タイでゴルフ友達になりましょ。

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コロナ禍によって、唯一の恩恵が生まれている!

2020年07月26日 | タイの出来ごと、あれこれ
 
 世界の新型コロナウイルスの感染者数が1,600万人に届こうとしている今、死者数も
64万人を超えました。世界の188カ国で苦しんでおり、第二波が来ている国々も ・・・

しかしながら、唯一 コロナウイルスで恩恵を受けている所があるよう、それは自然界です。
タイ国もその恩恵を受けています。普段は観光客で賑わうバンコクの南約475キロのタイ湾に
浮かぶサムイ島で、ウミガメの一種であるタイマイの産卵が3倍に増えているといいます。

 
 <タイマイの赤ちゃんが増えている>

タイで二番目に大きなサムイ島の観光業は大きな打撃を被っていますが、ステイホーム政策と
外国人の入国禁止措置が、皮肉なことにタイマイの産卵と卵のふ化に大きな変化を生んでいます。

タイ南部のビーチには世界でも有数のウミガメの営巣地があります。世界中で人々が活動を
停止する中で、ウミガメの繁殖が増える等、野生生物の活動が活発化しているといいます。

 
 <子ガメを見守る天然資源・環境省スタッフ>

日本人観光客も多いプーケット島でも、世界最大級のウミガメ「オサガメ」が産卵し、約400匹が
ふ化したといいます。“これほど多くの卵が確認されたのは15年ぶり” と驚いているそうですヨ。
他の場所で種類の違うウミガメの巣が15カ所も見つかり、この20年で最も多かったようです。 

また、やはりタイ南部のリボン島沖の海で、ゆったりと泳ぐ30頭以上のジュゴンの群れが ・・・
ウミガメやジュゴンだけでなく、この海域に生息するイルカなど全ての海洋生物、さらには、

そうした海洋生物の餌になるヤドカリなどの生物も個体数が増えているといいますからネ。
観光閉鎖により、旅行者の減少は、海や川に住む野生生物に、大きな恩恵を与えているよう。

 
 <ジュゴンの大群>

絶滅の危機にひんしているジュゴンの大群や多数のウミガメの産卵が確認される機会が増えている
ことを重要視し、タイ天然資源・環境省では 新型コロナウイルス感染症の終息後も、自然界が残る
国立公園を2~3カ月ほど閉鎖することにしました。少しでも自然を保護したい、との考えです。

タイには157の国立公園があり、うち26が海洋公園です。コロナ対策のため、3月下旬から
観光客の立ち入りを禁止していますが、公園内でも “良い異変”が多く報告されているとか。

 
 <タイ南部・アーントーン国立海洋公園> 

人が近寄らない、観光客が来ないことで自然界の生き物が帰還したのは間違いないな。タイでは
プラスチックごみを誤飲したジュゴンやクジラが相次いで死亡し、社会問題化していました。が、
最近はステイホームと外国人入国禁止からゴミが減り、そんな報告はされていないといいますネ。

天然資源・環境省によると、26の海洋公園だけで年間計15億バーツ(約50億円)の収入が
ありました。観光立国がそれを縮小するのに反対の意見もあるようです。が、ここは やはり
自然界のことを考えるべきかな。これもコロナ禍のピンチをチャンスに変える一つかも ・・・   



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