タイでゴルフ友達になりましょ。

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ここしばらくは、給料問題が続きそう …

2012年07月31日 | タイのちょっと気になる報道!
  
 今年4月に 実施された法定最低賃金の引き上げに関して、日本で言う組合かな、タイ労働者
団結委員会に 労働者からの苦情・相談が5,000件を 超えていることが、ニュースとなっています。

やはり 簡単にはいきませんよネ。 同委員会が設置した相談窓口に、4月以降寄せられた苦情・相談は
計5,134件とか。 法定最低賃金が実際に 支払われていなかったり、福利厚生や諸手当を カットされる
ケースが多発していると いいます。 主な内容を 列記してみると ・・・ ( )内は主な業種。

 

1.法定最低賃金の支払いを 規定通り受けていない 2,380件。 (ホテル・自動車部品・物流・宝飾品)

2.最低賃金の引き上げに伴い、役職や勤務場所を 変えられたり、福利厚生の一部を カットされる
  ケースが多い 2,168件。 (繊維・衣料品)

3.福利厚生・諸手当と賃金の合計額が最低賃金とみなされる 586件。 (サービス業・電子部品・物流・
  食品・家具)

 

この他にも、最低賃金の支払いを 求めると解雇すると脅される等、同委員会は、こうした苦情・相談の
内容から、半数以上の企業が最低賃金の支払い規定を 順守していない可能性があると指摘して、

「政府が決定したことだ、タイ労働省は監督機関として積極的に 検証するなり関与しろ」 と同委員会は
訴えています。 来年全国で この法定最低賃金引上げが実施され、一波乱も二波乱もありそうですヨ。

 

しかし クレーム出来る正規労働者はいいですが、統計局によると、労働者に 占める非正規労働者の
割合は 昨年で62.6% (計2,460万人) おりますからねぇ~ 地方に 行けば行くほどに、非正規労働者は
増えます。 バンコク32.2%、中部48.5%、北部72.2%、東北部77%、南部60.3%、と なっています。

非正規労働者の平均月収は4,525バーツで、正規労働者 (1万1,223バーツ) の約4割程度かな。
どうも、この辺が 置き去りにされているような気がします。 因みに、非正規労働者の65%は
学歴が小卒以下で、就労先は農業が61.4%、サービス業が29.7%を 占めているとか ・・・・

 

そんな中、タイ政府は24日の閣議で、バンコク都知事・都議らの昇給が承認されて、一般タイ人から
羨ましがられています。 最高の都知事の月額給与で、10万4,330バーツから 11万120バーツ に
引き上げられるようです。 11万120バーツというと、今のレートで約 27万5千円くらいかな ・・・

また タイ中央銀行が調査した各業種別平均月収によると ・・・

 

政府部門で16,414バーツ、民間部門で 8,063バーツ と、お役人は民間の倍ですネ。 
業種では、農業4,900バーツ、製造業 8,250バーツ、建設業 6,322バーツ、ホテル・外食 7,490バーツ
金融・保険 21,328バーツと なっています。 これでは 政府関係の仕事に 勤めたがりますよねぇ~
法定最低賃金の引き上げで、いろいろなモノが見えてきます ・・・  


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