日本の中年ゴルファーを励ましてくれるのは、50歳のプラヤド・マークセン選手だけではありません。
タイのゴルフに精通し、流暢なタイ語をあやつる 47歳の塚田好宣プロもその一人でしょうネ。
開催されていた国内男子下部チャレンジツアー最終戦 「JGTO Novil (ノヴェル) FINAL」 の
最終日、前週を賞金ランク1位だった塚田好宣プロは、通算4アンダーの9位で終わりました。

丸山茂樹・藤田寛之プロらと同学年ですが、今季、同ツアー2勝を含めて、獲得賞金を約551万円に
積み上げ、チャレンジツアーの賞金王を獲得。 記録の残る1999年以降では、ツアー史上最年長で、
翌年1年間のレギュラーツアーの出場権もゲットしました。
前半戦はレギュラーツアーと掛け持ちをしながら精力的に下部ツアーにも出場していました。 現在
レギュラーツアーでの賞金ランク132位と厳しい位置ですので、終盤戦は下部ツアーでの賞金王に
照準を合わせてやって来たそうですが、若いホープがたくさんいる中で、踏ん張りましたねぇ~

<チャレンジツアーで2勝>
塚田好宣プロが知人の紹介をきっかけに初めてタイを訪れたのは2003年。 日本の大学を
中退後、米国や豪州でゴルフ修行し、1999年に日本のプロテストに合格。 必死の思いで飛び
込んだプロの世界でしたが、現実は厳しく苦悩している、そんな不遇の時代だったそうです。
初めてのタイで、ゴルフ環境の素晴らしさに感激して年に1度は、ゴルフ合宿を目的にタイ
各地を訪れるようになったそうです。 それ以来、アジアとの関わりが深まっていきました ・・・
タイを “第2の拠点” としてから、塚田プロのキャリアは好転していきます。 2004年にはシンガポールで
行われた 「第1回のアジアの予選会」 を通過して、全英オープンに出場。 翌年に日本シード権を初取得。

<日本でタイ人キャディとプレーすることもたびたびです>
その後、アジアンツアーと日本ツアーを掛け持ちするシーズンが続き、現在に至っていますが、
2013年の国内ツアー開幕戦 「東建ホームメイトカップ」 で悲願の初勝利をマークした国際派です。
日本がオフになると、今では多くの男女含めて日本人プロがタイに押し寄せますが、毎年 13年以上もタイで
ゴルフ合宿に来ていた塚田プロ、日本人プロでタイのゴルフを語らせたら右に出る者はいないでしょうネ。

<キラデク・アフィバーンラト選手の相談にも乗っていました>
日本ツアーにはタイ語を操れる関係者が少ないですから、タイ人プロが上位に立った時など
彼らのインタビューに駆り出されたりします。 また、タイ人プロとも親しいですから、現役
プレーヤーにも関わらず、通訳代わりの存在としても頼りにされているそうですヨ。 そうそう、
米国では ニューメキシコ陸軍士官学校で英語も実践済みですから、英語もあやつります ・・・
ライザップでダイエットし トレーニングもして、スイング矯正など足掛け2年くらいやってきたことが今、
ようやく身についてきたそうです。 今年は2013年に優勝した時よりゴルフの感覚など良いようですヨ。

47歳ながら精力的に自身のゴルフの改革に努めてきた成果が表れてきて、ツアーで300ヤードを飛ばす
と言いますから凄いですよネ。 食事も制限して体重を10キロ減らして、体が動くようになったようです。
でも好きなお酒は止めないそうですから、オフになるとバンコクの繁華街で、スリムになった彼を
見かけるかも知れません。 来年の “中年の星” は塚田好宣プロになってもらいたいですネ ・・・


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