た感染例が確認されて、保健局が警戒を促し、
CDC(疾病対策センター)も 海外への渡航について「警戒」を促す通知を出しました。
サル痘は感染した人や動物との接触で感染しますが、現時点では一般の人への感染リスクは
小さいとしています。大袈裟に騒ぐ必要はありませんが、コロナ禍ですから気になります。
WHOによれば、サル痘は ウイルス感染による急性発疹性疾患で、発熱や発疹など
天然痘に似た症状が表れ、多くは二週間から四週間で自然に回復するとされています。
しかし 幼児などは重症化し、死亡してしまうケースもあるよう。ウイルスに感染した
動物に噛まれたりすることで感染するとも言われています。親御さんは気がかりです。
日本も世界で感染例が相次いでいるサル痘について、後藤厚生労働大臣が最近、“感染症法上
4類感染症として届け出の対象になっているが、国内での感染は確認されていない。発生動向を
監視し必要な対応を取っていきたい” と 敢えて、記者会見を開いて述べていました。
タイ国では素早い対応で反応しています。国際空港では、サル痘の感染が確認された国からの
入国者に対し、水ぶくれなどの症状が無いかを衛生管理者が検査をするようになりましたヨ。
また、海外からの流入を防ぐため、QRコードで「健康上の注意」を表示するようにもなり、
サル痘ウイルス感染に対処するために、緊急対策センターがすでに設立されています。海外から
到着した全ての旅行者に、発熱と水疱がある場合、直ちに診察を受けるよう勧告しています。
<QRコード付きのカード>
保健当局は更に25日、感染拡大の予防策として、国際線の往来がある国内全ての空港で
感染者が出た国からの渡航者に QRコード付きカードを通じて、熱や喉の痛みの有無などの
自己申告を求める措置を導入しました。感染の疑いがある渡航者については、医療機関で
診察を受けて貰う、としています。やはり政府は欧米各国で、これまで主に見つかっていた
アフリカ以外の地域で報告が相次いでいるので、警戒を強めているのでしょう。
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