世界保健機構 (WHO) から タバコの禁煙に関し、世界有数の模範国となっているタイですが、薬物
関連で 世界有数であっては “何を か言わんや” ですよネ。 タバコより薬物でしょ! 昨日の続きです。
逮捕者に日本人も少なくありませんが、タイの刑期では コカインやヘロインは、グラム10年と言われて
いるほど厳しいんです。 個人での使用の範囲を 超えて、売買と認められれば、最悪は死刑ですヨ。

<落とし穴が待っている…>
ヤー・アイスと呼ばれ、若者に人気のアンフェタミン系覚せい剤は、昔でいうコカインやヘロイン、
ヒロポンなどを 言うんでしょうネ。 タイ語では 別名ヤー・バー、ヤーは薬、バーはバカです。 そう、
バカになる薬と言われている覚醒剤。 こんな物を 30グラム持っていたら30年の刑期ということです。
タイの刑務所には、日本へ麻薬などを 持ち込もうと逮捕された日本人が、何人も服役しています。
30年以上の刑期で入っている受刑者が多いんですが、高齢者となると出所の望みは薄いでしょうネ。

<衝撃な手記ですね…>
賛否両論ありますが、DACOというフリーペーパー (月2回発行) が、実名で 「南獄手記」 という
手記を 130回以上書かせています。 “タイで麻薬に手を 出し、30年の禁固刑を 言い渡された日本人
服役者からの手紙“ として、いかに 「麻薬に手を 出すとどうなるか」 を 身を もって知ってもらいたい
という主旨で執筆を 依頼しているようですが、高齢者だけに ちょっと 無残にも思えますネ。

<地方の刑務所、外見は綺麗ですが、中は…>
タイの場合は、年に何度も恩赦や特赦があって、殺人犯で死刑判決を 受けていても実質12年
前後で釈放されてしまうケースもままありますが、麻薬事犯の場合には それらは ほとんど 無く
刑期を まるまる 全うしなければなりません。 どうして 当ブログで このようなことを 書くかと?
人の良い日本人が、空港や市内で見知らぬ人から渡された荷物に、あるいは知人から預かった手荷物の
中に覚醒剤が入っていて 逮捕されてしまう、なんて ことがあります。 実際に 同事犯に巻き込まれて
刑務所に入っている人が居るんですネ。 ですから 人からモノを 預かるな! とよく言われています。

<どこでも、見知らぬ人から物を 預かってはいけない…>
2003年のタクシン元首相が行なった “麻薬撲滅運動” は、多くの死亡者を 出して 世界から批判を
浴びはしましたが、タイの麻薬環境を 良い方向に一変させたのは事実です。 それが最近は また 酷く
なっているようで、同運動も 定期的にやっていますが、薬物の蔓延は続いていますネ。
インラック首相が どこまで取り締まれるのか、真剣にやってほしいですネ。 ・・・


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その脇では、パーティションで区切った中で、エルアル・イスラエルが荷物全部開披で徹底的に検査やっていましたね。こちらは危険物が目的でしょうけれど……。
20数年前の、夜のドンムアンでの光景でした^^
あります、と言ったら どうなるんでしょう。