いよいよ、昨年10月13日に88歳で逝去されたプミポン前国王の国葬が、バンコク王宮
広場で、今日から29日まで行なわれ「国父」に最後のお別れを告げる時が来ました。
明日 荼毘に付せられ儀式を済ませた後、29日に火葬施設から遺骨と遺灰を搬出され、王宮と
寺院に納められ、国葬は終了します。これに伴い、服喪期間が29日で明けることになります。
プラユット首相ら政府高官が列席した５時間にわたる葬列リハーサルを見た沿道の人たちは、
すでに感情的になり涙を流す人が多くいたといいます。本葬になったらどうなるのでしょう。
今日から会場となる王宮前広場で良い場所を取ろうと、周辺の運河沿いや主な歩道で
昨日あたりからキャンプや野宿している人が多数いたようです。今日の王宮前広場は
５時に開場となる予定ですから、もう今頃 たいへんな騒ぎになっているやも知れません。
荼毘に付させれる明日には25万人前後が参列するとみられ、秋篠宮ご夫妻、米国からはマティス
国防長官が大統領特使として参列。ブータンのワンチュク国王ほか、多数の国家元首が参列します。
なんでも32カ国代表のうち、14カ国が皇室・王室から、18カ国が大統領・首相をはじめとする
政府関係者だそうです。ここで気になるのが、席の場所や紹介の順序です。でも国際的なしきたりが
あるようで、皇帝（天皇）、法王、国王、大統領、首相の順番らしいですヨ。同じ序列の場合は、
国の規模やその国との関係性に関係なく、在位期間が長い方が上だとか。どうでも良いことでした。
さて タイ保健省は市民にこんな呼びかけをしています。「プミポン前国王の葬儀が執り行なわれる
10月25日から29日までの５日間、前国王のために徳を積むため飲酒を控えるように」と ・・・
タイの上座部仏教では僧侶による飲酒が厳しく禁じられているほか、仏教上 重要な日にはアルコール
飲料の販売が禁止されていますからネ。この国の事情を鑑み、外国人も気を遣う必要がありますヨ。
しかし、王宮前広場に建設されていた火葬施設をプリントしたTシャツなど、同施設関連の商品が
色々売られているようで、問題となっています。政府は「違法ではないが不適切、買わないように」
とのコメントを出していますが、どこでも、どんな時でも商魂 逞しい者はいるものです。
火葬の儀が行われる26日は、サービス・流通業界の多くも休み 或は 営業時間の短縮を決めています。
24時間営業のセブンイレブンも14:30～24:00を休業します。セントラルなど大きなスーパーなど
15:00までの営業です。 26日の午後は外で食事も買い物も出来ないと思った方が良いでしょうネ。
そう言えば、ナイトライフのバーやカラオケなど今日から27日の３日間休業する所も多いですネ。
警察の規制ではなく自粛するようです。 まぁ～ オープンしても観光客は来ても、そこで働く
人たちにとっては、敬愛するプミポン前国王の国葬がある時に、気が気ではないでしょう。
いずれにしても、今日から29日までは 我々も言動には注意し、強制ではないものの、
旅行者も派手な服装は避け、適切な衣類を着用することが望ましいですネ。
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