日本のオフになるとタイでゴルフ合宿している大江香織プロが、「Tポイントレディス」 で4年ぶり
2 度目の優勝を飾りましたネ。 なにか身内のような気がして、ワタシらも とても嬉しいです!
タイへ来ると、タイのタイガーウッズこと立松里奈ちゃんと そのコーチである中村映禅プロと
よく一緒に合宿してプレーしているので、お二人も さぞかし喜んでいるでしょうねぇ~
初優勝より2 度目の優勝の方が難しいと言われていますから、なおさらでしょう ・・・

優勝インタビューで、「もう勝てないと思っていて、今でも信じられない。お世話になっている人達の
前でも “最後のようなショット” を また 打てるようにしたい」 と涙ながらに話していましたネ。
その “最後のショット” しびれましたねぇ~
最終日、首位と1打差の2位からスタートした大江香織プロでしたが、インの13番・15番でバーディを奪い、
17番を終えて2位に2打差をつけて単独首位に立っていました。 しかし追ってくるのは前週優勝している
イ ボミ選手もいます。 まだ調子を維持しているようで、どうしても彼女の逆転を想像してしまいます。

そんな最終18番でのことでした。 ティショットを大きく右に曲げ崖の下へ落ちて、木の根元に落ちて
木下さん状態でライも最悪です。 アンプレイヤブル選択も可能でしたが、「崖を越えられなかったら
大変」 と、思い切り振りぬいた打球は池ポチャでした。 これでダブルボギーならプレーオフとなる
状況です。そう想像しちゃいます。 でもタイ合宿で知り合ったタイの勝利の女神が “マイペンライ” と
叫んだのかも知れませんヨ。 そんな場面でも とても落ち着いているように感じましたものねぇ~

「とりあえずグリーンに乗れば良い」 と思ったそうですが、打った4打目はピンそば1メートルに落ち、
今日一番の会心のショット。 最後のパットをキャディさんに 「外したらすいません」 と話していたとか。
でも手が震えながらもウイニングパットを決めて、素晴らしいボギーで、昨年から7年ぶりに
日本人選手の優勝となりました。 ギャラリーからは大歓声が巻き起こり、やはり日本人が勝つと
大盛り上がりです。 小柄ながらも大江香織プロ (25) のガッツポーズが格好良かったですネ。

パットイップスが原因で、10代の後半から長尺パターを愛用してきた彼女は、アンカリングの
ルール規制が決定した2013年から苦悩していたようですから、この優勝は嬉しいでしょうネ。
ここ数年、通常の長さのパターで何回もチャレンジしてみてもダメで、中尺パターで何度も
新しい打ち方に取り組んできました。 が、昨年の夏にしっかり手が動き、打てる新打法を見出し、
昨年8月初めの 「meiji カップ」 から実戦で導入し、この優勝に繋がりました。

ひじを直角に曲げ、中尺パターのグリップエンドを握る左手。右ひじは肋骨付近に固定し、脇を締めます。
手首を外へ折った右手の甲を体の正面に向け、薬指と中指でグリップを挟み込む、これが一番だとか。
丁寧なルーティンからセットされるパッティングの構えで、見ようによっては、グリーン上で何かを
考え込み腕組みでもしているかのようです。 職場すら失ってしまうかも知れなったアンカリング規制。
ジレンマを抱えながら、新しいルールと再び向き合っての優勝は、私も涙がこぼれそうでした!


「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです



まさかこんなことが起きるとはゴルフの神様は残酷だと。
優勝は素直に嬉しいですが、
もっと力強く勝ってほしいと思うのは贅沢でしょうか?
松山プロが世界のトッププロをぶっ飛ばすような勝ち方をしたように、
日本女子プロにも韓国プロを踏み潰すような勝ち方をして欲しい、
そう考えるのは私の捻じれた偏見でしょうか?
毎回のように韓国プロに踏み潰されている日本プロを見てますと、
あの18番はまたもや再現されるのかと落胆してしまいましたから。
日本人女子プロの皆さん、
今年は是非とも華麗で力強いプレイでワクワクさせてください。
誰か でてきてくれれば良いんですが ・・・
そんな中、唯一期待できるのが、柏原明日架選手(20歳)でしょうか?
168cmの大型プレーヤーで、大きなスウィングアークから日本人離れしたボールを打ちますね。
先週のTポイントレディスの実況を見ましたが、抜群のショットメーカーぶりで、2m前後のパットが一つ入っていれば彼女の初優勝が見れましたね。
体幹がしっかりしてるので、ショットの様子は松山英樹の「女」版のようです。
メンタル面も強そうですから、今年は3勝(?)くらい勝つのかも?
ようやく、女子プロで、世界に通用しそうなプレーヤーが誕生しそうな予感がしています。
https://www.youtube.com/watch?v=Yvyzg5oomxc
明日架ちゃんの素顔が見える動画があります。
17歳下の弟(現在3歳)さんが可愛くてしようがないそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=BS2zCu5caYc
柏原プロ以上に期待されていた渡辺綾香プロ(22歳)ですが、Tポイント最終18番ホールでのプレーにはガッカリしました。
セカンド残り125ヤードをショートアイアンで打ったのに、ピン左の池を恐れて、ピン右15ヤードも離れた所へ打ち、3パットでプレーオフに進めず、自滅しました。
丸山茂樹にアプローチを教わり、自信がつき始めたようですが、メンタル面の強化が課題になりましたね。
多いに期待できる柏原明日香プロですね。
20年の東京オリンピクえは24歳、彼女が中心となっているかも知れません。