タイでは今日19日は「万仏節(マーカブーチャー)」という仏教日で祝日です。
随分と知られるようになりましたが、タイの仏教日では酒の販売が禁止されます。
違反者には6カ月以下の懲役、1万バーツ以下の罰金が科されます。レストランでも提供して
くれません。 外国人には販売しても良さそうに思えますが、これはタイのルールですからネ。
今日の「万仏節の日」とは、釈迦がウェールワン寺院を訪れた際、悟りの境地に達した
1,250人の弟子が一堂に会したという奇跡的な出来事と、お釈迦さまから入道儀式(髪の
毛を剃るなど)を受け、悟りの境地に達したことを祝う日です。 寺を訪れた人々は、
説法を聞き、手に蝋燭・線香・花を持って、本堂や仏道を三巡するなどの慣習があります。
近代国家になってからは、特にバンコク市内では このような慣習が薄れてきており、 余り
「寺院に行ってきた」なんて声を聞かなくなりましたが、地方では まだ色よく残っています。
信仰深い家庭に育ったタイの人は、仏教日には必ず休暇を取って実家に帰る人も多いですネ。
タイの仏教は「上座部仏教(じょうざぶ)」ですが、近隣諸国のカンボジア、ラオス、
ミャンマーも同じで、やはり今日は祝日です、万仏祭などとも言われる国もあります。
昔は上座部仏教のことを「小乗仏教(小さな乗り物)」という呼んでいた時代もありましたが、
大乗仏教から付けられた差別語だということで、 今は「上座部仏教」に統一されていますネ。
昨年1月、タイ統計局が全国の2万7,960世帯を対象に実施した宗教調査で、信仰する宗教は
仏教が93.5%、イスラム教が5.4%、キリスト教が1.1% だったとのこと。因みに 地域別では
仏教が東北部で98.9%、中部で97%、北部で96.9%を占めました。バンコクは仏教93.7%
イスラム教5%、キリスト教1.3% で、南部は仏教70.9%、イスラム教28.9%でした。
“タイの国民は90%以上が上座部仏教を信仰している仏教徒” と、よく言われるように、宗教
調査でも このような数字に ・・・ そして、日本人以上に信仰心が厚いのは周知の通りです。
ですから、タイの人のタンブン(タイ語でお布施をする・徳を積むという意味)に対する意識は
強いですネ。お布施をし誰かの為に役に立てば最終的には幸せが自分に返ってくる、自分が出来る
範囲でみんなを幸せにする、タンブンすればするだけ、自分も幸せが増えるという考え方です。
タイの人たちは生活の至る所で タンブンを通じて仏教心が強く根付いています。
タンブンには、
* お坊さんに食物や生活用品を差し上げる(朝の托鉢も然り)。
* 貧しい人にお金や食物を恵む。
* 社会貢献や寄付など、見返りを求めない良い行ない行いをする。
* 鳥や魚など籠に入った生き物を逃がして自由にしてあげる。
* 先祖や亡くなった人を供養する。
* お寺に行きお坊さんの説法を聞いて心を清らかにする。
* 仏教の戒律を守る。 ・・・・・ と、 いろいろな仕方があります。
私も日本人の友人たちも、今日のような仏教日になると “タンブン” という言葉を意識しますネ。
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